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《碁石(ごいし)茶》

5月の第三週の五日間をかけて四国のドライブに出かけた高坂さんから、お土産にこの「碁石茶」をいただいた時はちょっとびっくりしました。

「これ、これ、これ欲しかったんだよ。」というと、「ほんとですか?」と疑われたけど、ほんとにホントです。
だって、Page 08でプーアル茶のことを書きましたよね。そのプーアル茶と同じ製法のお茶なんですよ、この碁石茶が。偶然というか何というか、来るときは来ますね、欲しい情報が。

箱には
「この碁石茶は、高知県大豊町に産する、全国で唯一の固形茶で、製造過程で碁石状に切って天日に干すことからこの名があります。
ルーツは遠く中国の雲南省と言われていますが、中国南西部およびインドシナ半島の漬物茶ないしはプーアル茶の手法を真似た後発酵茶です。

中国雲南省に住む少数民族のプーラン族が作っていたお茶に「酸茶」というのがあります。これは、カビを発生させた後に、竹筒に入れて土中に埋めて微生物によって発酵させるものです。

この酸茶と碁石茶は原理的には同じです。大きな桶に押し固めるようにして詰め、さらに漬物を漬けるときと同様に重しを置いて圧力を加えて固め、天日乾燥後2cm角に切ります。」
とありました。

ひとつ残念なのは、この碁石茶はティーバッグになっているので、茶葉をみることができなかったこと。でも、味見をするのは初めてなのでこれで十分です。

さて、これをポットに入れてお湯を注ぎ、2分待って飲んだのがこれ。

箱にも書いてありましたが、一煎目は酸味があり、少し飲みづらいかな。

2煎目は全く色が出ませんでした。酸味もなくなりました。
一煎目で出し切ったようですね。
1,2煎目ともかすかにプーアル茶的な味がします。

(この記事は2006年からの抜粋です。)










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