Photo & Text by Higaeri

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神原さんからの宿題>

出発の前々日、こんな宿題をもらいました。

1)安渓は観音信仰の盛んな土地と聞きます。観音様の写真を1枚お願いします。
2)茶店のおばちゃん(おじさん)がお茶をいれてくれる写真が欲しいですね。 どんな道具を使っているか、どんなおばちゃんか知りたいです。
3)そのおばちゃんの自分用に飲むお茶はどんなのが好きか訊いてみて下さい。
4)武夷岩茶と鉄観音の違いとか。
5)安渓の人達は緑茶は飲まないのですか?

なるほど。プロな質問。がんばってみよう。黄さんもいるし、わたしの中国語のへぼさも関係ない。

泉州の列車は2路線しかなく、一つの汽車が
1日に1回往復しているだけなので、時刻表と料金表は超単純。

泉州から安渓県へ>

安渓は泉州の一部だといっても、汽車で1時間半。そこから黄さんのいなかまでは更に1時間半。沖縄本島の全長と同じ120キロが1つの市だなんて、中国の広さに圧倒。6時学校発で、7時半の汽車。窓の外がだんだん山っぽくなってくる。車窓から見える畑は、ほぼお野菜畑。

だんだん山っぽく


お茶畑が多くなってきた


山とお茶畑に飽きたため旅ノート記入(ノーメイク)

汽車の中で、乗客のほとんどがひまわりの種を食べまくっている。わたしも黄さんの準備してくれた「緑茶瓜子」を。種を食べるのも、11ヶ月半もいると、だいぶ上手になってきた。でも、中国人みたいにインコ並なテクニックと、気だるい雰囲気で食べられるようになるのが目標。わたしは必死こいて食べてしまうのでかっこ悪い。
種に飽きたら、二人ですごろく大会。これ、持って来て正解。

中国の汽車はこんな感じ。
日本語とすごろくと、旅ノートに書いてる日本の文字に興味津々だった乗客たち





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