[ 神原通信 ]

 

2020年8月5日(水

<日活映画4本

高田くん、こんばんは。今回は映画です。プライムビデオって意外な映画が出ていたりするので、あなどれません。これで月500円は安い!


銀座

「銀座24帖」1955年(監督:川島雄三)・・・キャプションには「時代の尖端を行く銀座風俗の中に生きる人間の善意が、如何に生き難いかを描いた井上友一郎の小説(週刊朝日連載)を映画化。ネオンと流行の影にひしめく都会の青春ドラマ。」と書かれています。
戦後10年の東京銀座の風景を森繁久彌がナレーションで紹介しながらストーリーが展開するという変わった演出の映画でした。

川島雄三監督の作品は、ツタヤで借りた「しとやかな獣」(1962年大映)に圧倒されて、他の作品を探したんですが見当たらず、今回の作品が2本目です。

ストーリーはそれほど面白いわけではないですが、三橋達也、月岡夢路、北原三枝、大坂志郎、岡田真澄、芦田伸介とスターが続々登場。そうしたベテラン俳優に混じって子役の浅丘ルリ子が一際オーラを放っていて、これだけでもこの映画を観る価値はありますね。

あるブログで「川島監督自身が、原作から離れ、筋はどうでもよく、銀座を画きたかったとされている」と書かれていましたが、正にそんな映画でした。


紅

「紅の拳銃」1961(監督:牛原陽一)

「赤木圭一郎の代表作、傑作、遺作」だというので観てみました。レビューでも書いてあるように「殺し屋の物語にしては、そこはかとなく温かさを感じるという不思議なテイストを味わえます。」

一番グッときたのは殺し屋を育てるために拳銃の断面を図解で説明したり、拳銃を扱うコツを説明するくだり。試験だってあります。男ってこういうの好きですよね。

女優(白木マリ、笹森礼子)とのからみも少ないし、台所で垂水悟郎が右手が利かないので左手だけで野菜を切ってたり、怪しい中国人が出て来たり、見所満載で、ホントに不思議な映画でした。


けんか

「けんかえれじい」(1966)監督:鈴木清順

その昔(1974年頃)近鉄布施駅近くの映画館まで「鈴木清順特集 オールナイト5本立て」を観に行ったことがあります。そうだよね、高田くん。
これが何本目だったか忘れたけど、途中で寝てたからうろ覚えなんですよ、この映画。
だからもう一度観たんだけど、むちゃくちゃやね、この映画。設定が昭和10年なんだから、当時はこれが普通だったんだろうけど(そんなわけないか)、けんかのやり方がもうタランティーノですね。たわしに五寸釘を5,6本刺して、それにひもをつけてぶん回す。相手の顔に刺さって血を流す。なぜこれが白黒映画なのが分かりましたよ。

ヒロイン役の浅野順子ってどこかで見た事あると思ったら、大橋巨泉の奥さんでした。

Wikipediaの概要が面白いので転記します。

「「悲歌(えれじい)といっても、詩情あふれる序奏のようなものはない。さっそく喧嘩の本題に入りたい」から始まる原作は昭和10年頃の旧制中学において「バンカラ」と呼ばれた少年たちが喧嘩に明け暮れる日々を描いた、鈴木隆の同名小説が原作、新藤兼人が脚本を書いた。鈴木清順の監督起用は、先に鈴木が『悪太郎』『悪太郎伝 悪い星の下でも』を成功させた功績を会社が見込んでのことだったが、鈴木は「脇役が面白くない」などの理由で脚本に大幅な改変を加え、更に原作にも脚本にもない、北一輝と主人公との遭遇を追加し、それでも満足できなかった場面は、撮影中に即興演出による改変を加えた。主演の高橋英樹は「わけもわからず演技をしていたが、出来上がった作品を観て名作だと確信した」と絶賛したが、脚本の新藤兼人は「これは自分の作品ではない」と不満をあらわにした。」

場面転換もハチャメチャなのでホントにこれって名作なんだろうか?とか思いながら、途中で観るのを止める決心がつかなくて最後まで観てしまいました。でも、ラストは強引すぎますね。「けんか」というファンタジーが政治に汚されてしまいました。


流れ者

「東京流れ者」(1966)監督:鈴木清順

「けんかえれじい」と同じ年に公開された映画。さすがプログラムピクチャー。なりふり構わず映画を作っていた時代の作品です。これも場面転換が昔、貸本屋で見たような劇画とそっくりで、モンタージュもくそもない、めちゃくちゃな展開。
「俺はヤクザは辞めたんだ。」といいながら拳銃ぶっぱなし、松原智恵子に「あぶないことはしないで。」って言われたのに、大乱闘。観ているこっちはぽっか〜ん、ですね。
この映画が救われているのは、渡哲也と松原智恵子のふたりのおかげです。ふたりともオーラが出まくって、観ている間ずっとうっとりしてました。話なんてどうでもいいです。渡哲也は笑うと可愛いし、松原智恵子はフェロモン出まくってました。(笑)

あ〜、面白かった。

 

<今日のチャイ

ネタ枯れしていますが、それにも関わらず、毎日チャイは飲んでいます。今日はマサラチャイ。最近の神原チャイは全然渋みがない。紅茶好きの人はこの味を受け入れてくれるのだろうか?
さて、毎日チャイでは飽きて来るので、今日はチャイの後に、黒茶を久しぶりに飲んでみました。10年前に買った「雲南沱茶(うんなんとうちゃ)」、雲南省下関(げかん)の美味しいヤツです。透明感のあるお茶の色、まったりとした黒茶独特の味は、昔より一層美味しくなっているような気がします。
ちなみに、サントリーの「黒烏龍茶」ってありますよね。あれと黒茶とは関係ありません。原材料名には、福建省産の烏龍茶に烏龍茶抽出物とビタミンCを添加していると書かれています。後からポリフェノールを追加して濃度を濃くしてある。だから余計な渋みがある。美味しい黒茶は、空気中の微生物によって発酵が進み、雲南産の茶葉の渋みが緩和された味になっているのです。この黒茶は、安物にありがちな臭みが全くありません。

 

<今日の1曲>

1964年、僕が小学校4年生(9歳)の夏に流行ったサーフィンの歌謡曲があって、「のってけ、のってけ、のってけサーフィン、たいようのかなた♪」というフレーズが今でも頭の片隅に残っています。後年、この曲はアストロノーツの「太陽の彼方へ(Move'n)」の日本語バージョンだと分かりましたが、日本では誰が歌っていたのか思い出せませんでした。

が、今ではYouTubeという便利なものがあって、やっぱり出てきましたね。

『太陽の彼方に 藤本好一」

藤本好一?誰、それ?全く知らない。というかこの曲しか知らないし。それにしても、堅苦しい歌い方です。コーラスが怖い。

 

2020年8月3日(月

<サーフィン&ホットロッド

高田くん、こんばんは。

1989年に買ったオムニバス・アルバム「THE ENDRESS SUMMER Surf & Hotwheels HIT GRAFFITI 30」の曲が、31年後の2020年8月3日現在のYouTubeで聴けるのか、調べてみました。

1 パイプライン ベンチャーズ
2 サーフィン ビーチ・ボーイズ
3 サーフ・シティー ジャン&ディーン
4 リトル・ホンダ ホンデルス
5 ワイプアウト サーファリーズ
6 パサディナのおばあちゃん ジャン&ディーン
7 太陽の渚No.1 ジャン&ディーン
8 サーファーガール ビーチ・ボーイズ
9 太陽の彼方に アストロノーツ
10 サーフ・パーティ アストロノーツ
11 愛しのジュディ ビーチ・ボーイズ
12 サーフィン・U.S.A. ビーチ・ボーイズ
13 ハワイ・ファイブ・オー ベンチャーズ
14 ヘイ・リトル・コブラ リップ・コーズ
15 サイド・ウォーク・サーフィン ジャン&ディーン
16 ローウンチー ベンチャーズ
17 ヘルプ・ミー・ロンダ ジャン&ディーン
18 ドラッグ・シティー ジャン&ディーン
19 ダイヤモンド・ヘッド ベンチャーズ
20 夢見るバービー ビーチ・ボーイズ
21 サーフィン・サファリ ビーチ・ボーイズ
22 ポイント・パニック サーファリーズ
23 G.T.O.でぶっとばせ ロニー&デイトナズ
24 いかしたクーペ ジャン&ディーン
25

ウォーク・ドント・ラン'64

ベンチャーズ
26 アパッチ ベンチャーズ
27 バーバラ・アン リジェンツ
28 危険なカーブ ジャン&ディーン
29 レベル・ラウザー デュアン・エディー
30 スリープ・ウォーク サント&ジョニー

一応曲自体は探せましたが、ひとつだけ全く見つからないグループがありました。
ザ・サーフ・ボーイズっていうバンドだけど、「太陽の彼方に」「サーフ・パーティー」「サーフィンU.S.A.」「ヘルプ・ミー・ロンダ」「ポイント・パニック」「アパッチ」の6曲は、YouTubeには出て来なかったので、他のグループの曲に置き換えました。

しかし、曲があるのにバンドが出て来ないというのは、どういうことなんだろう。そんなグループは存在しないのか?忘れられているのか?それともスタジオ・ミュージシャンが適当に集まって曲を録音したのか?どこかのグループのカバーなのか?版権の関係で載せられないのか?ま、そういうのってよくあることだから、ま、いいか。

それにしても、やっぱり夏は「サーフィン&ホットロッド」だね。エアコンの効いた部屋で何も考えずに聞き流すにはもってこいです。

今回聴き直して、ジャン&ディーンの曲はやっぱりいい!というのを再確認しました。それと、最後の「スリープ・ウォーク」っていうのを改めて「いいんじゃない?」と思ったのが収穫でした。
AppleMUSICでファースト・アルバムをダウンロードしたよ。けっこういいです。


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