[ 神原通信 ]

2024年5月19日(日

<『恐怖の報酬(1977)』オリジナル完全版 >

恐怖の報酬

ブルーレイ画質★★★★★

この映画観てなかったんですよね。一度ツタヤで借りた事あるんだけど、最初の10分ぐらいで観るのを止めて返したんです。なぜかというと、この映画の元になったアンリ=ジョルジュ・クルーゾーの「恐怖の報酬」をなぞっているだけに見えて、「面白くなさそう。」と思ったから。

でも、その後、気持ちが変わったのは、監督のウィリアム・フリードキンのドキュメント「フリードキン・アンカット」を観たからです。

フリードキン

このドキュメントがどういうものかというと、

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『フレンチ・コネクション』(71)でアカデミー作品賞・監督賞ほか5部門受賞、『エクソシスト』(73)で全世界にオカルト・ブームを巻き起こした巨匠ウィリアム・フリードキン自身のインタビューを軸に、エレン・バースティン、ウィリアム・ピーターセン、ウィレム・デフォーなどのフリードキン作品出演者のほか、盟友のフランシスコ・フォード・コッポラ、フリードキンを敬愛するクエンティン・タランティーノやエドガー・ライトなど錚々たる面々がフリードキンについて語り、映画監督としてのフリードキン、一人の人間としてのフリードキンを浮き彫りにしていく。2018年ヴェネチア映画祭でワールドプレミア上映され、最優秀ドキュメンタリー賞にノミネート、イタリアのアカデミー賞ともいわれる2019年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞・最優秀ドキュメンタリー賞にもノミネートされた。(C) 2018 Quoiat Films

監督フランチェスコ・ツィッペル

ジャンルにとらわれず常に新しい映画を追求してきたウィリアム・フリードキン監督。その人物像や作品づくりを、本人のみならずコッポラやタランティーノなど彼に縁のある監督・俳優へのインタビューで掘り下げる。

映画におけるリアリティを徹底的に追求し、『フレンチ・コネクション』『エクソシスト』などジャンルを問わず傑作を次々と生み出したウィリアム・フリードキン監督が、自身の作品について振り返る。一方、フリードキンの盟友フランシス・フォード・コッポラ監督や崇拝者であるクエンティン・タランティーノ監督が独自の表現手法や作品の完成度を絶賛し、エレン・バースティンやウィレム・デフォーら名優が出演作の撮影裏話を語る。」

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というもので、 このドキュメントを観てすっかりフリードキン監督のファンになってしまったのです。(今ならAmazonプライムで観られます。)

かなり辛辣な物言いをする監督ですが、「自分を信じている」ことが明白で、ウソがない。
拘りが強過ぎて失敗もするけど、まわりの人間が放っておかない。商業的にウケたのは「フレンチ・コネクション」と「エクソシスト」のみだけど、その後も作品は作り続けていられたのは、かなりのファンがいたからですよね。タランティーノの絶賛ぶりを聞いていたら、他の作品も見たくなってくるのは僕だけではないと思います。

さて、彼によると「恐怖の報酬(1977)」は「リメイク」ではなくて、「プロット(筋)は同じだけど、あとは全く別もの」だというのです。ニトログリセリンを積んだ2台のトラックに乗り込んだ4人の男たちが目的地に着くまでがおおまかな筋なんですが、内容的にはそのスリルの描き方が違うという。

ここまで言われたらもう観るしかないと思い、¥2,227でしたが買ってみたのです。

で、結果は・・・満足しました。ま、ちょっとした不満はありますが許せる範囲。緊張感満載で、こういう映画は「いつもハッピーエンドを求める人」には勧めませんが、僕は大好きですね。

この映画を観たら、次に買うブルーレイが決まりました。
「フレンチ・コネクション」です。
この映画が公開された1971年は、僕が高校2年の時。
成績も下がり始め、憂鬱を振り払うために映画にのめり込んでいった時期にこの映画と出会い、さらに映画に深く入り込んでしまった因縁の映画です。主演のジーン・ハックマンが好きになり、「ポセイドン・アドベンチャー」も印象的な演技をしてました。1979年には「スーパーマン」で悪役を演じ、1974年の「ヤング・フランケンシュタイン」では、ちょい役の盲目の神父をコミカルに演じ、さらに好きになった思い出があります。





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