[ 神原通信 ]

 

2018年10月12日(金)

<VESAマウント搭載 iMac27インチ/5K(256SSD換装)届く>

 VESA(ヴェサ)マウントとは、モニターを壁面に固定したり宙に浮かせる為のアームに取り付けたりするためのマウントのことで、iMacの台座を外してこのマウントを取り付けた特別なiMacを、別売りの(机の端に固定した)可動アームにネジ止めすると、上下左右前後にモニター画面が移動するという代物です。(なかなか言葉で説明するのは難しい)
 これを「Mac100%」という雑誌で見つけてひとめぼれし、これもリフォームを機に買ってしまい、それが昨日届いたのです。iMacとアームを合わせると約25万円。このお金は自腹なんですが、どこにそんなお金があったのかというと、ま、お金は天下の回りものなので、ある時はあるんですねぇ。アーム代の2万円は、貯金が足らなかったのでウチの奥さんに出してもらいましたけど。(笑)

 しかし、なぜ今頃一体型のMacを買う気になったのか?世の中、パソコンはノートパソコンの時代だし、TVでもドラマにMacのノートが出てくるシーンは数多い。僕もMacBookPro1台あれば、メールも書類も写真もHPも出来てしまう。それに、一体型だと液晶がダメになったらほぼ買い替えが必要になってくるのでコスパが悪すぎる。5年持ったとして、年間5万円の出費になる。「神原さん、今はMac miniがいいですよ。小さくてもパワーあるし、安いし。」と小野さんにも言われたし。

 でもね、デザインがいいし、画面が宙に浮いているし、アームがガシっと机にくっ付いているし、27インチもあるし、OSがハイ・シエラだし、フュージョンドライブじゃなくてSSDにしたし、5Kだし、それにオンラインでしか売ってないから僕の知り合いの誰も持っていない!とくれば、「買ってもいい」と思ったんです。

 で、昨日はお風呂の後に、緊張しながら、本体とあらかじめ購入して机に取り付けてあった可動アームをネジで繋げて、パワーオン!・・・設定に約5分を費やしたあと、シエラネバダ山脈の壁紙が現れた。
 まずは、ファインダーでプライムビデオに切替え、昨日の「宮本武蔵:般若坂の決斗」の続きを観る事にしました。ヘッドフォンは、半年前に買ったJBLのワイヤレス(5,000円の安物)ですが、古い映画しか観ないしこれで十分。画面が大きいと迫力あります。

 その昔、「Sony命」だった頃、「トリニトロンカラーモニター:プロフィールPro(27型)」が欲しくて、2年ぐらいコツコツと小遣いを貯めて、25万円で買ったことがありました。このモニター、TVチューナーは付いていた(と記憶している)けど、アンプとスピーカが別売りになっていて、ステレオ装置に繋がないと音が出ないというめんどくさい商品だったので、ウチの奥さんからはひんしゅくを買いましたが、画質は最高でした。

 あれから25年が過ぎ、今は「Apple命」。奇しくも、同じ27インチのモニター(横に広いけど)を25万円で買う事になるとは、世の中不思議です。

 

 

2018年10月11日(木)

<ツタヤが消えた>

 ウチのうさぎ「ふぅ太くん」の爪切りを約3ヶ月おきに近所の動物病院「パナシア』でやってもらっています。先週の土曜日、キャリーバッグに暴れるふぅ太を押し込み、チャリで「パナシア」へ行ったら、道路を隔てた真向かいにあったツタヤの看板が外され、店内がからっぽになっていて、ちょっとびっくり。

 プライムビデオやネットフリックスなどの影響で、わざわざツタヤにDVDを借りに行くという人も減っているだろうし、リフォームで買い替えたTVのリモコンにもネット配信用のボタンがあるぐらいだから、実店舗はもう要らない時代になったんだろう。

 昨年、半年間仕事をしていなかった時期に、そのツタヤで映画を借り尽くしたこともあり、その時点で僕との関わりは既に終わっていたのかもしれないけど、今まであったものが無くなるというのはなぜか寂しい。いくらネット配信が増えたからといって、ラインナップが充実しているわけじゃないしなぁ。ツタヤにしかないものも結構あったし。ただ、実店舗の品揃えにも限界があるので仕方がないけどね。

 それはそうと、プライムビデオで増村保造の「大地の子守唄」レンタルしてくれないかなあ。あと、リチャード・フライシャーの「センチュリアン」と「ラストラン」。見逃した僕が悪いんだけど、なんとかしてください、Amazonさん。

 

 

2018年10月10日(水)

<宮本武蔵>

 先月から「Amazonプライム」に加入したので、無料の映画はないかなと探したんだけど、あるようでないのが「プライムビデオ」。まあ、よくできてます。観たいなと思う映画はレンタルしないと観れないようになってる。でも、なにか観たい。タダなんだし。

 というわけで、クリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」を観る事に。しかし、この映画、どこに感情移入したらいいのか分からない。というか、できない。そういう映画じゃないから。「戦争の悲惨さを描いた映画」だから、渡辺謙も二宮君もステレオタイプ化されているので、どうにもリアリティーがなさ過ぎる。スピルバーグ製作の映画だから仕方がないか。

 次は「次郎長三国志」(マキノ雅弘監督)を観てみる事に。この映画の主人公:次郎長の鶴田浩二も、山城新伍も、堺駿二も演技はうまいし、オールスターキャストだし、映画のカット割もうまいし、娯楽映画のお手本みたい。でも、楽しめない僕がいる。男らしい男(主人公)に都合のいい世界が広がっているだけ。僕なんか、こういう世界で生き延びるには、いいとこいって桶屋の主人ぐらいだろうなあ。鶴田浩二の子分にもなりたくないし。なので、15分ぐらいでポーズを押した。

 さて、次は何にしよう。「宮本武蔵」なんかどうだろう。昔、TVで観たような気もするけどどんな話だっけ。中村錦之助の演技だけは覚えてる。あの頃(といっても僕が小学生の頃だけど)の錦ちゃんは光り輝いてたからなあ。監督は内田吐夢。よく知らないけど名匠なのは知っているので、外れではないだろう。

 物語は、宮本武蔵がまだ武蔵と名乗っていた時代の話で、一介の農民:武蔵が、一旗揚げようと関ヶ原の戦いに挑んだが敗れ、通行手形のないまま関所を通ったことで役人に追われることになり、役人は姉を人質にして武蔵を捕まえ首を刎ねようとしたところを、僧侶:沢庵(三國連太郎)に救われ、沢庵は武蔵の中に何を見たのか分からないが、城主に願い出て城の一画に武蔵を幽閉させ勉学に励ませた結果、「宮本武蔵」となるところで「終わり」が出る。
 映画は物語をはしょり過ぎで、吉川英治の原作を読んでないとよくわからないストーリーになってる。(読んでないけど、たぶんそうでしょう。)

 ま、それはどうでもいいんだけど、三國連太郎の演技がうまくて見入ってしまった。のらりくらりとしていながら、実は頭の切れる坊主という設定で、スターウォーズでいえば、アレック・ギネスのような存在かな。中村の錦ちゃんは演技が過剰すぎて(そこがいいんだけど)、三國連太郎に主役を持って行かれたっていう感じの映画でしたね。脇では浪花千恵子の演技も迫力満点だし、内田吐夢監督も、見せ場はちゃんとじっくりと見せるし、なんか壮大なドラマを見せられている満足感がありました。

 さて、これってまさかこれだけじゃないだろうと思って調べたら、全5部作の大作でした。この映画が1961年の製作で、二作目が「般若坂の決斗」で、「宮本武蔵:二刀流開眼」「一乗寺の決斗」「巌流島の決斗」と1年毎に作っている。どうなんだろう?面白いのかな?ま、一応観てみるけどね。

 

 

2018年10月9日(火)

<ひとめぼれ>

 伊藤さん、こんばんは。

 先日買ったつや姫の報告をします。が、その前にウチの「ごはん事情/お米の消費量」を少々お伝えしておきます。

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 ウチの朝ご飯はパン食でお米は一切食べず、お昼は僕はお弁当(半合)で奥さんは麺類、夜がお米(二人で1合)とおかずたっぷりの晩ご飯という献立なので、お米は1日に二人で1.5合しか消費しません。こんな少量しかお米を食べない(炊かない)のに、お米のレポートをする僕をお許しください。焼酎やワインの時もそうだったけど、飲まない(食べない)くせに評価したがるこの性格、やっかいです。
 そんな我が家も、9月にリフォームを機に家電を一新。電気釜も買い替えました。今までは東芝のIHの5合炊きを使っていたけど、5合なんて一度も炊いたことないし、かといって2合炊きのデザインのいいのもなかったので、3合炊きの「象印圧力IH炊飯ジャー:極め炊き」を買いました。
 ウチは夫婦2人だけだし、歳も歳なので、一回に1合しか炊きません。お弁当には半合しか使わないので残りの半合はタッパーに入れておいて、翌日にもう一個タッパーができるので、晩ご飯にはその2個を電子レンジでチンして食べます。これ、あんまり美味しくありません。(半合でも炊けない事はないらしいが、計量が難しいのでやりません。)
 せっかく上等なお米を買っても、こんな状態なので農家の方には申し訳ないのですが、人にはそれぞれ生活パターンがあり、僕個人の趣味のためだけにご飯を炊いていたのでは結局ご飯が余ってしまうので、おいしい出来立てのごはんを食べられるのは、2日に一回となっています。

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 さて、3日に買った「つや姫」1kg(正味900g)を正確に計量するため、電気釜付属の計量カップにお米を入れて、パレットナイフですりきり1杯にして、お米研ぎ用の穴の開いたプラスチックボウルで丁寧に洗い、フッ素加工のお釜に入れて「目盛り1」にぴたりと来るまで浄水器(ブリタ)で濾過した水を加え、「白米 ふつう」でスイッチオン。かかる時間は59分。

 1合は約150gなので、朝夕含めて6回炊きました。間にまだ少し残っている「ななつぼし」も食べながら、900gを消費。出来立てのご飯を十字に切ってほぐし、味見用に少しだけ頂くのですが、やっぱり出来立ては粒が立っていておいしいし、弾力があって甘いです。(僕が独り者なら、1合全部をゴマの入った塩昆布で食べられるんですがねえ。)
 お弁当にしても粒立ちがいいので、ごはんだけ食べてもおいしいですし、ふりかけとかにも良く合います。

 さて、昨日、「おこめの美米庵」に行って、約束通り「ひとめぼれ」を購入。
 「これは新米ではないので少し堅いですが、よろしいですか?」「かまいません。次に新米を買いますから。」ということで、今回はセール価格の2kg 840円。 
 精米している間に、店内を少し見渡してみると、着々と新米が到着しているようで、興味津々。佐賀県とか熊本県とか九州産のお米もありました。ほかにも5kgで1,980円のブレンド米とか、お米じゃないけど八女茶も80gで600円ぐらいのもあって、今度買ってみようと思う。

 で、今日のお弁当は「ひとめぼれ」。「つや姫」より柔らかいと聞いていたのと、お店の人に「去年のものなので少し堅い」と言われたことを考慮して水は目盛り通りに入れて炊飯。美味しい美味しい。昨日の晩ご飯の残りの鶏の甘辛煮とよく合いました。「つや姫」の方が若干、味(甘み?)が強いかな。

 1日に1合半しか使わないので、色々なお米を検証するにはすごく時間がかかるけど、それもまた楽し。次は「銀河のしずく」を買ってみようかな。

 

 

 

2018年10月8日(月)

<スズヤ>

 先週の土曜日、今から42年前(1976年)に僕がバイトしていた北浜のお菓子屋さん「スズヤ」へ行ってきました。下の写真はネットから拝借したものですが、昔もほぼこんな感じで全然変わっていませんね。店が簡素なのはお菓子をほぼ卸値で小売りをしているからで、質と安さのお店として今でも健在です。

スズヤ外観

 ここは家族経営のお店で、当時は社長と奥さんと従業員2人とバイト2人の計6人が働いていました。僕の仕事は、写真に写っているお菓子の入った一斗缶(メーカーから運んでくる)をお店の裏に持って行って、そこで計量して袋詰めをして店頭に出すというもの。大学を卒業して印刷業に携わったあと、カンテで紅茶の袋詰めをするようになったことを考えると、何か因縁めいた物を感じずにはいられません。

 今はやってないようですが、ここの一番人気は「炒りたて落花生の量り売り」でした。
お店の奥に落花生を炒る機械があり(今は2階に置いている)、毎日社長が豆を炒って、写真に写ってないですがお店の左側にそれを山のように積み上げて、茶袋一杯の出来立てほやほやの落花生を500円で販売していました。北浜はオフィス街なので、事務の女性がよくお茶菓子を買いに来ていたのを覚えています。その落花生を炒る機械がこれです。(HPより)

落花生炒る

 この「先代」というのが社長のことで、今は息子さんが社長になって時々この機械を回しているらしい。
 当時は僕が朝出勤をすると、社長はすでに千葉県から運ばれたドンゴロスに入った生の落花生を機械に入れて回していましたが、これを回せるのは社長だけ。僕は一度も触ったことがありませんでしたが、今となっては「やってみたかったなぁ」と思いますね。

 さて本題はここから。この日、夜6時から同じく北浜で食事会があるので、その前に伺って前社長(93歳!)や従業員の大西さん(80歳でまだ現役で働いている!)に会おうと思ったわけです。
 そして、ご対面。何年ぶりだろう。30年前に来たのが最後だったような・・・。
 事務室に入って行くと、そこには30年前と同じ社長の顔が!「神原くん、久しぶりやなあ。ちょっとも変わらへんなぁ、がはは。」「社長さんもお元気そうで、しわもシミもないじゃないですか。若いなあ。」

 社長の奥さんは90歳なので、それなりに劣化(失礼)しているけど、社長はとても93歳にはみえないし、僕のイメージしている社長とあまり変わらなかったのが驚きでした。

「よく来てくれたなあ。今、なにしてんの?」「マンションの管理員をやってます。」「そうかいな。ええやんか。神原くんにピッタリやなあ。うんうん。そうかぁ。」

 3年前、大西さんに電話で「今、バイト探しているんですけど、スズヤで募集してないかなあ?社長に訊いてくれる?でも、僕のこと覚えてくれてるかなあ。」とお願いしたことがありましたが、後日、大西さんから「神原さん、ごめんね。社長は覚えてなかったわ。それにバイトはこの間決まったばっかりやねん。」「そうだよね。覚えてる方がおかしいよ。」

 社長は僕のことを覚えてなかったんだろうけど、さすが大阪商人、話を合わすなあ。笑顔を絶やさず、相手を傷つけず、相手をかすかに持ち上げてくれる、社長のそういうところが好きだから、辞めてからでも何回もここへ足を運んだんですね。今日も来て良かった。お土産に「マリーのチョコレートセット(無難なお土産)」と僕の本を差し上げたら、「この本、神原くんが書いたんかいな。すごいなあ。えらいなあ。」とまた褒めてくれる。お返しに現社長から「揚げ煎餅の缶入り」を頂いてしまった。申し訳ない。

 大西さんも相変わらず明るくて、80歳にして毎日1万歩以上歩いているとか。何でも気軽に話せたし、一度、社長以下6人で、白浜に連れて行ってくれたことがありました。いわゆる社員旅行ですね。社長にその話をすると「あの時一番歌が上手やったなあ。」とか褒めてもらったけど、「何歌ったんだろう。僕が歌えるのは昔のヒーロー物だけだしなあ。」と思いながらも「そうでしたっけ?」て笑って返事する僕。
 社長は写ってないけど、その時の写真があります。

大西さん

右から、僕と同じ量り売りの仕事をしてた高校中退の渡部君、手前が陽気な大西さん、配達要員の兄貴的存在の岸辺さん、そして七三で銀行員眼鏡の僕(この時22歳!)。綿パンにチェックのシャツは昔から定番です。

 以上で今回の話は終わりなんですが、この後、食事会は、中央公会堂が向こう岸に見える、とあるレストランで行われました。もう20年来のオタク友達(一応女性3人)が「チャイの学校:東京進出」を記念して開いてくれました。日頃管理員の仕事で、あまり誰ともしゃべらないので、一気にしゃべりまくり、話が終わらないので近くのスタバに場所を移し、しゃべり終わったのが21時過ぎ。次は友達の家に集まって「4人でチャイのお茶会」を開く事になりました。なんとその子(子持ちですが)の家の近く(西宮)では「阿蘇牛乳」が手に入るんだとか。俄然やる気が出てきました。

 

 

2018年10月5日(金)

<CAMPBELL'S Perfect TEA>

 高松の「まちのシューレ963」へワークショップで行った時、担当の小川さんから「こういうの知ってます?これもチャイ用の茶葉なんですよ。」と頂いたのが「キャンベルズティー」のパンフレット。「いや知らないです。」「今はこの茶葉ないんですけど、冬になったら扱う予定です。」とのことでした。メーカー国はアイルランド、茶葉はケニア産のCTC紅茶。パンフの写真は全然インド色がなく、最近よく「Pinterest」で見かけるようなおしゃれな写真。

 そのパンフには「5種のスパイスでつくる本格チャイ」のレシピが載っていて、シナモン、カルダモン、クローブのホールという定番のスパイスに、これまた定番のジンジャーのスライスとブラックペッパーのホールを足したマサラチャイ(という言葉は使っていないが)を作るというもので、<2〜3人分>で、大さじ山盛り1杯の茶葉(推測で、約10g)、水250ml、牛乳250mlを指定しています。

 作り方は、ほぼ僕のレシピに近いけど、違うのは、牛乳を足したあと、「弱火でゆっくりと温め、沸騰する手前で火から降ろす」ところ。牛乳を足してからは煮込まないという考え方です。茶葉がそういう性質なのかもしれない。だとすると、出来上がりの分量は2人分にしてはかなり多いので、3人分と考えた方がいいかな。

 ネットで調べたら、缶入りがあって、いい感じの缶なので買おうと思ったら500g入りしかない!ので、それに、3,200円もするし、好みの味じゃなかったらどうすんねん!ということで、しばらくは保留することにしたのでした。

 それから2ヶ月が過ぎ・・・・前にも書いたけど、カンテの茶葉の入荷が遅れていて、いつまでもカンテに頼っていたんではダメだなと思い、色々と試行錯誤を繰り返している最中なのですが、このキャンベルズティー、味だけでも確かめておこうと、再度ネットで検索して、250gの袋入りの方を買ってみる事にしました。こちらは、1,690円なんだけど、送料と決済手数料合わせて730円!もかかって、結局2,420円も払う事になった。結構いい値段するなあと思ったが、自分の売ってるのと比較したら、そうでもなかった。僕のも結構いい値がするんだ、やっぱし。

 届いた袋を開けて、いつも通りの要領でチャイを作ってみた結果、そこそこおいしいけど、茶葉の色が薄いので、少し多めに使った方がいいように思いました。

 というわけで、「キャンベルズティー」と「神原チャイ」の比較をご覧ください。

  キャンベルズティー 神原チャイ
グラム数と金額(通販の場合) 250g / 2,420円 240g / 2,640円
1g単価 約10円 11円
チャイ1杯の消費量 4g / 約40円 3g / 33円
茶葉 ケニアのCTC(小さな粒)
オンリー
インドのCTC(大きな粒)と
スリランカ産の茶葉のブレンド
香り CTC紅茶は総じて香りが弱い スリランカ産の茶葉の香りが効果的
茶葉を4g使って、砂糖を7g使ったらおいしくなった 牛乳に負けない濃厚なミルクティーができる
水と牛乳の分量と作り方

1杯点てで、水100mlで茶液を抽出。牛乳100mlを入れてから沸騰する直前で火を止める

1杯点てで、水130mlで茶液を抽出。牛乳100mlを入れてから約3分煮込む

 

<総評>

 「ミルクティー好きのアイルランド人が選んだケニアのCTC紅茶」という印象で、4g使うと色も十分出るし、クセがなく美味しいプレーンチャイが出来ました。ただ、香りがちょっと弱いのが残念です。そこは、スパイスを入れる事で美味しくなる予感はします。

ということで、次回は、「キャンベルズティー」を使ったマサラチャイの報告をします。

 

 

2018年10月3日(水)

<町のお米屋さん>

 お米屋さんでお米を買うなんて何十年ぶりだろう。いや、人生初かもしれない。カンテ時代に、中津の米屋さんでカンテ用のお米は買ったことがあるけど、あれは「内地米」って書いてあるだけだったから、「なんのこっちゃ?」と思っていただけでした。僕自身もともと料理を好んでするわけではなく、ウチの奥さんにしても高いお金を払ってまでお米にお金をかける性格でもなかったので。だから、お米は僕がスーパーで適当に選んで買って、その代金をウチの奥さんに請求するというのが当たり前になっていたのです。

 それが、つや姫との出会いから認識が一変。宮城県の米問屋(っていうのかな?)の伊藤さんに「他にいいのある?」って訊いてみたところ、こんなアドバイスが返ってきました。

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「こんにちは。

つや姫とななつぼしが気に入ったようですね。
イイ線いってると思います。
ななつぼしは、私は食べたことないですが、かなり評判が良く、売れてると聞きます。

つや姫は美味しいですね。私も好きです。
つや姫はもともと山形の米なのですが、宮城でも、ひとめぼれの次に多く作られています。
我が家でも、ひとめぼれ、つや姫、ササニシキなどを作っていて、普段食べるのも、そのどれかです。

ひとめぼれも、冷めても美味しいと言われている米なのですが、若干、つや姫と比べるとやわらかく粘り気があると私は感じます。
価格は、つや姫よりは少し安いと思うのでおすすめしたいところですが、カレーなどには合わないという人もいるみたいなので、神原さんにおすすめしていいものかどうか…。
 
でもその辺は、水加減とか炊き方次第でどうにでもなるし、(我が家では水の分量をちょっと少な目にして固めに炊いてます)つや姫と同じくらい美味しいと私は思っています。
ですが、ひとめぼれは世間で飽きられ気味なのか、つや姫の方が人気に感じられます。

なので、他の品種を探すより、神原さんが美味しいと思った、つや姫かななつぼしの2択で良いのではないでしょうか?

あとは、お米屋さんから買うことでしょうね。
そういうところはおそらく自分のところで精米してると思うので、精米したてで、かつ良い米を、もしかすると安く買えるかもしれません。(当然、精米したての方が美味しい。)

神原さんの自宅から近そうなお米屋さんを検索してみたら、岡町南の田辺屋米穀店というところがあるようです。Googleのストリートビューで見てみたら、店頭に『つや姫』ののぼり(旗)が出てました。

ただ、同じ『つや姫』『ななつぼし』だからといって、全て同じ味、同じ美味しさではありません。米を作っている土壌や、栽培方法、あと天候とか水とかの条件が異なれば、味が違うのは、米も野菜も茶葉も同じことですよね。

米の品種はたくさんあるのですが、手軽に買えるものとなるとそんなにないですよね。

美味しい、美味しくないは、個人の好みによって判断されるので、おすすめするのは難しいですね。自分で食べてみないと分からない。

さっきAmazon見ていて気になったのは、岩手の銀河のしずく。
宮沢賢治にちなんだネーミングが素敵(笑)
岩手も米どころなのできっと美味しいと思いますけど、食べたことがないのでどんな感じか伝えられません。

何にせよ、神原さんがつや姫を美味しいと言ってくれて嬉しかったです。
(産地がどこかわかりませんが、山形か宮城ですかね?)
神原さんにとってベストな米が何なのか興味あるので、決まったら教えてください。」

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う〜ん、素晴らしい。簡潔で分かりやすい。伊藤さんの文章好きだなあ、やっぱり。

 というわけで、仕事の帰りにチャリで行ってきました「田辺屋米穀店」。ではなくて、岡町北の「おこめの美米庵」。
 なんか、昔、焼酎ブームの時の焼酎専門店に初めて入った時のあのドキドキ感、ワクワク感がありましたねぇ。こういうの久しぶりです。

 お店に入って左側にお勧めのコーナーがあって、一番左に「ひとめぼれ」ありました。「ささにしき」「こしひかり」と続いて「つや姫」もありましたね。すべて、玄米の状態で米袋に入ったものを箱に入れて陳列しています。

 「あのう、こういうところで買うの初めてなんですけど・・」と店員さんに言うと、「お米はすべて玄米で1kgから販売しています。好みによって、玄米を3分、5分、7分、白米とつけます。」

「じゃあ、『つや姫』を1kg白米で。」「白米にしますと、1割ほど減ってしまいますけど、よろしいですか?」「いいです。」

 店内にあるコンパクトな精米機で精米している間、店主の方が出て来られて色々と説明してくれました。

「今はちょうど切替の時期なので、今日から少し安く販売しているんですよ。今日も農家さんに電話で訊いてみたんですが、台風の影響で稲刈りができなかったそうです。」

こういう最新情報、いいですねぇ。リアルタイム感があって。(笑)

「つや姫を買っていただきありがとうございます。次は魚沼産の『こしひかり』とかどうでしょう?」

「いやぁ、次は『ひとめぼれ』を買うつもりなんですけど、そのうち試してみようと思ってます。で、そこの『ひとめぼれ』って岩手産なんですね。宮城産ってないんですか?」

「そうですねぇ、宮城産はないですが、これは何代も続く農家さんのおいしいものですので、是非お試しください。」

 精米したてのお米の袋は温かかった。730円でこの感動が買えるなんて。

「じゃあ、また来ます。」

ウチに帰り、奥さんに「今日から、お米は1kgずつ買う事にしたから。(家への)請求は、高いお米を買っても1kgにつき400円にするからね。差額は僕が払うし。」とまずは先制パンチ。

それでも「またいつもの(熱しやすく冷めやすい)趣味がはじまったな」と、口には出さなかったけど、嫌そうな顔をされました。気にしないけどね。

 

 

2018年10月2日(火)

<大西さん>

 先日、阪急関大前駅近くにカフェを開く事になった大西さんに電話をしようとして、携帯に登録してあった「大西」を選んで電話したら、違う「大西」さんの声がした。
 「神原さん、どうしたん?」「あっ、え〜っとね〜、間違えました。すみません。」「あ、そうなん。元気にしてる?」「大西さんは最近どうしてるんですか?」「私ねえ、『すず屋』を一旦辞めたんだけど、もう80超えたから。でもね、社長さんと奥さんがね、もう90歳超えてるから社長は引退してるんだけど、寂しいからね、話し相手がいないからってね、来てくれないかって言うんでね、土曜日だけ行く事にしたのね。」

 『すず屋』とは、僕が学生時代にお世話になったアルバイト先の屋号で、大西さんはそこでお菓子の販売員と「できたてピーナツの量り売り」をしていたおばさんで、明るくて楽しい人です。

 僕はそこで、お菓子の袋詰めとシーリングを1年半もやっていたし、家族経営なのでお昼には大西さんと社員の人と僕と高校中退の男の子と4人で社長さんの食卓でお弁当を食べたり、畳敷きの部屋で昼寝したりと、家族同然の日々を送っていたので、大西さんのことは忘れ難く、カンテを辞めた後、最初に考えたのはもう一度『すず屋』で働けないかな、ということでした。

 そこで、北浜にある『すず屋』に大西さんを訪ねて行ったのが4年前。しかし、35年も前のバイト先に帰ろうとする僕もどうかしてるし、大西さんがいるだろうと考えるのもどうかしてる。でも、その時、大西さんはその場にはいなかったけど、「まだ働いていますよ。」と、僕を相手してくれたのが、当時まだ幼稚園ぐらいだった『すず屋』の息子さんだった。

 大西さんの電話番号を聞き、大西さんには今までの経緯を話して、社長さんにバイトの事を一度聞いてもらえないかお願いしたんですが、やっぱりダメでした。「社長さんはもうね90を超えてるし、神原さんのことを覚えてなかったんよ。」そりゃそうだよね。その後、大西さんに直接会って話がしたかったけど、住んでるのが守口市なので「また電話します。」と言って電話を切ったのでした。

 それから、3年、大西さんから電話が掛かって来て「バイトが辞めるっていうから神原さん、どうかなと思って」。電話してくれた時には、僕はもう管理員をやっていたので、「すみません。ありがたいんですけど、今の仕事続けてやれそうなので、今回はお断りします。」「いいの、いいの。神原さんのこと心配してたけど、仕事があるんならそれでいいの。」

 大西さんは、まるで親戚の子供に話しかけるように僕に接してくれる優しいおばさんです。
 今回の間違い電話も近況を知る事ができてよかった。

 今週土曜日、食事会を開いてくれる友人が3人。場所は北浜だという。『すず屋』からは5分ぐらいの場所だから、食事会の前に行ってみようかな。

 

 

2018年10月1日(月)

<記憶を掘り起こす>

 初めて東京へ行ったのが、今から38年前、1980年の冬(2〜3月頃)のことです。
 前年の12月に会社を辞め、半年後の「アメリカ旅行」を計画し、それまでの間、家(文化住宅)に引きこもって「Bootleg」というミニコミ誌の製作を続けていた時、雑誌「ポパイ」かなにかで「浅草の招き猫」の紹介記事があり、その写真を見て一目惚れをした僕は、その招き猫を買いに行く事を思い立ち、1人で行くのは怖い(?)ので、ちょうどその時暇そうにしていた高田君を誘って東京旅行を計画したのでした。

 高田君の友人が錦糸町に住んでいたのと、学生時代の後輩、高田君の同級の柴田君が結婚して東京へ行っていたので、2泊3日の旅は、そこに泊まることを前提に計画が進み、必ず行く場所として「浅草の仲見世」「まんが雑誌『ぱふ』の編集部」、「ハリウッド・ランチ・マーケット」、「伊東屋」、「喫茶店『ブラックホーク』」を選んだ。

 僕は時刻表を読むのが苦手だったから、時間割は高田君が考えてくれたんだと思う。まず初日は「伊東屋」のビルへ。大阪にはない文房具屋のビル。別に買う物があったわけでもないのだけど、文房具の世界に浸りたかっただけ。次が「アメ横」。ここでは「第二次世界大戦中のドイツのハーケンクロイツのバッジと、US ARMYのバッグ」を買った。まさにオタク。それから渋谷へ。当時流行っていた雑貨店「ハリウッド・ランチ・マーケット」へ。ここは行っただけ。全然広くなかったのを覚えてる。その後、道玄坂にあった伝説のロック喫茶「ブラックホーク」へ。玄関を入るとレコードプレーヤールームがあり、そこで選んだブリティッシュトラッドやウエストコーストサウンドのレコードを掛けるのだ。ワクワクする。テーブルに座って冬なのに冷たい飲み物を注文したように思う。なぜなら、出されたコースターを持って帰ったから。その晩は、錦糸町の高田君の友達の寮で一泊。

 翌日、高田君と「行く場所」で揉めてケンカが始まる。どっちも行きたい場所があって譲らない。「じゃあ、行けよ。俺は浅草へ行くから。」とマジゲンカ。若いなあ。仲見世の人形店へ行くと、大小さまざまな素焼きの鳥や猫の置物が所狭しと並べられている。目当ての招き猫は奥のほうにあった。じっと眺めていると説明してくれた。「背中がくりぬいてあるのは、そこにおこした炭を入れて暖を取るんですよ。」ひとつが1,500円だったと思う。「これ二つください。」これもオタクの発想だなあ。そのあと、雑誌社『ぱふ』の編集部へ行って「あのう、勝手に『ぱふ』の広告記事を作って僕の雑誌に載せたんですけど、いいですか?」って。「そんなの勝手にしろよ!ボケ!」とは言わず、一通り僕のバカな話を聞いてくれた。しかし、あの頃僕はかなりのバカでした。

 お昼過ぎ、高田君と柴田君と待ち合わせて東京名物:高層ビル群の真ん中へ。ピーカンで風が強かったなあ。そこで8ミリを回す高田君と柴田君を記念写真で、パチッ。その夜は柴田君のマンションで一泊。どんな話をしたんだろう。どうせ映画の話でもしたんでしょう。3人とも映画サークルに入っていたから。

 さて、お目当ての招き猫は2匹とも結婚後も僕の手元においていましたが、一匹はとある喫茶店に持って行ったまま置き忘れ、もう1匹は、夫婦喧嘩の時投げつけて割ってしまいました。

教訓、「夫婦喧嘩に於いては物は投げないこと。あとで絶対後悔する。」

 

2018年9月26日(水)

<東京でワークショップ>

 6月2日に行われた「チャイの学校:大阪編」の時に、既に「東京編」の話は出ていたんですが、主催者の奥田さんも僕も東京には不慣れなこともあり(奥田さんは『ほぼ日』の「カレーの学校」へ出席していたので僕よりは数段マシですが)、開催場所を探す手がかりがなく、先延ばしになっていました。

 そして8月27日、「チャイの学校:大阪編」の結果と次回の打ち合わせを兼ねた飲み会を開いてお互いの向かう所(場所ではなく)を確認しあったのですが、やっぱり東京での開催場所は未定のままでした。
 翌日、「もしかしたら」と思い、東京の山村さんに「どっか良い場所知らないですかぁ。」とメールをしてみたら「ちょうど最近神原さんのことを考えていたところで、本当エスパー。」という返事が返って来たのでした。

 山村さんは、昨年の「トークショー」と「ワークショップ」に両方ともわざわざ東京から参加してくれた人で、僕の「チャイの旅」に運命的なものを感じたらしく、あまりにも「僕のチャイ」を熱く語ってくれたので、お礼に弟子の称号を与えたのでした。(ワークショップでも一回でおいしいチャイを作ってくれたし)
 そんな山村さんだから場所探しにも色々と当たってくれて、9月10日に辿り着いたのが今回場所を提供していただいた「I.M.C清澄白河店」さんでした。

「今、清澄白河までチャリを走らせて、1階がお洋服屋さんなのですが、2階でたまにワークショップスペースとして解放しているとの事で、ご相談させて頂きました。
 場所は清澄白河と言って、東京では今注目されているカフェの聖地です。駅からも徒歩5分くらいなので皆さん来やすいかなと思います。」
 ネットで場所や店舗の写真を見てみると古い民家をリノベーションした、なんとなく、昔の「NP」(カンテの服屋)を思い起こさせるような趣があり、山村さんに撮影してもらった2階の部屋は6畳の和室がそのまま使われていて、なんだか昭和に戻ったような雰囲気。

 奥田さんとの話し合いの結果、この場所の近くにゲストハウスもあるので、ここに決定。
 I.M.Cさんには、「懇親会をするなら、1階の店舗スペースを使ってもらってもかまわない。」とまで言っていただき、「僕の最適な場所」を見つけてくれた山村さんに感謝。

そして、「チャイの学校:東京編」が11月3日(土)と4日(日)に行われることに。

 カンテ時代に何回もカンテの東京出店の話が挙っては消えて行きました。チャイが東京で流行る確率はそんなに高くはありませんでしたし、チャイの味をキープするにはそれなりの人間を配置せざるを得ないし、でも最適な人が当時はだれもいなかったのです。

 しかし、時の流れとともにチャイも少しずつ東京の若い人達に浸透しつつあるのも事実です。現にチャイを扱っているお店が結構あちこちにあると聞きますし、代官山の蔦屋さんで僕の本や茶葉を扱ってくれていて、コンスタントに売れているとも聞きます。誰かがもう少し、チャイを広めてもいいでしょうし、それが僕であれば、カンテで34年もチャイを作って来たんだし、説得力もあるでしょう。

 昨年は「チャイの旅」で、今まで行った事もなかった福岡市や岡崎市まで行きました。来年こそは、東京を足がかりに東北、北海道を目指すしかないでしょうね。(笑)

 東北のみなさん、北海道のみなさん、そのうち行きますから待っててね。

 

 

2018年9月25日(火)

<1周年>

 マンションの管理員の仕事をすることになって1年が過ぎた。まさか、自分が管理員(今の会社では管理人とは言わない)をするとは思ってもいなかったし、ウチの奥さんに「あんたに管理員が勤まるとは思ってもいなかった」とも言われた。普通なら僕もそう思う。でも、ま、これも「出会い」だな、今思えば。このマンションに出会うように仕組まれていたと、そういうことかもしれない。

 池田のハローワークで失業保険をもらうには、月2回の就職活動(パソコンで仕事を捜すこと)が必要で、「アルバイト、仕事先、職種、年齢」と打ち込んで検索していくうちに、段々と自分が関われる仕事の範囲が分かってくる。「会社や学校の調理補助」「ビルの清掃員」「介護補助」「マンションの管理員」「箱詰めや弁当詰めの軽作業」と、一向に興味の持てる仕事が出て来ない。

 だから、2年前の「市役所の臨時職員募集」(1人)には驚いた。それも配属が「文化芸術課」、一体、どういう仕事なんだろう?ただし、契約は1年で半年更新だから、1年経ったらまた仕事を捜さないといけない。(実際には「産休」の代替だったので、1年半勤務したんだけど)それに、市役所なんて今までやって来た仕事と真逆だし、ヒゲも生えてるし、第一僕はジーパンしか持ってないので、大丈夫かな?という心配もあった。でも、なんて言うんだろう、採用されるときは、(僕の場合だけかもしれないけど)働く条件は融通が利くことになってるようだ。
 仕事の内容を聞くと「夏にある『祭り』の準備と、市で行っている秋の『クラシック音楽会の抽選と会場設営』と『文化祭』の設営」だという。祭りの準備はジーパンでもいいけど、クラシック音楽会では、スーツが必要だという。ま、礼服はあるし、スラックスとシャツはユニクロで買えばいいし。それに「ヒゲだけは勘弁」が通ったし。で、たまたまそこの部署で知り合ったとなりの机の女性と気が合い、その人の住んでいるところが、今働いているマンションの近くというわけだ。

 市役所に勤めている時に出版の話が持ち上がったので仕事をしながら原稿を書き、辞める直前に自著「チャイの旅」は出版され、その後の半年間は失業保険をもらえたので、リアルな「チャイの旅」があちこち出来たし、それが下火になりかかった昨年の9月に、今の仕事が決まる事になる。これもよくできてる。
 ある日、またまたハローワークで仕事を捜していると、「指定マンションの管理員:ひとり」を募集しているのがあった。普通、管理員を募集する場合は、雇われてから配属されるマンションが決まるけど、それだったら、でっかいマンションに回されそうだし、何人かとシフトを組まされるかも分からないし、そういう勤務の仕方は嫌だったので、「週5日、1日7時間、休憩1時間」で、場所がなんと前の職場の女性の家近く。その辺りは、高級住宅地だと聞いていたので、問題(トラブル)が少なそうだなと、そう直感で察知したわけで、それに「ひとり」というのが魅力的だった。実際、住戸は50程度で、築2年は新しいし、少し高級なオートロックマンションだし、管理員室は誰にも見られない磨りガラスなのだ。こんな場所は他には見当たらない物件だし。

そして、1年が経ち、色々とあったけど、今のところなんとか乗り切れている。不思議です。(でも、今週末には大型台風がまた来るそうで、それが心配ではあるけど)

 偶然のようで必然。どこまでもよく出来た人生。だから、悪い事が起きても最終的には良くなるような気がして、不安はない。でも、よく落ち込むのは、それも人生だからかな。

 

 

2018年9月24日(月)

<猫がいない町>

 昨年の10月、仕事をし始めて2週間が経った頃、ふと思う事がありました。マンションの周りに猫がいない・・・、と。
 34年間、カンテで働いていて猫を見かけないということはほぼ無かったし、市役所に勤めていた頃は、神社や商店街があったので、そういうところには必ず猫がいたし。

 今働いてるマンションの辺りは、元は某大企業の社宅が広がっていたらしく、そこを解体して理路整然と区画して、マンションや建て売り住宅を作ったそうで、そのまた周りは、高級な一軒家が建ち並ぶ地域なので、猫がまだ住み着いていないというか住み慣れていないのかもしれない。

 でもあとで分かったことですが、親しくなった住人の方は猫を飼っているらしく、その方が言うには「犬は鳴くので飼っている事を管理事務所に申告しているけど、猫は大人しいので何も言わずに飼っていらっしゃるおうちが何軒かある」という話でした。
 僕自身は、別に猫が大好きというわけではないのですが、それを聞いてなぜかちょっと安心したのでした。

 

 

2018年9月21日(金)

<特選十勝よつ葉牛乳>

 先日の北海道地震のあおりを受けて、近所のスーパー「ライフ」では、通常あるはずの成分無調整の牛乳(1Lサイズ)の入荷が未だにストップしていて、今日見てみたら、代わりに500mlの「特選よつ葉牛乳」が並んでいたので、こういう時でもないと買わない(高いから)ので試しに買ってみる事にしました。

 まずチャイを作ってみましたが、おいしいことはおいしいのですが、若干牛乳が主張するかなという感じでした。普通に飲んでもおいしい牛乳なので、チャイにしない方がいいのかも。

 次はセイロン紅茶のミルクティー1,5杯分に対して50ccのよつ葉牛乳を投入。こちらは、あっさりとミルクティーに馴染む味わいでした。クセがなくて使いやすいと思います。

 余談ですが、毎日、出勤時には、魔法瓶に牛乳を入れて持って行っています。ただ、牛乳の嫌な匂いがキャップとかについてしまうので、この間、試しに熱湯を掛けてみたら(こういうことはやってはいけないと説明書には書いてあったので新品の魔法瓶にはしないでください)、匂いが消えました。熱湯消毒ってすごい!

 

 

2018年9月19日(水)

<確信の2通>

 僕のチャイの茶葉がおいしいことを再確認できるメールが2通届きました。
一通目は、千葉県のK.Hさん。
「美味しいチャイを飲みたくて図書館で神原さんの本に出会いました」とのこと。

「神原様

茶葉が届きました!ありがとうございます
そして早速チャイを本を読みながら作って飲ませて頂きました
とても美味しかったです。こんなに丁寧に自分のために紅茶をいれたことがなかったので、作っている時間も嬉しくて優しい気持ちになりました
これから寒くなるので、またチャイが一層美味しく頂けそうです

ワークショップも開催されるようでしたら是非受けてみたいです

面白い本でした。ありがとうございました

K.H」

2通目は、新潟県のY.Iさん

「紅茶の本を求めて本屋へ行った春、手に取ったのはチャイの旅でした。
チャイのやさしいベージュ色が目に留まり、そのままレジへ。
それからはチャイの旅を片手に、自分なりのチャイを淹れて淹れて淹れて、、
暑さが落ち着いたら、面白そうな神原さんから神原チャイを買おう!と決めていました。
よろしくお願い致します。」というのが、注文の動機ということです。

「神原博之様

こんにちは。
先日届いた3種類のチャイを淹れてみました。
どれもとても美味しく、2杯をすいすいごくごく軽く飲んでしまいました。
私が今まで淹れていたチャイは1杯でお腹いっぱいになっていたのに…。
茶葉だけでこんなに飲み口が変わることに驚き、何だか嬉しくなりました。
神原さんのチャイをお手本に、まずは1杯でお腹いっぱいにならないチャイを目指してみます。

本当にありがとうございました。

Y.I」

こうやって少しずつ、遠く離れた所から注文が来るようになったのは「チャイの旅」出版のおかげです。ギャンビットさんに感謝。

 

 

2018年9月14日(金)

<ふたつのカンテとチャイの行方>

 大阪にはふたつの「カンテ・グランデ」があります。「えっ?6つあるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、お店の数じゃなくて、会社の数なのです。僕がカンテを辞めた後、カンテ・グランデはふたつの会社に分裂したのです。
 ひとつは、1972年に創業した「カンテ・グランデ(これをカンテAとする)」、もうひとつは、2016年に売却されたカンテの「なんばCITY店」「うつぼ公園店」「富国生命ビル店」を引き継いだ「カンテ・グランデ(これをカンテBとする)」。ややこしいですが、引き継いだ後、しばらくは名前を変えない方が商売上得策と考えた結果だと聞きました。

 そのふたつの「カンテ」は、しばらくは同じメニュー展開でしたが、徐々に内容を変えて現在に至ります。その中で「チャイ」は一体どうなったのか?というのを、先日知人から聞く事ができました。

 元々のカンテが仕入れていたチャイ用の茶葉はスリランカ産なのですが、「カンテB」では、その茶葉を「カンテA」から買わず、独自に仕入れたインドのCTC紅茶を使ってチャイを提供しているそうなのです。それと、確認したわけではありませんが、たぶん「カンテA」で使っている黒川乳業の「阿蘇牛乳」も使っていないと思われます。
 「カンテA」でも、僕が居た時から、「NU茶屋町店」と「グランフロント店」は「阿蘇牛乳」を使っていませんでしたから、現在「阿蘇牛乳」を使っているのは「中津本店」のみということになります。チャイに最適だと僕が思っているあの「阿蘇牛乳」を金額の問題にすり替えた結果でした。

 僕は、ここで何を言いたいのかというと、「僕が美味しいと思っている『カンテのチャイ』が、中津本店以外では飲めなくなってしまった。」ということです。CTC紅茶にはないスリランカ低地産の独特な紅茶の風味と、阿蘇牛乳のすっきりとした自然なコクが絡み合った「カンテのチャイ」は、僕の作る「神原チャイ」の基盤となっている味と香りなのです。

 僕は今、「カンテのチャイ」とは違うオリジナルの「神原チャイ」を作っています。カンテから茶葉を買い、僕が選んだインドのCTC紅茶をブレンドしてカンテの延長線上にあるもっとおいしいチャイを目指し、尚かつ、地域限定なので入手が困難な「阿蘇牛乳」に代わる別の牛乳をスーパー等で探しつつ、各地で「チャイのワークショップ」を開催して「神原チャイ」を広めているのです。

 言い替えれば、僕の中では「神原チャイ」を広めることは「カンテのチャイ」を広めることだと思って今までやってきたのですが、そのカンテがふたつもあって、作り方もバラバラになった今となっては、もう僕はカンテでチャイを飲むことを勧めることを止めて、自分の「神原チャイ」だけを広めればいいんだという結論に達したと、そういうことです。

 さて、その現在の「神原チャイ」の到達点はというと、「ダージリンブレンドチャイ」と「アイスチャイ」。
 基本となる「神原チャイ」にダージリンを少量ブレンドすることによって、微妙ですがチャイの風味が上品にシフトしているのが「ダージリンブレンドチャイ」。そして「神原チャイ」をもっとストロングにしたのが「アイスチャイ」で、名前の通りアイスチャイに最適ではありますが、ホットでももちろん楽しめるところが僕の茶葉のいいところです。

 最後は僕の茶葉の宣伝になってしまいましたが、あと10年もすると、「かつてカンテのチャイと呼ばれるおいしいチャイがあった。」などと言われるのかと思うと、世の無情を感じる、今日この頃です。(この終わり方しか無いのか!)

 

 

 

2018年9月13日(木)

<つや姫とななつぼし>

 9月に入ってからお弁当が復活して、毎日おいしく頂いています。
 そのお弁当に入っているのが「ななつぼし」。

 今まで、お米は5kg税込で2,000円ぐらいのをスーパーで買っていました。カンテで農家をしている代野さんから「お米なんてどこも一緒でかわらへんで。」って聞いていたから、激安じゃなければ「それ相応の味」が楽しめるだろうとあまり気にもしてなかったんですよね。それに、同じ「こしひかり」でも、見た目では全然同じでも、袋によって全く味が違ってたりするから、どれを買えばいいのかも分からなかったし。

 で、ある日、スーパー「ライフ」で、お米を買おうと思ってレジの近くへ行ってみたら、「つや姫」という銘柄のお米が税込で2,000円で売られていたので、試しに買ってみたんですね。なんか名前だけは聞いた事があったから。
 そしたら、これが抜群においしいわけです。うそみたいにふっくらツヤツヤ。なんじゃ、これっていうぐらい美味しかった。「安くても美味しいのがあるんだ。」と。

 で、翌月、同じ「ライフ」のお米のコーナーへ行って「つや姫」を買おうと思って値段を観たら「3,000円(税込)」で書いてある! 「あれっ?じゃあ、この前の2,000円て大特価だったのか。」そりゃそうだよな。 あの美味しさで2,000円はないよなぁ。どうしよう。買おうかな、やめようかな、しばし考えた末にやっぱり買いました。ウチの奥さんには2,000円で買った事にして、僕が自腹を切ることにしたのです。

 しかし、5kgで3,000円はきつい。もう少し安くて美味しいのはないのかな、と色々と試した結果、辿り着いたのが5kg税込で2,700円の「ななつぼし」です。袋に「冷めてもおいしい。」と書いてあったのを信じて買ったんですが、アツアツでもおいしいし、ほんとに冷めてもおいしい。

 新しい電気釜で、きちんとお箸で計量器すり切り1杯分を計り、炊飯器の目盛り1にきちんと合わせて、スイッチオン。59分で、ふっくらさんのもちもちご飯が食べられる幸せ。そのごはんを弁当箱に詰めてお昼に食べられる幸せ。
 ああ、日本人でよかったと思う瞬間です。

 ところで、「ななつぼし」と同じ価格帯で、同じような冷めてもおいしいお米ってありますか?伊藤さん。「ゆめぴりか」と「青天の霹靂」はピンと来ませんでした。

 

 

2018年9月12日(水)

<リフォームって暮らしにくい?>

 自宅を全面リフォームしたおかげで、どこもかしこも新しい。22年ぶりの大改装。そんなお金がどこにあったの?と問われたら、すべてウチの奥さんの節約のおかげですとしか言いようがない。今の自宅を22年前に借金して買い、ウチは子供がいないので、節約に節約を重ね、数年前に借金を返済し終えた後、チマチマとお金を貯めた結果のリフォームなのです。

 さて、新しい空間に住み始めて10日が過ぎて思う事は、「気の遣い方が半端ない」ということです。僕はガサツな人間なので、細やかな動作ができない。洗い物をすればあちこちに水を飛ばすし、ドアを開けるとバタン!と音を出すし、廊下用のスリッパで部屋に入ってしまう・・・。今にも新しい壁紙や椅子やテーブルにキズを付けそうになる。そういうのを見て、ウチの奥さんは「汚さんといてや!」と毎日のように僕を叱りまくる。ま、怒られるのには慣れているけど、今回はそれの究極バージョンの罵声が飛ぶわけです。

 「分かっちゃいるんだけどねぇ。身体を自分でうまくコントロールできないんだよ。」と言ってもそんなことで許してくれるわけもなく、日々、できるだけ周りを見渡しながらおそるおそる生活しているわけです。

 でも、先日の北海道地震のニュースで、倒壊した家の前で「リフォームしたばっかりの家を無くして、ウチの奥さんが泣くんですよ。」というのがあって、その時思ったんです。僕はインタビューに答えてた旦那さんと同じく泣かないでしょうが、ウチの奥さんは絶対泣くな、と。

 贅沢をせず、日々の食事に気を遣い、昨年の病気を克服して、やっと手にした新しい我が家なのです。昔からインテリアが好きで、ゲームの「ぶつ森」でも家をコーディネートして遊んでいたので、どれぐらい好きかが分かります。僕みたいにのんべんだらりと暮らしていたわけじゃない。人生に占める大きな部分を失ってしまうことの悲しさは、とても耐えられないでしょうね。そういうことを思いながら、災害に遭った人たちのことを思うと「やりきれない」「切ない」今日この頃です。

 

 

2018年9月11日(火)

<神原チャイの危機>

 先月、自宅がリフォーム中ということもあり、「神原チャイ」の在庫をあまり作っておきたくなかったので、9月に入ってからブレンド用の茶葉(カンテの茶葉)を注文すればいいやと思っていて、先日FAXで発注をかけたら「今、在庫がなくてカンテで使う分しか残っていない。」という電話が掛かって来たのでした。

 「え〜?なんで?」「輸入するはずだった紅茶を税関で検査したら、残留農薬の値が基準値を超えていたから」だという返事でした。
 スリランカは紅茶の輸出は主力産業だから、農薬にはシビアなはずなんだけどなあ、とか思いながらも「仕方がないよね。で、次はいつ頃になるの?」「次のも検査に引っかかるかもしれないからパンドラ(輸入の仲介役の人)も困ってて、全然メドが立たないんですよ。」とのこと。

 う〜ん、困った。カンテの茶葉がないと「神原チャイ」は作れないのです。インドのCTC紅茶だけでは風味が薄く、僕なりに納得したものが作れない。カンテの茶葉と僕の選んだCTC紅茶のブレンドが「神原チャイ」なのです。
 でも、いつかはこういう時が来るとは思ってたんですよね。だから動揺はしないけど、何か別の方法を探さなければ、とは思います。その別の方法は、色々とあるけど実現可能かどうかは疑わしい。

 カンテのチャイ用の茶葉は、40年前にカンテが独自に探し出して輸入をし続けているんだけど、他の喫茶店や輸入代理店が手を出してない商品なので、日本ではカンテでしか売ってないんですね。カンテを通さず自分で買う事もできるけど、一回の輸入で、最低でも500kgぐらいは買わないとだめなので、そんな量を在庫できないし、販路もないし。
 似た紅茶もないわけではないけど、金額が高過ぎて採算が取れないし。

 もし、カンテの茶葉が手に入らなくなったらどうしよう。
 チャイ作りを辞めるしかないかな。

 ま、それも人生。仕方がないか。なんて言ってられない。なんとか輸入できるように祈るしかないかな。

 あっ、「オオカミの口」さんの分は少し取ってありますから、僕の分が無くなってもしばらくは大丈夫ですよ。

 

 

2018年9月10日(月)

<ミラーレスとオールドレンズ>

 この組合せが今のトレンドらしい。なぜそう思うのかというと、昔、カンテでやってた「写真部」の部員からメールが来たからです。

その内容は・・・

1)ネットショップを開業しようと思っているので、そこで僕の本と茶葉も取り扱いたい

2)そこでの商品撮影用に「ミラーレス&オールドレンズ」を買おうと思っているのですが、おすすめはありますか?

っていうことでした。

下記がその本文です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「パキッとした綺麗な写真より
ピントはちゃんとあってるけど
全体的にふんわり柔らかな写真を撮りたいです
そこで、
ミラーレス一眼カメラでオールドレンズを使って
撮ってみようと思うのですが
どうでしょうか?

おすすめありますか?

カメラ知識ゼロなので
何を悩んだら良いかもわかりません!

よろしくお願い致します!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ミラーレスとオールドレンズ?そんなの全く知らなかったので、ネットで検索してみたら、

 「初心者にも出来るミラーレスカメラとオールドレンズの組合せ」とかなんとか。
 ふむふむ。誰が考えたんじゃ、こんなこと。
 中古のミラーレスカメラと中古のレンズで、安上がりにアナログな写真を簡単に撮ろうっていうわけですね。・・・

 「ボーっと生きてんじゃねえよ!」(by チコ)

 こんなの、カメラマニアが考えた遊びじゃん。「カメラ知識ゼロ」の人間がやる事ではないよ。それに、10年もカメラ(部員)やってて、デジカメもフィルムカメラもやってて「カメラ知識ゼロ」というのは、どういうこと?

 「カメラを甘く見るんじゃね〜よ!」(by神原)

 流行に乗るのは人間の性だから仕方がないとしても、僕に「丸投げ」はダメでしょ!
自分で、このカメラとこのレンズが気に入ったから買おうと思うんですけど、どう思いますか?ぐらいの質問だったら、僕もなんとか参考になるようなアドバイスをしようと思うけど、「どうでしょう?」って、何を答えていいのか皆目わからん!!
 カメラに対する真摯な気持ちがない!!

 僕が写真を志したのは、中学生の頃かな。
 最初はカメラが欲しい!!だけだったけど、有名な写真家の作品を見る度に「どうやって撮ったんだろう?」って、色んな本で独学で調べたもんです。
 シャッタースピードと絞りの関係、手ぶれをしないシャッター速度、広角や望遠レンズの特性、色温度とフィルムの関係、時代との関わり、などなど。
 その延長線上に、素晴らしい写真(自分の作品)があるんです。撮れそうで撮れない歯がゆい気持ち。いい写真が撮れたと思ってプリントしたら大失敗だったっていうこともしばしば。そういう経験があってこその写真だと思うわけです。

 今のカメラは、電気信号のやり取りで、ボディとレンズは一心同体なんです。
 電気信号のやり取りのできない昔のレンズを使ったら、当然、マニュアルで操作しなければならなくなり、f3とかf4.5とか、1/60とか1/500とか数字の意味も分からず、やみくもにカメラを触っても何も出来ないに決まってます。

それに、35mmと28mmの違いってわかりますか?
単焦点レンズとズームレンズの違いは?
これぐらいは分からないとレンズなんて買えないし。

 それに、露出の知識がなければ、どうやったらボケるのかも、どうやったら手ぶれしないのかも、どうやったら夜でも室内でも写真が撮れるのかも全く分からない!そして、何よりその写真にどうやったら愛情を注げるのかも分からないじゃないですか!

 というわけで、僕はその人に、かなりキツい事をメールで返信しました。

 メールでいい忘れたんで、ここで書きますが、僕の本を扱うには出版社に連絡してください。僕が販売しているわけではないので。それと、茶葉も仕入れてくれるのはありがたいですが、わけあって、今、卸を休止しています。いつ再開できるのかメドが立っていません。

 以上、僕は怒っています。

何でも相談すれば良いってもんじゃないんですよ。僕は以前とは違って優しくなんかないですし、どっちかというと人を切るタイプの人間なので、その点誤解しないでください。

 

 

2018年9月7日(金)

<引越日記>

 9月1日(土)引越当日

 朝、5時に起きて賃貸マンションの片付けを済ませ、朝食のパンを食べ、7時に駐輪場へ自転車の引き取りに行き、8時に引越業者がやってきて、ウチの奥さんは先発で自宅へ、僕は業者の人が荷物の積み込みを済ませた後、ふぅ太をバッグに入れて、玄関の鍵を閉め、郵便受けのキーバンカーに鍵を返し、9時には自転車に乗って自宅へ直行。家まで約15分。

 9時半に引越業者が到着して荷物を受け取り、荷解きを始め、同時進行で箱詰めして自宅に置いていた荷物も片付け、空箱をたたんで、ゴミを袋にしまい込み、あっという間にお昼になったので、たこ焼きを買ってお昼ごはん。

 昼からの荷解きの作業は夜まで続き、晩ご飯はシーフードピザ。しばらくTVを観て、9時には寝た。

 9月2日(日)

 朝、6時起き。昨日の続きで夜まで。段ボール箱の折り畳んだものを詰めた箱が10箱とプラスチックゴミが10袋できた。晩ご飯は野菜たっぷりとエビの天ぷら丼、もちろん出前。9時就寝。

 9月3日(月)

 管理員の月曜日は、掃除が大変。散水も。明日は台風が直撃の予報。

 9月4日(火)

 午前中は嵐の前の静けさ。段々と風が強くなり雲がハイスピードで流れ出し、2時ごろ大阪府を直撃。停電。部屋の警報が鳴り、自分で強制停止。予備電源に切り替わるもわずか30分。その後、管理員室が暗くなったので、通路に出るも自動ドアなので動かずロビーに居るしかない。2時間が過ぎ、玄関は開かないので、駐車場への通用口から出入りをするように玄関に掲示して帰る。
 帰り道、コンビニやスーパーは全て閉まっていたが、一軒だけセブンイレブンが開いていたので、電気の消えた店内で行列に並び、ビールを2缶課って買える。
 奇跡的にもウチの周りは停電になってなくて、安心したのもつかの間、7時頃、突然地デジが映らなくなった。ケーブルTVのJ:COMに電話とネットとTVを同時契約しているので、BS以外すべてダウン。こうなると、外界との接点がなくなり、BSはニュースをやってないので何の約にも立たない!でも、停電じゃないだけマシか。と納得。

 9月5日(水)

 家ではネットが使えないので、出勤前に7スポットへ行ってみたら、レジに行列ができていてコーヒーを買うにも時間が掛かりそうなので、何も買わずにカウンターに座り、メールをして30分で仕事場に向かった。隣に座ったおっさんが、くしゃみを連発。手も当てず。汚いにもほどがある。

 ドキドキしながら、仕事場のマンションに行ってみたら、僕の出勤15分前に電気が点いていた!ラッキー!これで掃除に専念できる。玄関から始め、通路、階段、外周と落ち葉拾い。幸いにも木の枝が折れたぐらいで済んでいた。

 仕事が済んで帰り道、豊中駅前の信号がすべて消えていた。今夜もまだネットが使えない。

 9月6日(木)

 今朝も7スポット。仕事場では、「TVが映らないのでアンテナを直して欲しい。」と何人にも言われたけど、ケーブルテレビだということが分かっていない。「アンテナとは関係ないので、直るまでお待ちください。」と伝言板に記入したが、2階のおじいちゃんには家まで呼ばれ、TVを前に説明。「僕では直せないんですよ。1時間おきぐらいにTVを点けて確認するしかないです。」
 そして、夕方、復旧。

 その晩、10時ぐらいに家のTVが復旧。

 9月7日(金)

 朝のニュースで、北海道の地震を知る。札幌の知人にメール。「大丈夫ですが、停電しています。」と連絡が来る。
 自転車置き場の掃除に1時間ぐらいかかる。台風の後片付けに思った以上の時間が掛かった。引越と台風の片付けでかなりの疲労感。

 怒濤の一週間。明日の土曜日は後片付け、明後日は買い物とまだまだ休めそうのないなぁ。

 

 

2018年8月31日(金)

<神原マジック>

 チャイの診断書二人目は、「まつむらゆきこ」さん。
彼女からメールを頂いたのは半年前でした。

「すごくチャイに惹かれ、チャイ専門の移動cafeをしたいと思っています。そのcafeを通してたくさんの方とささやかながらつながれればという想いがあります。
 そのためにもっとチャイを知りたいと動きはじめたそんな時に、神原さんの書籍「チャイの旅」に出会いました!
 どうしても直接神原さんのチャイがのみたい!お話したい!と思っているのですが、ワークショップは関西圏のみで実施でしょうか?」

まつむらさんは大阪出身で、現在は仕事で東京にいるとか。

「最近は、ワークショップやってないので、僕の作るチャイに近いのが飲める場所を紹介します。代々木の『ムーンボウ』さんです。ここは焼酎バーですが、夜はチャイも出しています。」

それから半年が過ぎ・・・。メールが来ました。

「チャイが忘れられず、また『ムーンボウ』に行ってきました。

 実はいま妊婦になり、2年後を目処にcafeを開こうと少しずつ準備中です。
cafeオープンできるまでに一度でも神原さんのチャイがどうしても飲みたいので、また関西or東京にてワークショップがあればご連絡頂ければと思います。」

「どうしても僕のチャイが飲みたいんですね。(笑)
では、最近始めた『チャイの診断書』というのをまつむらさんもやってみてください。それを元にアドバイスをしますので。それが僕のチャイです。」

 質問事項に答えてもらってそれに合わせて処方箋を書いた結果、やはりというべきか、僕の茶葉を買ってもらう事になりまして、先日、その茶葉を使ってチャイを作ったというメールがこれです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「神原さん

 こんばんわ。
 やっとゆっくり時間が取れたので、今朝わくわくどきどきしながら「神原(さん)チャイ」(ノースパイス)の茶葉にてチャイを淹れました。

 封をあけた際、今まで使っていた茶葉とは違うふわっと優しく少し甘い香りに驚きました。

 神原さんの本通りに作り進め、ミルクを入れた際のチャイカラーがなんとも美味しそうで...見とれていました。

 まずお砂糖なしで一口。
 「ムーンボウ」のチャイよりも紅茶の香りがする気がしました。
 三温糖を入れてもう一口。
 渋みや口に残るいやな感じが全くなく、さっぱりなのに紅茶の香りやミルクのやさしさを感じられる、どんな言葉で表現すれば良いかわからない程の美味しさで...感動。

 今まで作っていたチャイとまっっっったく違いました。笑
 一瞬で飲み干してしまいました。

 驚きと感動です。
 茶葉を買わせて頂き本当にありがとうございます。

 まつむら」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 まつむらさん、ありがとうございます。これが「神原マジック」です。(笑)
本の通りに作ると、おいしいんです。お店で使えるかどうかは分かりませんが、僕は家で出来る最良のチャイをつくる方法を考えました。あとは、あなたがこれをどうアレンジしてお店で使うかを考えてください。僕はその助言はできませんけど。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 これが僕の返事です。
 どうです?
 あなたも「チャイの診断書」やってみませんか?

 

 

2018年8月29日(水)

<ネオブライス>

 「ブライス」っていう人形を知っていますか?
 1972年に発売された当初は人気がふるわず、わずか1年で姿を消したそうですが、2000年を越えた頃から徐々に人気が出て、今はタカラトミーから、その復刻版(レプリカ)の「ネオブライス」っていう名前で売られている「大人向けの人形」のことです。

 ウチの奥さんが以前から「欲しい」とは言ってたんですが、けっこういい値がするし、飾る場所もなく躊躇してたんですね。ところが、家をリフォームをすることになって俄然買う気満々になり、キデイランドまで行ったんですが、かわいいのはなく、結局、Amazonで「不思議の国のアリスバージョン」を見つけ、「あと一体」という表示に惑わされ、思い切って買ってしまったのでした。

 さて、それをどこに届けてもらうかで話をした結果、今住んでる仮住まいではなく、先日Amazonプライムに入ったこともあり、僕の仕事場の近くにあるファミリーマートを指定して、僕がその到着を待つ事になりました。 
 Amazonプライムは、月額400円で、送料無料、翌日配達(ただし、20時までにという注釈あり)。別に宣伝する訳じゃないけど、早いです。(個人的には、そういう早くて便利という世の中はあまり好きじゃないんですが、そのことはひとまず置いといて。)

 仕事場に今月限りのポケットモバイルがあるということは以前のブログでお話ししましたが、お昼の2時頃、「ファミリーマートに到着した」というメールが入り、認証番号を受け取ったので、仕事が終わった5時過ぎにファミマへ行き、専用の機械に番号を打ち込み、出て来た伝票を持ってレジへ。5万数千円を支払い、段ボール箱のまま渡されたので、持って来たエコバッグに入れてファミマを出て、iPodTouchを取り出して手に持ったままニールヤングの曲を掛けて数歩踏み出した時、事件が起きたのです。

 とある喫茶店の前を通りかかったら、そこからカートを押しながら出て来たおばあさんが急にバランスを崩して倒れかかり、ドア横の壁とその前に置いてあった植木鉢の隙間に横向きにすっぽりと入ってしまったのです。
 ビックリした僕は、おばあさんを急いで起こそうとしたんですが、そのおばあさん、すごく太っていて溝に入ったまま動かない!おばあさんも起き上がろうとするんだけど挟まってて身動きが取れない!重い植木鉢を手前にどけて、腕を身体の下に滑り込ませおばあさんの身体を支えるようにして持ち上げ、なんとか起こす事に成功。

 「ありがとうね。1人じゃ起き上がれんかったわ。いたたた。」

 というわけで、カートと杖を渡し、おばあさんは家路に向かい、一件落着。地面に落としてたiPodTouchを拾い上げてスタートボタンを押そうとして画面を見たら・・・

 が〜ん、液晶ガラスに変な筋が、、、、、。指で触っても消えない!そうです、キズです。
 さっき慌てて手から落としたiPodTouchの画面が地面に摺れてキズがいったのです。

 「おーまいが〜」

 人助けをした結果がこれか!

 しかし、ブライスの箱にはなんの影響もなく良かった。もし、箱でも潰れていたら・・・と思うと恐ろしくなり、これだけで済んでよかったと言うべきか。
 う〜ん、しかし、なんか腑に落ちんなぁ。

 

 

2018年8月23日(木)

<NY情報。それも最新ではない情報>

 NYと言ってもNew Yorkじゃなくてニール・ヤングのことです。御歳72歳。
 僕は、40代を過ぎてからは、音楽の最新情報には関心がなくなり、行き当たりばったりで入手することを心がけて(?)いたりします。
 だから、 「最近どんな曲作ってるのかな、ニール・ヤング」と気になってYouTubeを見てたら、「Peace Trail」っていうのが出て来た。「trail」は「痕跡」「てがかり」とかっていう意味らしいので、ニール・ヤングっぽく言うと「平和のひきずった足跡」っていうところでしょうか。歌詩を読んでないので分からないですが。

 発表は2016年12月だから、ほぼ去年の曲ですね。1年に一回ぐらいはニール・ヤングのお世話になっていて、彼のオフィシャルページからダウンロードしてiPodに入れて楽しませてもらっています。この曲について調べてみたら、同名のアルバムからのカットで、僕の大好きなドラマー:ジム・ケルトナーともう1人(知らないベーシスト)の3人のユニットだそうで、ソロっぽくてなかなかいい曲です。
  キーボードで同じフレーズを何回も出して、それに呼応するかのようにニールのギターとボーカルが絶妙のタイミングで絡み合い、ドラムというよりは太鼓を叩くジム・ケルトナーの地味なサポート(かっこいい)と時々聞こえてくるベースが気持ちよくて、何度聞いても飽きなくて、毎日仕事の行き帰りに聴いてます。

 これに続いてダウンロードしたのが「愛しのクレメンタイン」で、こちらはクレイジー・ホースとの「サイケデリック・ピル」(2012年に発表したダブルアルバム)からのシングルカット。さっきのと違って笑ってしまうぐらい無骨で、まるで畑を耕す牛のような演奏とそれを追いたてるようなボーカルで始まり、「オーマイダーリン・クレメンタイン」と歌うクレージーホースとのコーラス(みんな60代後半!)が美しい。

 ネットサーフィン中、このアルバムを出した翌年(2013)に、クレイジーホースのメンバー:フランク・サンペドロが語ったインタビュー記事を読んでちょっとショックだった。

「バンドで1番の若手、ギタリストのフランク・サンペドロ(64歳)は『Rolling Stone』誌にこう話した。「俺の直感がこれが最後のツアーだって言ってる。年のことは言いたくない。でも、俺は64でバンドの中では赤ん坊だ。俺らはいま、これまでと同じようにいい感じでプレイしてる。でも、誰かの調子が悪くなるときはいつ来たっておかしくない」
 「俺らのショウはサイケデリックだ。ものすごいエネルギーがいる。どこかで何かが壊れてもおかしくない状態だ。俺はすでに親指の手術をしている。ニールは手首を傷めてる。プレイするときはテープを巻かなくてはならない。時間は侮れないよ」(ロッキング・オンより)

 ただ、ニール・ヤング自身は辞める気は毛頭なく、「最近流行のフェアウェル(引退)・ツアーについてどう思うかと訊かれたニール・ヤングは、米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「なら、僕はシェールとツアーするよ(※シェールは何度もフェアウェル・ツアーを行っている)。シェールと僕でフェアウェル・ツアーをするんだ。僕が引退する時は、誰もが分かることになるよ。だって、それは僕が死ぬ時だからね」(NME JAPANより)

 言いたい放題!カッコいいね。

 ただ、気になるのは、『クレイジー・ホース』は続けるんだけど、フランク・サンペドロの代わりにニルス・ロフグレンがギターを担当するらしいのが、ちょっと心配。ニルスはちょっと線が細いかも。やってみないと分かんないけど、一抹の不安はあります。もう、アルバムを出してるのかもしれないけど。それは、また、来年にでも調べてみることにします。誰も僕に教えないでね。僕は「自分で知りたい」のですから。

 

 

2018年8月22日(水

<やっちまったぜ!>

 ポケットモバイルを借りて、調子に乗ってニール・ヤングとかのオフィシャルのMusic Videoをダウンロードしていたら、速度制限に引っかかってしまった。借りる前に「7GBを越えると速度制限がかかりますので、ご注意ください。」と説明書に書いてあるのを読んでいたにも関わらずです。「7GBなんて越える訳ないじゃん。」と甘く見ていたのでした。

 ウチの奥さんは今は仕事してないし暇なので、一日中iPadでリフォーム後の雑貨探しでネット検索したりYouTubeを見たりしていたし、僕は僕でビデオをダウンロードしたりしていたから賃貸マンションに移ってから20日目ぐらいで制限がかかり、最初はポケットモバイルの調子が悪いのかなぐらいに思っていたんですが、「あっ!」と説明書の文言を思い出し、焦ってしまったというのが経緯です。
 しかし、「速度制限」て尋常じゃないですね。ページを開くのに3分ぐらいかかるし、下手すると「繋がりませんでした。」とか言ってくるし。1ページに写真が1枚しかない僕のHPなら早いですが、Appleのトップページなんて絶対無理です。ウチの奥さんはカンカンだし。

 賃貸の担当者に「制限を解除する方法はありますか?」って訊いたら「ないですね。」という返事。あと、15日もあるのに・・・。しかたがないので、「もう一台、ポケットモバイルを借りたいんですが。」「別料金がかかりますけど。」「いくら?」「3,240円です。」「じゃあ、払いますからお願いします。」と言う訳ですぐにセブンイレブンに走って入金し、翌日届いたのは、最初のとは違うドコモのモバイルでした。最初のやつは、Macでネットワーク名を選んで、パスワードを打ち込むだけで繋がったけど、こちらはまず、モバイルとMacをUSBで繋いでアプリをインストールした後で、パスワードを打ち込まないといけないので、少々手間取りましたが、なんとか接続でき、ウチの奥さんの罵倒(「あんた、アホちゃう!」)も一日で終わり、安堵したのでした。

 さて、使えない方のポケットモバイルはというと、仕事場に持ち込んで、今月いっぱいですがメールができる環境になりました。なんと便利なんでしょう。いつでもメールのやりとりができます!

 これを「怪我の功名」というのでしょうか?

 

 

 

2018年8月20日(月

<NYのミルク&チャイ事情>

 NY在住の菊池さんから3月にメールを頂いて、里帰りのついでに大阪北区で「お茶会」を開いたのがGWが始まったばかりの4月29日でした。昔からのカンテファンが数人集まり、僕のスライドショーをチャイや紅茶を飲みながら楽しんでいただきました。
 その菊池さんから、「NYでチャイのワークショップしたくないですか?」と大胆な提案をいただいたのが1ヶ月ほど前。まあ、荒唐無稽だけど、NYにはカンテのチャイを飲んだ事のある日本人もいるだろうし、インドのチャイ職人(チャイワラと呼ぶ)に関心を持っているアメリカ人も居るとのことなので、行く行かないは別として、なんだか面白そうだなと思い始めています。

 さて、ここからは妄想の世界の話なのですが、チャイの茶葉は僕がNYに持って行くとして、ミルクは現地調達なわけですから、スーパーマーケットの事情を知らないとどうにもなりません。なので、菊池さんにスーパーの写真を撮って送ってもらったのが、下記の写真です。

ホールフード

Manhattanにある「Wholefoods Market」

ここは「躍進著しいヘルスナチュラルフードスーパー」だそうです。ということは、ミルクの最新事情が分かる場所ということになりますね。

ミルク1

パッケージを見ると、「大事に育てた牛から頂く自然の恵み」というところでしょうか。身体に優しいというのをアピールしているんでしょうが、飲んでみない事にはチャイに使えるかどうか分からないのが辛いです。身体に良くてもチャイとしておいしくなければ使えないですから。
 以前、有機牛乳とかホモ牛乳とか低温殺菌牛乳とか色々と試してみましたけど、やっぱり僕には普通の成分無調整牛乳(超高温殺菌だけど)が一番ですね。ま、飲む目的が違いますから、各々メリットはあるんでしょうけど。

 酪農の国アメリカでも最近は、穀物系のミルクが人気らしく、種類もたくさんあります。

穀物ミルク

 ソイミルク(豆乳)とアーモンドミルクが幅を利かせてますが、ココナッツミルク、ライスミルクというのもありますね。あまり興味湧かないけど、日本のチャイワラとして試すにやぶさかではありません。何事も経験です。

 さて、「アメリカでチャイのワークショップをした日本人」というのは今だかつて聞いた事がありません。僕が一番乗りできたらいいんですが、僕が直接行けなくても、僕の弟子が行けたらそれはそれで面白い事になりそうではあります。全国にいる僕の弟子の皆様。時間とお金に余裕があれば、行ってみませんか?フォローは菊池さんがしてくれるはずです。ほんとに?多分。知らんけど。

 

 

2018年8月18日(土

<ゲイロードのランチ>

 今日は兵庫県垂水のアウトレットに行って来ました。ここ10年ぐらいは頻繁にここを利用しています。電車で豊中から1時間半、三宮から各停に乗り換えるとちょっとした小旅行気分が味わえるし。須磨海浜公園ぐらいから海が見え始めて、海を渡るタンカーが小さく見えたりします。塩屋の次の垂水で降りて、浜風を受けながら歩いて10分。ちょうど10時に着くように前日から時間を調べておくのが僕の役割。

 毎回一通り見終わると大体12時なので、食堂のフロアへ行き、今日は何にするかを行列を見ながら決めるんですが、今回は行列のない「ゲイロード」に決めました。「ゲイロードはおいしい」と聞いたのは今から30年ほど前になりますが、なぜだか機会がなくて、今回初めてここのカレーを食べる事になりました。(ランチだけど。)

 店に入るとなんだか懐かしい香りが。カレーやタンドール料理の匂いかな。僕はチキンキーマカレーセットで、うちの奥さんはシーフードカレーセット。明石大橋が見えていい感じ。
 タンドリーチキンは久しぶりでおいしかった。カンテのはタンドールで焼いてないので食感が違います。(美味しいけど。)
 チキンキーマカレーは思っていたのより淡白で辛くないけど、こんなもんかな。シーフードカレーはエビの味だけが際立っていてこれももうひとつかな。ナンもふっくらというよりは、ちょっと固め。全体としては悪くはないけど日本人に合わせ過ぎで、インパクトがなかった。繁盛店だし、カレーを大量に作っているから仕方がないんでしょうね。元同業者だから、大体分かります。

 しかし、食後のチャイは残念でした。珈琲カップで出てくるのは良しとしても、ぬるいし、牛乳が生クリームのようにネトっとしていて作り置き丸分かりで、色が濃い割りには風味がなかったですね。ま、近くのテーブルの注文に聞き耳を立てていると、暑いのでやっぱりアイスチャイでした。こういう場所では、ホットよりアイスのほうが無難です。僕はもちろんそれは分かっていましたが、調査のためにチャイを注文してみただけです。美味しいチャイが出てくるはずないと分かっていながら注文する、というのは職業病ですね。

 さて、今日のアウトレットでの収穫は、ニューバランスの996が9,990円で、インナークッション1,200円も合わせて買ってもらえたことですね。軽いし、履き心地いいです。それと、応対してくれた女子の接客が丁寧で、器具まで持ち出して足のサイズを計ってくれて、僕の納得がいくように説明してくれたこと。
 試着の時に、両足の靴ひももちゃんと締めてくれて、それがジャストフィットだったので、そのまま履いて帰りました。

 かかとから足を降ろしたくなる。そんな履き心地です。
 

 

 

2018年8月16日(木

<クモの巣との戦い>

 冬の間は姿をみせなかった蜘蛛(大型はいない、ハエ取り蜘蛛かそれより小さい)も、夏は稼ぎ時なのか毎日のようにクモの巣を張って僕を困らせる。クモの巣を張る場所はいつも決まっていて、ゴミ置き場の隅っことか、手すりの角とか階段の隅とか玄関ドア付近。ちょっと気を許していると、すぐに網を張りたがる。かかっているのは、アリとか蚊とかだけなんだけど。住人の人に一番見られたくないのがクモの巣なので(仕事してないと思われるから)、見つけたらすぐに取り払うことにしている。

 しかし、どうなんだろう、毎日自分で張ったクモの巣を取られるのって。毎日なんだから、別の場所に張るっていうのをなぜ考えないんだろう。毎日同じ場所に張るから、嫌がらせで、アリ退治用のスプレーを事前にその場所に吹きかけておいても動じる事なく同じ場所に張りたがる。

 蜘蛛は昔から大きいのも小さいのも嫌いだったけど、害虫駆除をしてくれるというのを知ってからちょっと見直すようになって、家でもハエ取り蜘蛛程度だったら「クモジ」とかって名前をつけて、「クモジ、踏んづけちゃうからそこどいてくれる?」とか話しかけたりしている。
 こどもの頃、トイレにでっかい蜘蛛が張り付いていて、怖くて入れなかったことが度々あったのを思い出す。でも、不思議と豊中ではでっかいのは見た事がない。都会は住みづらいのかな?

 

 

2018年8月15日(水

<暑さとの戦い>

 今日は気温は高くないし(とはいっても33℃ですが)、曇りなので仕事が捗るかなと思っていたんだけど、30分外を箒で掃いていると汗がどんどん出て来て、休憩!となった。

 部屋に入るなり、冷房を24℃にして一気に冷やし、徐々に温度を上げていく。管理員の1人部屋ってこれができるから素晴らしい。以前の市役所では、28℃設定という効いてるんだか効いていないんだか分からないエアコン設定でだだっ広いフロアを賄うので、夏は暑い、冬は寒いという、ま、一般の会社ならどこでもありそうな不満がありました。

 さて、管理員室を出た所がロビーと共用廊下で、ここにもエアコンがあるので、温度設定は僕が管理しています。冬の間は、超高級マンションじゃないので、ロビーにあるソファーで会議とかがある以外一切暖房を点けなかったんだけど、真夏もこれで乗り切れるかなとか思っていましたけど無理でした。
 34℃を越えたころ(7月24日頃)から、廊下を歩くだけで気分が悪くなるぐらい暑かったので、28℃に設定をし、僕が出勤する8:30から仕事が終わる17:00までエアコンを点ける事にしました。ただ、半日エアコンを点けっぱなしにしたら、理事の人から苦情が来るかもしれないので、こまめに温度を上げたり下げたり、ドライにしてみたり、記録ノートを付けて、最高気温と設定温度と天気を記して、エアコンを点けた理由を考えたりと色々と工夫はしています。

 さて、30分休憩したので、次の清掃場所に行こうかな、っと。

 

 

2018年8月14日(火

<「さすがの茶葉です!!」>

 8月6日掲載のこのブログで「チャイの診断書」の話をしましたが、実験台として質問事項にお答え頂いたT.Yさんにアドバイスをした結果、僕の茶葉を買って頂きました。(そういう風に誘導したわけではないですが、結果的にはそうなりました。)
 で、僕の茶葉を使って、チャイを飲まれた感想を書いて頂いたのがこれです。本当はこの文章、「やらせ」だと思われるから、最初は載せるのを止めようと思っていたんだけど、何度読んでも「気持ちいい」(笑)ので、やっぱり載せる事にしました。

 僕のブレンドした茶葉のファンが増えたらいいなぁ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 送っていただいた茶葉、
毎朝イチに入れて
飲んでいます。

さすが
チャイマスターの茶葉です。

初めて開封した時、

キメが細かくて、
粒が揃っていて、

一瞬、
上品な紅茶だけが持つ
独特の香りが
鼻腔をくすぐりました。

一杯分だけを
手鍋に入れて、

他には何も入れず
茶葉だけを

丁寧に丁寧に
火を入れながら
煮立たせて
みましたが、

軽く沸騰する
お湯の上で

空気を纏った
茶葉の粒が

まるで、
星空に浮かぶ
煌めく星のように見えて

しばし
手鍋の中の小宇宙を
見とれていました。

牛乳を入れて
煮立てると、

しっかりした
褐色の飴色に
仕上がり、

器に移して
砂糖を入れて
味わってみました。

(正直、
普段のJ○n○tのチャイでは、
味が
砂糖に負ける
気がするので、
砂糖はいれないことが多いです。)

砂糖を入れても
まったく味に影響しない

しっかりした
味わいのある
手応えのあるチャイに
仕上がっていました。

梅田のカンテ・グランデで
たった一回だけ飲んだ
チャイよりも
ずっと美味しく感じました。

しばらく
スパイス類は何も入れず
作り込んで、

舌に味を
覚えさせようと思います。

お忙しいなか
何度もメールして
すみませんでした(感謝)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こちらこそ、茶葉を買って頂き、ありがとうございました。
チャイにはそれにふさわしい茶葉があることを、知って頂けてうれしいです(感謝)。

 

 

2018年8月13日(月

<モバイル端末>

 賃貸マンションに入る時、一番心配だったのは「ネットに繋がるかどうか」でした。

申し込み内容&注意事項には

「※モバイル端末のお貸し出しの場合(無料)は、付属のUSBケーブルにてPCとお繋ぎ頂いてご使用いただきます。(Wi-fiでお使いいただくことも可能ですが、当社といたしましては接続してのご利用を想定しており、その際のサポートは行っておりません)」

と書かれてあるだけで、今までモバイル端末を使った事がなかったから「USBでPCと繋ぐ??」という意味が分からず、電話で訊いても「USBで使える」の一点張りでMacでの接続がどうなのか分からないようでした。

 ネットで調べても「モバイル端末は無線でLANに接続」と書いてあるし、「有線か無線かどっちやねん!本当に繋がるの?」と心配になり、「もし使えなかったら、一ヶ月もネット環境が無くなるのは何としてでも避けないと」と思い、Wi-Fiを使えるようにセブンスポットの会員になった。そうしないと、茶葉の注文も分からなくなるから。

 そして、引越の当日、部屋に入ってみたら、これがあったので、

モバイル

 画面の指示にしたがって、この機器の名前(ID)とパスワードをMacの「ネットワーク」でネットワーク名を探してパスワードを打ち込んだら、あっさりと無線でつながった。・・・拍子抜けとはこのことです。

 しかし、これ便利です。これさえあれば、どこででも(制限はあるにしろ)ネットに繋がるんですよね。ネット環境のない今の仕事場にこれを持ち込めば、正に「僕の部屋」状態!
 しかし、これを個人で借りるとなると一ヶ月に3,000円前後かかるんですよね。それは痛い。家ではJ:COMにネット代を払ってるわけだし、それとは別に僕の小遣いから払うのは嫌だなあ。駐輪代も自腹で払ってるし(家が仕事場から2km圏内は交通費をもらえないのです。直線距離でギリギリ2km無いのだ!)、安い給料から5,000円も引かれたんじゃバカバカしい!

 かくして、モバイル端末は、引っ越している間はフルに使える便利モノになりましたが、さて、セブンカフェはどうなったのかというと、一度使ったっきりで行ってません。行く度に珈琲を100円で飲むなんてそれこそバカらしい。

 

 

2018年8月12日(日

<ファミリーヒストリー>

 母

 母が何年か前に、何を思い立ったか、何の説明もなくこの写真を送って来たことがあった。
 後ろの兵隊さんは僕の母方の祖父(僕が産まれた時には亡くなっていたようだ)で、となりがばあちゃん、手前の左から、長女(母)、次女、三女の順。場所はどこだろう。今になってみると聞いておけばよかったことはたくさんある。

 母は1930(昭和5)年、福島県で生まれ、
  太平洋戦争が始まる頃サイパン島に移住(推測)、
  1945(昭和20)年、15歳でサイパン島から愛媛県今治市に移住。
  1950(昭和25)年頃に結婚(推測)、
  1951(昭和26)年頃に長女を出産(推測)するも、1歳に満たずして腸捻転で死亡。
  1954(昭和29)年に僕を出産し、
  1961(昭和36)年に弟を出産。
  そして、今年、88歳で他界した。

 いつ、どんな理由でサイパン島へ行ったのか、聞いたのかもしれないけど、覚えていない。
 それに、どんな理由で今治市に来たのかも知らない。
 先日、母の通夜の時に、四女に訊いてみたけど知らなかった。そんなもんだ。
 昔、サイパン島のちゃんとした写真集が家にあった。サイパン島で砂糖の生産をしていたらしく、サトウキビ列車の走っている写真もあったが、その列車に引かれてばあちゃんは片足を太ももから切断、義足を着けていた。子供の頃、ばあちゃんと一緒に銭湯に行った時、かなり上の方から足がなかったのを見てびっくりしたことがある。

 祖父がいつまで生きていたのか知らないし、会った事もない。母は6人姉妹の長女で、6番目の妹は、僕より少し上だから、昭和25年頃までは生きていたようだ。母は結婚とともに家を出て、市内からすこし離れた場所に父の実家があり、そこで僕は生まれた。

 僕が物心ついた頃には、母方の家は大黒柱を失い、ばあちゃんひとりで6人姉妹を育てていたので、貧乏で、狭い長屋を借りてそこに7人が住んでいた。次女と三女はホステスとして働いていたので、長屋の一部屋ずつ与えられて住んでいたが、周りの家に囲まれていたので、昼でも暗くて日差しがなく、天窓からの小さな光が差し込んでいたのを覚えている。その次女と三女は今から15年ほど前に亡くなり、その後ばあちゃんも90歳で亡くなり、写真に写っている人はもう誰もいなくなってしまった。
 四女が 通夜の晩、「じいちゃんが戦争で亡くなっていたら、年金がもらえてちょっとはいい暮らしができたかも。」と笑いながら言っていた。

 ばあちゃんは、思いっきりの東北弁で、「はひふへほ」が「たちつてと」になり、僕を呼ぶ時は「ちろゆき〜」と言っていた。

「かんばらちろゆき」なんかいいなあ。

 

 

2018年8月11日(土

<仕事場の必需品>

 カンテで働いている時は、TVで「OLさんの机の引出しには、お菓子がたくさん入っている。」っていうのを聞いて「ふ〜ん」とか他人ごとのように思っていたけど、自分が市役所のデスクワークをするようになって、隣の女性から引出しのお菓子を頂いた時、「なるほど、これか! 仕事中にこっそり食べてもいいんだ。」と納得。それからは、コンビニに行く度にお菓子を買い集める習慣がついて、気がついたら周りの人たちとお菓子の物々交換が始まっていたのでした。
 その頃のお菓子は洋菓子系が多く、発酵バター使用のビスコ、ブルボンのお菓子、明治のチョコレート、グリコのバタースコッチなど、個包装で食べた時に音がしないものが多かった。そりゃそうですよね。おかきを手づかみでバリバリ音を立てながら食べたら周りの人のジャマになりますから。

 ところが、今は全然気にしなくていいんですね。ひとりだから。

 最初は、ローソンでチョコやビスケットやキャラメルコーンを買っていたんだけど、和菓子系にシフトし始め、海鮮せんべい、黒糖かりんとう、芋かりんとう、黒棒、柿ピー、歌舞伎あげと袋物が中心になってきた。そして、現在、袋を開けたり閉めたりするのがじゃまくさいので、タッパーを買って来てそこに移し替え、専用のBOXを買って机の横に置いてる始末。

 ただ、今は暑いのでちょっと食傷気味で、あまり買い置きはしなくなりましたが、ひとつだけ飽きないものがあり、それだけは毎日食べてます。それが「こつぶもち」と「ピーナッツ」のブレンド「こつぶピー」です。

粒ピー

これって、混ざったものが袋入りで売られていますが、ちょっと僕にはピーナツが多すぎるので、お菓子のスーパー「まるしげ」で「こつぶもち」220gを買い、ファミマで「バタピー」78gを買って、柿の種の空き缶でブレンドして食べています。両方で400円。これを5日間で食べ切るので、一日約80円(60g)と割安になってます。(なってないかな?)

 ちなみに、これがブレンド用の缶です。

柿の種

 月曜日の朝、これでブレンドして小さなタッパーに小分けして一日分(60g)を計量。
ミルクティーとこつぶもちが、仕事前の毎朝の定番です。

 

 

2018年8月10日(金

<親不孝者>

 母が亡くなって49日が過ぎた頃、弟から今治弁全開のこんな電話があった。「この間、唐子荘(養護老人ホーム)へ行ったら、おかあが残してた荷物があったんで持って帰ってきたんやけど、その中に、卒業アルバムと兄貴のもんが入ってる箱があったんよ。たいしたもん入ってないんやけど、送ろわい。」

 後日届いたのは、高校時代の卒業アルバムとこんな箱でした。

箱

 タオルでも中に入っていたと思われる箱の上には、ちいさく「博之」の文字。開けてみたら本当にたいしたものは入っていなかったけど、母にとっては「宝物」だったに違いない。

 入っていたのは、僕から母に宛てた年賀状、22年前の新築マンションに入った時のミニアルバム(コメント付き)、昔作ったミニコミ、(なぜか)紅茶のいれ方の切り抜きのコピーなど。

 大事に育てた自慢の息子が、19歳で「大阪へ行く」と言い出し、勝手に就職して、勝手に辞めて、勝手に結婚して、勝手に家を買って・・・その頃から母は思ったんでしょうね。「もう博之は帰って来ない。」と。 だから、僕から送られて来るものだけが自分への愛情の証だと考えるようになって、捨てられなくなったんだろうなあ。可哀想だけど、仕方がない。息子とはそういうもんです。

 お葬式の帰り、弟の義母が車の中で、弟の結婚前のエピソードを話してくれた。
「あなたのお母さんが、娘が嫁ぐ前にウチに挨拶に来られた時、お兄さんのことばっかり話をするのでビックリしたんですよ。」というのです。

 弟は僕とは違ってやんちゃをしていたので「自慢の息子」ではなく、何も話す事がなかったので僕の自慢話をしたんでしょう。ウチは貧乏だったし、父は生涯平社員だったし、自分にも学がなかったので、僕の自慢だけが心の拠り所だったんでしょうね。
 小学校から級長をしていた事、今治で一番の進学校「今治西高等学校」を出た事(実際は落ちこぼれだったんだけど)、関西大学に入った事(これもたいした学部じゃないんだけど)。母が親戚の人の前で、何度もこの話をするのを耳にしていました。僕は恥ずかしかった。そんなこと、自慢にもならないのに。 それぐらいのことで自慢できると思ってた母も悲しいけど、僕の親戚には、僕以上の優等生がいなかったんだから、それも悲しい。狭い世間の話です。(笑)

 箱の中には、紙切れの他に一個だけバッジのようなものが入っていました。良く見ると、西高の学生服の詰め襟につける徽章でした。

どうせなら、天国に持って行ったらよかったのに。

 

 

2018年8月9日(木

<電子レンジ その後>

 昨年の10月からマンションで働き出して、お昼は弁当を作ってくれる事になった。市役所で働いていた1年と半年の間は、ウチの奥さんも働いていたので弁当を作る暇がなく、お昼は近くのコンビニで買う事が多かった。

 仕事場は市役所の5階のとある部署。同じ課の人が机を合わせて6人ぐらいがひとつのグループになっていて、お弁当を持って来ている人は二人、外食は二人で、僕ともう1人はだいたいローソンかファミマというのが定番でした。
 さて、コンビニへ行って何を買うのか。まずはコンビニ弁当。飽きたらおにぎりかサンドイッチ。それにも飽きたらパンを2個。どこのコンビニもそうだけど、やたらヤマザキが多い。昔は意識せずに買っていたパンだけど、気がついたらほぼヤマザキだったことがあり、「なんかもっと他のが欲しいな」と思ってたところに敷島パンがPASCOを販売するようになって、おいしいパンが増え、ヤマザキから乗り換えた。

 話がそれたけど、管理員の仕事が決まった時も、お昼はコンビニかなと思っていたら、お弁当を作ってくれるという。自分がストレスや食生活の偏りのせいで病気になったという反省もあったし、今は仕事をしていないということもあって、僕には偏りのない食生活を送ってもらうためにとの配慮らしかった。

 栄養のバランスを考えた弁当は飽きない。それに、冷めてもおいしいお米があれば鬼に鉄棒、いや金棒ということで、僕は毎日おいしく食べていたのでした、この間までは。

 それが、今から半月前、リフォームによる一時引越しのため賃貸マンションに引っ越したことで事情がかわり、今はコンビニで、弁当やパンを買う生活に逆戻りしたのです。その原因は、冷蔵庫が半端なく小さい事。晩ご飯の食材も大量に買う事が出来ず、二日分のメニューの材料ぐらいしか買い置きができなくなり、当然のことながら弁当のおかずの彩りもできなくなったのでした。

 さて、前にお伝えした通り、仕事場にはガスも冷蔵庫もなく、調理道具も皆無。あるのはティファールとIH調理器のみ。そこに電子レンジが仲間入りしたのが、弁当が無くなった日と同じ日なのだ。これは何かの啓示か!とか勝手にいい方に思い、電子レンジを使ってあと残りの半月を楽しい昼食の時間にするべく日々考えている、というそういう話なんですね、今回は。

 電子レンジが得意な事と言えば、温める事と解凍する事。温める仕事は牛乳があるので、解凍するものを考えてみた。まずスーパーで冷凍食品のコーナーへ行ったら、「ピラフ」「焼き飯」「焼きおにぎり」「スパゲティ」などなど、結構ある。しかし、一袋の量が多いものはパスしないといけない。冷凍庫がないから。
 で、ファミマへ行ってみたら、一人分の少量のピラフがあったので、これを試しに買ってみた。袋から電子レンジ対応のタッパーに入れ替え、レンジでチン。タッパーのまま、ティースプーンで食べてみた。う〜ん、それほど美味しくないなあ。次はチキンライス。これもダメ。もう一度スーパーに行ってみたら、ニッスイの一人前のオムライスがあったので、今日はこれを朝買って職場に持って来た。保存は保冷剤の入った保冷バッグ。最近、冷たい水とポカリを入れて持って来ているので、これに入れて保存。お昼ぐらいまでは持つ。

 レンジで500Wで5分30秒。えらい長いなあ。レンジをスタートさせて温めている間、小川さんからいただいた中国産の紅茶をいれる。お湯を沸かし、2.5gの茶葉をポットに入れてお湯を170cc、蒸らし2分で、オムライスと同じ時間に出来た。

 オムライス

 まあよくできてます。自分で作った方が断然おいしいけど、これで満足しよう。

 頂いた中国紅茶は不思議に渋みがなく、かすかに甘さがあって飲みやすい。四川省のパンダの故郷の近く、蒙頂山で作られているとか。ここはお茶の故郷でもあるそうな。英語で「World tea birthplace Panda home」とパッケージには書いてある。これが「売り」か。品名は「工夫紅茶」、つまり時間をかけて丁寧に作られているという紅茶のことです。茶葉自体の香りはどこかでかいだ事があるけど思い出せない。「日常茶なので気軽に飲んでください。」と言われましたので、肩肘張らず飲むことにします。

 冷凍のオムライスを食べながら中国紅茶を飲む。新しい体験でした。

 

 

2018年8月8日(水

<コレクション>

 1994年頃のカンテのメニューです。

メニュー03

 これは看板用に作ったもので、写真も文字も台紙に手貼りしたものですね。文字はその頃まだパソコンがなかったから、ワープロで特殊紙に打ったものを切り貼りしています。
 色々と撮影に凝っていた頃の写真なので、懐かしいです。

 照明器具がなかったので、自然光だけで撮影するためには三脚は必須でした。当時は一般的に真上から撮影するというようなメニューはなかったので挑戦したのですが、三脚を目一杯伸ばし、支柱の真下にカメラを取り付けて、レンズは広角の28mmと35mmで撮ってゆがみをできるだけ少なくしています。

 写真に小道具を盛り込みすぎて、井上さんには「あまり写真に凝らなくていいよ。(カンテは内装に凝っているから)もっとシンプルに撮影してくれる?」って。

 好き勝手もほどほどに、ということですね。ごちゃごちゃし過ぎです。

 ちなみに、左真ん中「キーマパラタ」がスタッフの好物で、まかないで良く食べていたようです。僕はそのころから「BET(ベーコンエッグトマト)サンド」でしたが。

 

 

2018年8月7日(火

<だんご虫>

 一階の通路は庭に面していて、春頃にはあちこちを歩き回るだんご虫(丸虫)を毎日見かけては、箒で庭に転がしていたんですが、最近は暑さのせいか通路には出て来ず、暗くて涼しいところに隠れています。それはどこかというと、散水栓のあるBOXの中。
 散水栓のBOXは表と中庭に計6ヶ所あって、蓋を開けると10〜20匹ぐらいが必ずいます。僕は虫が大嫌いなのですが、丸虫は小さいし、よく見なければ丸い糞のようなものだし、むやみには近寄って来ないし、僕も触らないように栓だけ開けたり閉めたりするようにしています。

 今日も散水栓の蓋を開けてみたら、白い小石の上に2匹乗っかっていて、丸虫も好きな石とかあるのかなぁと、そんなことを考えた朝でした。

 

 

2018年8月6日(月

<チャイの診断書>

 先日、「チャイのワークショップ開催願い」のメールを頂きました。

 「昨年秋に『チャイの旅』を購入し、それ以降、ほぼ毎日、自宅でチャイを入れています。 ワークショップ開催のタイミングが合わずに参加する夢が未だ、かなっていない状態ですが、また是非、関西(大阪)でもチャイのワークショップを開催してやってください。

 本を購入して、私のようにチャイに嵌っているヒト多いと思いますので!!
 よろしくお願いします。

 『自分の入れるチャイって、本当にこれでいいんだろうか?』と首をひねりながら、日々チャイを入れ、いちど、神原さんのチャイの作り加減を拝見して是非、自分の自宅チャイをレベルアップしたい男より(願)」

 うれしいですね、そう言ってもらえると。
 僕もうすうすそれには気づいているんです。
 これまでに僕のワークショップに来られた方の多くは、「これでいいんだろうか?」ともやもやした気持ちで来られる方たちが多かったからです。そうした人達は、僕の作るチャイを見て「目からうろこが落ちた」と喜んでもらえたから。

 一人でも多くの「もやもやチャイ」の解消を目指してはいるんですが、いかんせん年間3〜4回のワークショップではらちがあきません。しかし、「神原チャイ」を広めるには、「開催場所」と「開催人数」と「開催金額」の問題が「かなり高い壁としてある」というのが実状なんですね。

 だから、考えたんです。メールである程度「神原チャイのいれ方」をお伝えできれば、しばらくはそれで我慢してもらって、その後、ワークショップに機会があれば来て頂いて、僕のいれるチャイを飲んでもらう。そうすれば、「もやもやチャイ」に終止符を打つ事ができる。とまあ、そういうことです。

 それには、次のような「質問事項」に答えてもらって、それに僕がお答えするというような手順を考えました。現在、上記のメールをして頂いた方を実験台(?)にさせてもらっていますが、興味のある方は随時質問にお答えください。こちらから返信させていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【質問事項】

1)あなたはチャイを作るとき「計量する」「時間を計る」ということに抵抗がありますか?  ある場合は、ここで診断は終わりです。他の方に師事してください。「チャイに砂糖を入れない」という方も、残念ですがここで終わりです。

2)デジタルスケール(計量器)とタイマーをお持ちですか?「体内時計」はだめです。

3)お手持ちの手鍋の材質と寸法(直径と深さ)を教えてください。大きさによっては買い替えないとだめかもしれません。(「神原チャイ」の場合だけですけど。)

4)茶葉は何をお使いですか?メーカー名と銘柄と金額を教えてください。僕が使った事がない茶葉が出て来るかもしれませんが、大体は想像がつきます。

5)牛乳は何をお使いですか?(牛乳以外でも構いませんが、牛乳を使って作るチャイが僕の基本になっていますので、それをご理解の上、質問にお答えください。)これもメーカー名と銘柄と金額を教えてください。それを使った事がないかもしれませんが、それなりのアドバイスはできます。

6)チャイにスパイスを使う時、何をいれますか?使う事を前提にしていませんので、使わなければそれで構いません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以上の質問にお答えいただけたら、こちらから診断書(アドバイス)をメールで送ります。
 診断書はもちろん(僕の勉強のために書きますので)無料ですが、場合によっては、ある程度の出費を覚悟していただくことになるかもしれません。
 例えば、鍋を買ったり(もちろん僕からではないですよ)、僕のブレンドした「神原チャイ」を買って頂く事になるかもしれません。
 それでもよければ、メールをしてください。
 無用なトラブルを避けるため、そちらからメールをしない限り、こちらから勧誘のメールをすることはありません。そして、もうひとつ、僕は相性を大事にする人間ですので、相性の悪そうな人からのメールにはお答えしないかもしれません。(笑)(そんな人、1万人に1人もいないでしょうけど、念のため「バリア」を張らせて頂きます。今までいろんな人と出会って、かなりダメージを受けた事があるんです。申し訳ありません。)

 さて、ワークショップではないですが、「チャイの学校」第二弾は、今度主催者の奥田さんと打ち合わせをしますので、今年中には開催できるかも。まだ、分かりませんが。その時は、ご参加よろしくお願いします。

 

 

2018年8月4日(土

<五妃美人茶>

 「まちのシューレ963」でのワークショップで、マネージャーの水谷さんから「先日台湾へ行きまして、お土産に『東方美人』を買ってきましたので、差し上げます。」といただいたのが、これです。

美人茶

 紙袋から取り出した茶葉を見てびっくり。

美人茶2

 これは・・・東方美人の茶葉ではない・・・。なぜ?

 この秘密を明らかにすべくネットで検索してみると、ブログが1件ヒット!

 台南に住む岩田さんによると、「(台湾のお茶屋さん)『奉茶』が台南にある五妃廟の名前をとって命名した、東方美人茶です。」とあった。

 「東方美人茶といえば細い茶葉で、高い位置からお湯を注ぐとまるでダンスをしているように、茶葉が舞うことからその名になった…確かそうだったような…
 でも、『五妃美人茶』は茶葉がコロッとしています。これは、ぽっちゃり系だった楊貴妃にちなんでとのことだそうです。」(岩田)

 そうだったんですね。水谷さんがダマされたわけではなかったのがこれで判明。

 早速、茶壺(ちゃふう)でいれてみました。3g 120cc 蒸らし3分。(僕の基本型)

 味は間違いなく東方美人茶でした。
 僕の推測ですが、東方美人茶と同じ品種の苗を別の場所で育てて、製造方法も簡略化してリーズナブルな価格設定をしたのが「五妃美人茶」なのかも。

 水谷さん、ありがとうございました。
 一緒にいただいた「陳年プーアール茶」も全然臭みがなく、おいしくいただきました。
 水谷さんは今、このプーアール茶にハマってるそうです。
 黒茶ってハマるんですよね。(笑)

 

 

2018年8月3日(金

<えらいことになってる本棚:その3>

ブックス3

 左から

 「ペッツボン」・・・懐かしのPEZ特集本。これは資料集なので捨てられない。

 「ドリームウィーバーCS4」・・今作ってるページもこれを使っているけど全然慣れない。こんなにWEBが発達してるのに、この面倒臭さはなんなんだろう。

 「CSSマスターブック」・・・重さんに借りた本。返せぬまま、読まぬままこの部屋に。

 「これから始めるドリームウィーバー」・・・これさえもマスターできず。でも、CD-ROM付きなので、コピー&ペーストで流用はしています。

 「Webデザイン講座」・・・これも置いてるだけ。

 「酒場の本」・・・明治屋が載ってるので買いました。そのページだけ切り取って捨てようと思う。

 「阪急沿線を楽しむ本」・・・この本を読んで楽しんだ事がない。

 「フードプロセッサーでパン&デザート革命」・・・これを見て、アイスクリームを作ったことがあるけど、夏だとすぐ溶けるので微妙でした。おいしかったけど。

 「京阪神カレーの本」・・・やっぱり、買ってしまう本。必要ないような気がするけど。

 「ビートルズvs60年代のライバル達」・・・ライバルとして「ザ・ビーチボーイズ」「ザ・ローリングストーンズ」が載ってたので買ったけど、主人公はビートルズなので、ファンを卒業した僕にはあまり興味が湧かず、読み返したけどビートルズ賛辞の本はもう要らない。

 「赤塚不二夫でいいのだ!」・・・赤塚不二夫の歴史本。面白いけど古くさい。色んな本で紹介されているエピソードが多くて、それほど新鮮味がなかった。捨てようと思う。

 「散歩の達人」・・・カンテが載ったので出版社からもらった本。散歩には興味あるけど、もう20代ではないので、不要かな。

 「ぼくのローカル線」・・・鉄道写真家:広田尚敬さんの写真集。想いのこもった優しい写真だらけ。地味だけど好きです。嵐山光三郎の文章が本に合っていない。

 「料理雑誌」2冊・・・一冊は水野さんの豚カレーが載ってる。もう一冊は「料理のコツ特集」料理もしないのにコツでもないだろうと自分でつっこむ。でも、なぜか捨てられない。

 「全仕事:前田真三」・・・朝日新聞編なので、前田真三とのインタビューは中途半端でかみ合っていない。もっと写真の分かっている人に任せるべきだ。なので廃棄。

 「フィギュア王:誰も知らなかったウルトラセブン」・・この背表紙の文句だけで買った。

 「マリリン・モンロー写真集」・・同じような本を数冊持っているので、写真が古くなったこの本は捨てた。

 こういう「縁切り話」をして本&雑誌を捨てると、無下に捨てるより心が痛まない気がするけど、どうなんだろう。あと10年もすると、持っていたことも忘れるような気がするなあ。

 

 

2018年8月2日(木

<えらいことになってる本棚:その2>

ブックス2

 今はやることがたくさんあるので仕事中本は読まないけど、最初は暇でどうしようと思い、「昔一度読んだけど、本当にその本は要るのか?」をテーマに再度読み直した本たちです。

左から、
 「ビーチボーイズ物語」・・・ファンなら知るべき事柄がいっぱい。天才ブライアン・ウィルソンの実像は、君や僕に似ている。そこがビートルズと違うところ。

 「2B弾・銀玉戦争の日々」・・・銀玉とは、プラスチック製のコルト銃に詰める銀色の玉のこと。何で出来ていたかは不明。軽くて、当たると痛いけど、これで戦争ごっこをやっていた当時(1930年代)の子供たちの遊びの記録。大人になった筆者の語りが熱い。それだけ。

 「中国茶の事典」・・・この本には色々と勉強させて頂きました。ところで、僕の本を作ってくれた松田くんは、成美堂出版にも「チャイの本」を提案してくれましたが、「初物には手を出せない。」と言われて断られたそうです。ま、そうでしょう。

 「日本茶・紅茶・中国茶」・・・これも中国茶の勉強用に買いました。

 「わたしだけのおいしいカレーを作るために」・・・この本だけ新しい本です。水野さんから頂きました。しかし、サインをもらうのを忘れました。本を読んだ前日に本を書いた人と話をしたので、なんか妙な読後感が残りました。彼の方が歳が若いのに、未来の自分の文章を読んでいる感じ、って分かるかなあ。

 「ローリングストーン・インタヴュー集」・・・フィル・スペクターのインタヴューがぶっ飛んでいて何を言ってるのか分からないけど、すごい。感性の人。この本、要らんなあ。

 「サマーデイズ」(中山康樹著)・・・個人から見たビーチボーイズ考としてはまとまっていると思う。良くも悪しくも、ファンだからこその苦言もある。

 「写真作法」(土門拳)・・・昔はこの本を読んで泣いたものです。今はもう泣けません。

 「フランスワイン入門」・・・一時期ハマったワイン。でも、やっぱりお高いのでヤメ。

 「小説 田中絹代」(新藤兼人著)・・・新聞に連載されたものなので、次の号も読ませようとするテクニックはすごい。小説だからフィクションもあるだろうけど、ほぼ実録もので、田中絹代はそれほど美人ではないのになぜ女優の頂点にまで登り詰めたのかがわかる。新藤兼人の溝口健二と田中絹代に対する愛が深い。

 「焙煎家案内帖・京都編・1」・・・「ほほほ座」編集の地味な珈琲焙煎家のインタヴュー集。珈琲は機械が炒るのではなく、人が炒るのだという証言集。みんな「クセが強い」。

 「シネフェックス3:映画『エイリアン』特集」・・・DVDで買った「エイリアン」の2時間にも及ぶ特典映像とこの本があれば、映画『エイリアン』は「エイリアン」という怪物が主人公の映画ではなく、脚本家ダン・オバノンが考えた奇怪なSF物語を、監督リドリー・スコットが、H・R・ギーガーの絵をもとにヴィジュアル化した(立体化した)、SF映画というよりはゴシック調のミステリー映画なのだと分かる。

 「シネフェックス8:映画『スターウォーズ・帝国の逆襲』特集」・・・一作目の「スターウォーズ」があまりにもヒットしすぎて、その次に作られた「帝国の逆襲」は、個別の特撮スタッフが多過ぎて、まとまりがなく全然感動しない。監督って何をする人なんだろう、と「エイリアン」を観て比較をしてしまう。
 にも関わらず、スノーウォーカーの造形は素晴らしく、そのことに触れたページは何回見ても飽きない。

 「山の絵日記」(きはらえいじ著)・・・カンテに行き着く前に少し放浪していた時期があって、その時に偶然知り合った木原栄示さんから頂いた本です。彼は大人しいタイプの人でしたが、そういう人ほど、自分の信念をちゃんと持っていて、頑固だったりします。そういうところが好きで、僕の作っていたミニコミに絵と文章で数回参加して頂いた事があります。
 僕がカンテに入ってからしばらくして、木原さんをカンテにお呼びしたことがありましたが、怪しげなものを見るような感じで店内を見つめ、僕に気を遣って顔は笑っていましたがどうも性には合わなかったようでした。
 僕は、山登りに興味はなく、高山植物にも興味がないので、この本は一度も読んだ事がなく、「今、木原さんどうしているかなあ」なんて考えながらネットで検索してみたら、小さなキリスト教関係の地味な記事の中で、2004年ぐらいに亡くなられていた事を知りました。ショックでした。またどこかで会えるだろうと思っていたのに・・・。この本は、もうこれからも読む事がないだろうと思い、捨てました。

 「お茶の本」・・・イギリス人が書いた茶に関するエッセイ本。写真はきれいですが、あまり参考にはならなかった。

「クラシック・アルバムズ1」・・・ロックのクラシックという訳の分からない本ですが、ザ・ビーチボーイズ「ペットサウンズ」とジョージ・ハリソン「オール・シングス・マスト・パス」の資料集です。なくてもいい本。

 

 

2018年8月1日(水

<チョコミント>

 夏は毎日1個アイスを食べる。「ちょっと太ったんちゃう?」と言われても食べる。ジャイアントコーンは、あると必ず買う。パピコも買う。モウのバニラも買う。アイスモナカも買う。ウチの奥さんは、去年病気になったので1年間は食べなかったけど、治ってからはハーゲンダッツの抹茶、マカデミア、いちごを良く買う。3つ買うと必ず最後に抹茶を食べる。美味しいものは一番後に。僕も同じですね。

 さて、夏にしか登場しないスーパーカップのチョコミント。久しぶりに食べると、「そんなにおいしくないか。」とか思うんだけど、やっぱり食べてしまう。今年は、仕事場への通勤途中のファミマでグリコのチョコミントを発見!いつからあるんだろう?見た事がなかった。

 出勤時には買えないし、お昼時間に買いに行って戻って来ると溶けるんじゃない?とか、帰りに買ったらどこで食べる?とか悩み、しばらく買わなかったんだけど、ファミマにコピーしに行ったついでについに買ってしまった。

 おいしい!スーパーカップよりおいしいかも。この夏はこれに決めた。

チョコミント

 

 

2018年7月31日(火

<『マサチューセッツ』>

 1967年、僕が中学1年生でプラモデルに夢中だったころ、もうひとつ夢中になっていた事がありました。それが、「グループ・サウンズ」です。まだ、「ロック」という言葉も「バンド」という言葉もなかった頃の話です。

 ザ・ビートルズが日本に上陸したのが1964年。日本中が大騒ぎ、というほどではなかったにしろ、僕には一大事でした。城卓也「骨まで愛して」、橋幸夫「潮来笠」、都はるみ「あんこ椿は恋の花」とか聴いて喜んでいた子供が、いきなり「抱きしめたい」の強烈な音に出会ってしまったのです。その斬新で、エネルギーあふれる音楽は世界中に飛び火し、雨後の筍のように、似たような(全員が制服を来て、長髪)グループであふれかえり(日本でもそうでしたが)、彼らの音楽を総称して(日本では)「グループ・サウンズ」と命名したのでした。

 そうしたグループの音楽を聞き逃すまいと、日々、ラジオにかじりついていたある日、他のグループがどちらかというと挑発的ながなりたてる音楽をやっていたのに対して、爽やかでちょっと哀愁のある曲が流れてきたのです。

 「なに、これ?いいじゃん。『マサチューセッツ/ビージーズ』。どこの?イギリス?」

 当時は、誰がどんな顔をしてどんな格好をしているのかほとんど情報がない時代で、たまたま雑誌に載ったビージーズのイラストを見て、「シュッとしていてカッコいいイギリス人なんだ」と勝手に思い込んで、少女漫画に出て来るようなスカーフの似合う美声年を想像していたのでした。だから、その後、「小さな恋のメロディー」とか流行った時とかも、そのイメージでしか聴いていなかったんですね。

 ところが、1980年代に入って「サタデーナイトフィーバー」でビージーズが歌っているのを聴いて(TVで見て)びっくり。歌い方も変わったし、かなり出っ歯のギトギトの3兄弟!
 僕はショックでした。あの爽やかなソフトなイメージは木っ端微塵。ファルセット(裏声)を強調したその独特の歌い方は、ノリはいいけど、僕には全く関係ない音楽に変わっていたのです。それに、僕は(ある程度)カッコいい人が好きなのです。

 でもね、やっぱり『マサチューセッツ』はいい曲なんです。「懐かしのメロディー」とか言われてもやっぱり好きなのです。だから、ビージーズも好きでいたいのです。ディスコサウンド以降の、あの声を震わせて歌う歌い方も聴きようによっては気持ちよかったりするのです。マイケル・ジャクソンだってああいう歌い方してるし。アレンジも、僕の考えるロックとは無縁だけど、ポピュラーとしたら『ステインアライブ」もいい曲かもしれない。僕の屈折したビージーズ愛はここから始まりました。

 そして、今年、あれから30年以上経って、キャロル・キングの名曲「will you still love me tomorrow」のカバー曲を探していて、偶然ビージーズに再会しました。

 「なんだ、またどうせ商売っ気の強いクサいカバーになってるんじゃないの?」とか思いながら聴いてみると、予想通りの大仰なアレンジで、これでもか!っていうぐらい朗々と歌い上げているではないですか。「やっぱしなあ。」

 ところがです。何回か聴いていくうちに、不思議とその曲の緩いテンポが身体に馴染んできたのです。ドラムもベースもパーカッションも、ボーカルをジャマしないように何の展開も無く淡々とまるでリズムマシーンのように大人しい。オーケストレーションも控えめです。全ては、ギブ3兄弟のボーカルを際立たせるため。効き過ぎのエコーというかディレイまでもが、心地よく聞こえて来るのはなぜでしょう?

  「will you still love me tomorrow」はキャロル・キングの曲(正確にはキャロル・キング&ジェリー・ゴフィン夫妻)なのに、ガールグループ:シレルズの曲なのに、もうこれはビージーズのオリジナルのようです。

 また今日も、「昼寝のプレイリスト」の中で、「マサチューセッツ」とともに、僕を気持ち良く寝させてくれるベストソングとして活躍してくれるのでした。

「will you still love me tomorrow」

 

2018年7月30日(月

<アリとの戦い>

 毎朝、ゴミ置き場の前を通る時、いつも気になるのが「アリ」です。冬の間姿を見せなかったアリが、ゾロゾロと列をなして歩いているのを初夏に見て、ちょっと嫌な気持ちになりました。「どうやって退治しよう。」って。

 一番最初に仕事場に来た昨年の10月、玄関先を横切るアリの列を見て、「なんじゃここは」と思いました。でも、前の管理員さんも営業の方も、アリを見ないフリをしていたので不思議だなあと思ったんですが、自分でアリ・キンチョールを買って来て、アリに吹き付けて分かりました。次の日もやっぱり行列は出来ていたのです。つまり、切りがない、と。

 でも、嫌ですよ、毎日アリの行列を見るのは。だから、毎日根気よく吹き付けていたら、いつの間にか行列はできなくなった。どうやら、アリも分かったようです。「ここは通らないほうがいい。」と。

 しかし、ゴミ置き場は別です。なんせ、「甘い汁」にアリつけるからです。ウチのマンションのゴミ置き場は広過ぎて、前日とか前々日から生ゴミを出す人がいるんですねぇ。「生ゴミは当日の朝9時までにお願いします。」って貼紙しても効き目なし。だから、アリにとってみれば、格好のエサ場なわけです。まあ、袋をきちんと閉めておけば、入り込めないのですが、やっぱり、前日に出すような人はその辺もルーズだから、袋の入口をちょっと開けておいたりするわけですね。 そうすると、次の日に来た僕はびっくりする訳ですよ。アリが袋にたかってて。そこで、シューっと吹きかける。効き目は抜群です。あっという間に動かなくなる。「こんな強烈な殺虫剤って怖い !」とも思いますが。

 ところが、です。今日はゴミ置き場に行列ができていない。珍しい!
 ドアを開けてみると、ゴミは3,4個ありましたが、全然アリの姿なし。つまり、ちゃんと袋の口を縛っていて、何も漏れていない。今日は優秀だなあ、と。僕の日々の行いに応じてくれたんだなあと。

こういう日は気分がいい。散水も楽しくできる、というものです。

 

 

2018年7月27日(金

<水やり三年>

 今月の初めに「管理員の仕事は暇だ」みたいなことを書いたら神様が怒ったのか、玄関庭の植栽が先週から続く異常な暑さ(連日38℃)のせいで枯れ始め、水やりもむなしく葉っぱの大きい多年草がほぼ全滅してしまった。7月の中旬ごろから毎朝水やりをしてきて、大丈夫だろうと思っていたのが間違いだったようです。

 昨日、植栽管理の会社の人が見回りに来てくれて、あまりの庭の枯れ具合を見かねて、僕に水やりの指導をしてくれました。

 倉庫からホースを取り出し庭まで伸ばすと「これぐらいの広さの庭なら、この暑さだと最低30分は水をやってください。」「えっ!30分!そんなにやるんですか?」「じゃないと水が土に染み込まないんですよ。」と言って手で土を少し掘り返すと、全然水がしみ込んでなくてカラっから。「一度水で土を湿らせてから、もう一度水をやると中まで入って行ってくれます。一回きりだったら水が土の上を滑ってるだけですからね。」

 そうだったんだ。「ここは私が水をやりますから、仕事に戻ってください。」と言われても事務室に戻る気にもなれず、「反対側から 僕も一緒に水をやります。」ともう1本ホースを取り出して別の散水栓に取り付け、丁寧に30分間水をやり続けました。そこが終わると、いつもなら(散水の管が埋設されているので)葉っぱに全く水をやってない別の場所でも、ホースが届く限り水を撒き続けていたら、「『水やり三年』ていいますからねぇ。難しいんですよ、けっこう。」と声を掛けてくれた。

 「甘く見てて済みませんでした。」と言葉にならない思いを、散水しながら業者の方と植物に心で呟いた僕でした。

 

2018年7月26日(木

<えらいことになってる本棚:その1>

戦車

 少しでも引越しの荷物を少なくするためと資料を整理するために、神原部屋に持って来た本達の一部がこの写真。

 僕の人生の始まりは、この箱絵であるといっても過言ではありません。

キングタイガー

 1967年、僕が中学1年の時です。「今治模型社」(ここは昔スロットレーシングカーのサーキットを持っていた憧れの模型屋さんでしたが、今でも営業されています。)で、この箱絵を見た瞬間、「カッコいい!!」の一言。このデザイン、このリアルな絵、このおしゃれな書体、そしてタミヤのマーク、全てが田舎の13歳にとっては斬新だったのです。今の僕があるのは大げさではなく、この箱絵のおかげなのです。

 美術の教科書に載っている絵には全く興味なかった僕でしたが、この絵には圧倒されました。絵を描く事よりも観ることに興味があることを初めて知ったのもこの絵です。それに、デザインに興味を覚えたのもタミヤの印刷物からでした。ちょうどこの頃、「タミヤニュース」という小雑誌が刊行され、僕はもちろん定期購読しました。タミヤから届く新製品紹介のチラシや年賀状は今でも大切に持っています。

 ところで、中身のプラモデルはというと、これまた素晴らしいもので、説明書通りに作って行くと不器用な僕でも一応完成し、戦車にゴムのキャタピラを履かせて友達とよくバトルしたものです。

 これ以後もタミヤの製品は買い続けましたが、プラモデルは遊んでいるうちに壊れて捨てるんですが、タミヤの箱絵だけは捨てられないので、切り取って保存し続け、大学で下宿生活をする様になった時、壁に貼ったりしてました。もちろん、今でも当時の箱絵は持っています。 ただ、カンテ時代、周りは女子ばかりで、こうした趣味を持っている事は誰にも話した事はありません。話しても聞いてくれないし、敬遠されるのがオチですからね。

 上の本の写真は、1990年代に戦車ブームの再来があり、書店で買った本やムック本ですね。その頃に、日本橋のニノミヤ無線で「大人買い」をして大量に購入し、もう一度戦車を作ったりもしましたが、ウチの奥さんに「あんたには塗装のセンスがない」と言われて作るのを止め、今ではネットで当時の資料写真やジオラマを観る事に専念しています。ちなみに、上記のキングタイガーの箱絵を描いたのは「高荷義之」さんで、後年徳間書店から画集が出たこともあり、「小松崎茂」画伯とともに伝説となっている人物でもあります。

 今でも未組立の戦車の箱を10個ほど持っていて、時々、箱絵を眺めたり誰が描いたか調べたり、中を開いては部品を見ながら「すごいなあ」と絶句したりしています。

 

2018年7月25日(水

<引越し>

 引越しは何回ぐらいしただろう。

・一回目は、吹田で下宿暮らしを始めた時。田舎から布団と本棚と電気スタンドを持参。
・二回目は、2年後、同じ下宿の少し広い部屋へ。プレハブの一戸建てだった。
・三回目は、1年後、プレハブは住みづらかったので、元の部屋の隣に戻った。
・四回目は、1年後、就職して旭区内代町のアパートに引っ越した。
・五回目は、1年後、内代町は殺伐としていたので、吹田の豊津に引越して4年間居た。
・六回目は、結婚して、東三国の賃貸住宅(ハイム)に。
・七回目は、3年後、吹田千里山の中古分譲マンションへ。
・八回目は、7年後(平成8年8月)、豊中の現在の住所へ。
・九回目は、22年後(平成30年7月)、リフォームのため、一時豊中の賃貸マンションへ。

 引越しの度にモノを捨てて来た。はずなのに、モノが減らない。別にそれが悪い訳じゃないんだけど、もっと身軽になりたいし、身軽にしないといけない年齢にもなって来た。だから、昨年からレコードもCDも本も売って(&捨てて)、もうこれ以上無理というところまでこぎ着けたはずだったんだけど・・・。

先日、高田君とこの話になって、「捨てんでもええやん、それに捨てるんやったら声掛けてよ!」と言われたんだけど、「いや、僕は捨てるべきやと思うし、人に渡すぐらいやったら捨てる。」と豪語。

 今回引越すことになって資料を片付けたんだけど、まだ残すか捨てるかの判断のつかないモノがまだたくさんあることに気づいた。しかたがないので、仕事場に持ち込んでゆっくりと判断するしかないなあ。

というわけで、神原部屋はすごい事になってます。


2018年7月24日(火)

<電子レンジがやってきた >

 22年も同じところに住んでいると部屋のあちこちが悲鳴を上げ始めるもので、まず10年目には食器棚の扉の蝶番が外れ、15年目には湯沸かしと換気扇が壊れ、20年目にはよく使うスイッチ類のバネがおかしくなり、ガムテープを貼っていないと通電しなくなったり、最近はトイレに入っている間に電気が切れるので懐中電灯を常備しているという悲惨な状況でした。

 「引越ししたい!」と思うようになったのが今年の2月。不動産屋さんに行ってみたら、今の持ち家の価値がかなり下がっていて、買い換えするには資金不足という結果でした。
 ところが、タイミング良くウチの家の関連会社にリフォーム部門が新たに出来て、相談に応じてくれるというので、梅田にあるPanasonicの展示場へ。
 色々と試算した結果、「リフォームするぞ〜!」モードになった次第。

 人の気持ちってすごいですねぇ。リフォームが決まった途端、きれいさを保持しようとする気持ちがなくなるんですねぇ。あちこち汚れていても無視するんですねぇ。さらに、「どうせ壊すんだし」という気持ちがモノにも伝わるのか、オーブンレンジが壊れたんですねぇ。

 「どうすんの?」「しかたがない。新しい生活が始まるまでの間、つなぎで買うか。」ということで、初めての「ニトリ」訪問。15,000円ぐらいかな。本当に基本形のやつ。

 これがしかし、びっくりするぐらい大きな音が出る。ぶ〜んという音が響き渡る。やっぱし、10万円以上するオーブンレンジとは作りが違う。タイマーが切れると、これまた、チン!と大きな音。夜、周りが寝静まった頃にこのレンジを使う勇気がない。

 さて、リフォーム工事開始の前日に仮住まいへの引越しが行われ、この電子レンジも一応持って行く事にしたんだけど、着いてみたら同じような基本形だけの電子レンジがあったので、「じゃあ、これはどうしよう。」「仕事の事務室に持っていくわ。」

 というわけで、今、僕の仕事場には、利用価値の薄い電子レンジがやってきた。
こいつの唯一の仕事は、朝出勤して来た時に飲むミルクティー用の、家から持って来たミルク(50〜60cc)を少し温めること。

 「チン!」という音が事務室(以下「神原部屋」と記す)から聞こえる。噂にならなければいいけど。

 

2018年7月23日(月

<キッチンのビフォー&アフター>

 これが最初のキッチンの様子です。昨年の11月ぐらいかな。10月の頃は、突っ張り棒もなく、水切りかごも三角コーナーもな〜んにもなく、ただ食器洗い洗剤とスポンジとハンドソープのみ。管理員の最低限の必需品てなんだろう?何も飲み食いするなっていうことかな?

キッチン2

これでは、仕事をしてても楽しくない。ということで、日用品を買い集めた結果がこれです。

キッチン

 1)突っ張り棚を追加。約2,000円。結構重さに耐える商品なのに、ある日出勤したら落ちてた。「突っ張り棒あるある」です。
   

 2)ブリタを購入。水道の水でも問題ないけど、紅茶を飲むときの気分的なもんです。

 3)紅茶は、リプトンの青缶とPG Tips(80pack)。「カンテ・セイロン」が僕の定番なんだけど、買い置きがなくなったので、久しぶりに青缶を飲んでいます。少し渋い。

 4)今日、スーパーで買ったBlendyの「濃厚ミルクカフェラテ ノンスウィート」が久々に珈琲としては香りも効いて美味しかった。最初から砂糖の入っているスティックコーヒーよりも自分で足す方が好きかな。

 5)水分補給は「ポカリ」で。家で凍らせて仕事場で解凍して飲んでいます。

 6)中国茶は充実のラインナップ。陳年プーアール茶、中国紅茶、東方美人、高山茶、鉄観音、梨山茶、凍頂烏龍茶、金せん茶、香片茶。すべて戴き物というのがすごい。中国茶器:茶壷も持って来ています。

 7)この写真には写っていませんが、チャイを作る道具もあります。

 このキッチン、お湯が出ないのが最悪で、冬に雑巾掛けしたあとの水洗いが超冷たい。なので、この冬はティファールを持ち込んでお湯を足しながら洗っていました。指に赤切れが出来たのは何年ぶりだろう。

 

2018年7月20日(金)

<In My Room>

 友達の南さんから「管理人室改造の話、間取りとか、模様替えが大好きな母に見せたらすごい面白い!って言ってました。
 うちの母は、ABCハウジングに行ったり、理想の家の間取りを考えたり、便利に暮らしやすくするにはどんな家具の配置にするのがいいのか考えるのが大好きで、気分転換にしょっちゅう模様替えをする。」のだそう。

 そうですか。僕の話に興味を持ってくれましたか。まさかとは思いましたが。(笑)
 それでは、調子に乗って、デスク周りを紹介しましょう。
 5月撮影なので、今は少し違います。撮影時間は、朝の9時5分前。

ルーム

・「こんな管理員室、見た事ない。」とみんなが口を揃えて言います。窓が磨りガラスになっていて外から全く中が見えないので、住人の方から「透明化」の要望が出ているほど。近日中に変わるらしい。

・レターケースは、必須ですね。上三段は100均で、中段がコピー用紙になってます。一番上を左手で押さえ、真ん中を引っ張ると出てきます。これ便利。

・赤枠の写真は、昔「カンテ写真部」のネコテラさんが撮ったものを使わせていただいています。窓から外が見えないので、外の写真があると落ち着きます。ちなみに猫の写真です。

・クリアファイルは、キングジムのSimpleaseシリーズで、これは支給されたものです。
 横の黒いA4リングファイルは100均のもの。

・窓の枠には、時計、クリップ入れ、PEZ、鉛筆けずりとカレンダー。

・鉛筆立ては、丸缶を3つ並べてテープで止めて紙のラベルを貼りました。

・MacBookProは、Retina、13インチ、Late 2013 まだマーベリックです。

・マウスは写っていませんが、もちろんMac純正で、マウスパッドの代わりに、茶色の紙を敷いています。

・FAX電話はPanasonic。コピーしづらいのが難点。

・手前のマグカップはミルクティーです。

・机の左側にプリンターがあります。EPSON EP-4004(A3)です。写真用紙の印刷はきれいではありません。やっぱり安物ですが、普通紙のカラーはきれいに出ます。

・写真を見ると分かりますが、意識的に明るい色を持って来ています。黄色、オレンジ、赤と少しでも賑やかな方が仕事をする意欲が湧きますね。

 

2018年7月19日(木)

<午睡>

 昨年ぐらいから寝る時間が早くなり、10時にはもう寝ているという事が多くなった。何年か前までは夜中の2時まで「雨トーク」を見るために起きていたのが懐かしい。

 夜寝るのが早いと当然朝起きるのも早くなる。8時間寝るとして、起きるのは朝6時。朝の食事を済ませると大体7時10分前になる。その時間から出勤の8時5分までが僕の自由時間。この1時間15分が僕にとって重要なのだ。
 着替えを済まして机に座りやることを考える。朝に考え事をすると集中力が湧く。朝にお茶詰めをすると集中できる。朝にメールをチェックするとゆっくりと返事が書ける。集中しすぎてヒゲを剃るのを忘れたりするけど。

 ただ、困った事に、しわ寄せが11時頃やって来るんですねぇ。清掃が終わり一段落するのが10時半ごろで、パソコンを開いて30分もすると眠気がやって来るのでスティックタイプのコーヒーを飲んでなんとか眠気を抑え、気分転換に見回りをしてやっと12時。

 15分でお弁当を食べたら、ブラインドを降ろし、「只今、休憩中」の札を出し、ヘッドホンをしてお昼寝タイム。
 iTunesで「昼寝」のプレイリストを掛ける。15曲ぐらいセットしておいて、J.D.サウザーの「Best of My Love」から始めて、ビージーズの「マサチューセッツ」、エルトン・ジョンの「Come Down In Time」、ブライアン・フェリーの「Take Me To The River」と続き、J.D サウザーの「The Sad Cafe」ぐらいで目が覚める。この間、約20分。

 折り畳み椅子に姿勢よく座り、目を閉じ、音楽を聴いていると本当に寝てしまう。
この気持ちよさ。ひとりだから味わえる。

 たまに緊急の用事で起こされることがあるけど、それは仕事。ちゃんとやってます。

 

2018年7月18日(水)

<ネットがない!>

 昨年の10月に、仕事場に行ってショックだったのは、ネットに繋がっていないということでした。回線の工事はコンセントを見ると済ませてあるみたいなので、ルーターを置けば使えるはずなんだけど、回線を通すとなると「管理組合の承認が必要」ということなので、一回、議案に載せていただいたんですが、「仕事の邪魔になる」「何に使われるか分からない。」ということで却下されたのでした。全くその通りです。(笑)

 しかし、不便です。まず、メールが打てない。ガラケーは打ち慣れていないのでなんともまどろっこしいし、僕はgmail派なんです。スマホを持っていれば何の問題もないんですが、ウチの夫婦は頑に拒んでいるんです。なぜに?「料金が高い」ただ、それだけ。「安いのあるじゃん」と言われるかもしれませんが、iPhone7か8を使いたいんです。Appleがいいんです。だだっ子ですね、単なる。

 それに、写真が送れない。マンションの不具合を発見して、iPod Touchで撮っても家に帰らないと管理会社に送れないのです。「どうして?」
 僕のガラケーはネットに繋いでいないんです。最低限の契約しかしていないので。写真なんて送ったら料金が高くなるだけだし。iPhone7でネット見放題で一ヶ月3,000円なら入ってもいいけど。だから、メールは基本的にパソコンです。仕事中に撮った写真をiPhotoで開き、編集して送る、というのが僕の手順ですね。ブラインドタッチじゃないし、左手の人差し指と右手の中指しか使わないけど、作業したり打つのは、自慢じゃないけどかなり早い方です。

 そして、調べ物ができない。管理員室で使う、ミニ掃除機とかブリタとかハンガーとか思いついたものをAmazonで調べることができないので、買い物はすべて家でやってます。

 ただ、ネットが使えない分、よかったこともあります。
 最初は、清掃が終わったあとすごく暇で、誰も訪ねてこないし、外も見えないし、業務の要項も一通り読んでしまうともう一回読もうとも思わないし、独り言を言い出しそうになりそうでかなり辛かったんですが、部屋に無いものを買い集めたり、本を持ち込んで読んだり、静かな部屋でお茶を飲んだり、物思いに耽ったりと、今までの仕事中や自宅ではできなかったようなことがここでは出来ることです。

 清掃後、エアコンの効いた部屋でお湯を沸かして中国茶をいれて、芋菓子とか食べながら「Mac100%」とか読んで、
「iMacの27インチ(5K)で、VESAマウントアダプタ搭載モデルが220,104円で、それをSSDに換装すると231,984円となり、それにエルゴトロンのモニターアームを装着すれば、合計248,946円。
 リフォーム後の僕の机に取り付ければ机が広く使えるし、映画が見たければAmazonプライムで『エイリアン・コヴェナント』を借りれば・・・大迫力!かも、むふふ。」
 ま、でも、そんな金がどこにあるのか・・・と正気に戻っても、次なる目標が見つかったことで、休憩後の仕事にも精が出るというものです。


2018年7月17日(火)

<冷蔵庫がない!>

 仕事場の事務室に重大な欠点があるとすれば、それは「冷蔵庫がない」ことです。
 どこが重大なのかというと「牛乳を冷やせない」ということです。
 牛乳が冷やせないということは、朝、家から牛乳を魔法瓶に入れて持って行ったらその日のうちに飲まないといけないという事です。これはかなり不経済です。それに、本当は魔法瓶には牛乳を入れてはいけないのです。なぜなら、牛乳は腐敗しやすいからです。それを無理矢理牛乳を入れて持って行くんですが、良く洗ってもやっぱり臭くなるので、定期的に漂白するんですが、それも本当はやってはいけない、らしい。

 だから、一時、小さな冷蔵庫を買おうかなとも考えたんですが、Amazonで調べたら「音がうるさい!」らしいし、結構スペースも取られるので断念しました。

 ということで、今はどうしているかといえば、保冷バッグを買ってそこにお弁当と保冷剤を入れて、その中に魔法瓶も入れて出勤しています。

 でもやっぱり冷蔵庫が欲しいなあ。うるさくないやつ。

 

2018年7月16日(月)

<誕生日は焼きそばで>

 ウチの奥さんは、未だに僕の誕生日を覚えてくれていない。
14日に、それっぽい話題になって「誕生日って6月やったっけ?」とか言われて、
「7月15日やん! 」て言うと
「明日やん!でも、明日って焼きそばの材料もう買ってるし。」

というわけで、昨日は僕がホットプレートで焼きそばを作り、 二人でたらふく食べてそのあとスイカで誕生日を祝ってもらいました。

しかし、昨日は今年で一番暑い日でしたねぇ。豊中で38℃。
外を出歩いてはいけない危険な暑さです。
ところで、一昨日も同じような猛暑でしたが、1時間かけて南港の大塚家具まで行って、10年ぶりにソファーを買いました。ちょっといいやつ。

 話はもどりますが、リビングのエアコンは、半月前から壊れたまま。
僕の部屋にはクーラーがありましたが、5年前から壊れたままで、今はもう寝室のエアコンだけが頼りです。連日の着けっぱなしで、「あと1週間、壊れないように!」と祈っています。23日には引越しなので。

 あっ、それから、金曜日の晩に高田君と十三の居酒屋で飲んでて、「伊賀の影丸』ってマガジンだった?それともサンデーだった?
 ふたりともガラケーなので、その場で調べられない! 何とも情けない話です。
しかし、もちろん僕の勝ち。家で調べたらサンデーでした。

影丸


2018年7月13日(金)

<朝のティータイム>

 管理員て始業時間の何分前に来ればいいんだろう?いうのが最初の疑問でした。
ひとりでする仕事だから、ぎりぎりでもいいんだろうと思っていたけど、研修に行ったら「大体15分前には着替えているようにする」という答えでした。なので、当初は20分前に出勤していましたが、「仕事前に紅茶が飲みたい」とか考えると、もう少し前に来る必要があるかな?と思い、今では30分前に来るのが当たり前のようになっています。

 なぜ、仕事場で紅茶なのかというと、結婚して30数年、毎朝僕がミルクティーを作って二人で飲んでいたんですが、昨年、ウチの奥さんが大病を患い(今はもう治っていますが)牛乳は飲まない方がいいらしく、僕にも「牛乳より豆乳のほうが身体にいい」とかいう理由で、ミルクティーを飲む習慣がぴたっと止んでしまったのでした。なので、仕事でチャイを飲む時以外は、ミルクティーを飲まないでいたんですけど、「やっぱりミルクティーが飲みたい!」と身体が欲するようになり、仕舞っておいたポットやカップなどを管理員室に持ち込んで、「ひとりミルクティー」を始めたのです。

 僕のひとりミルクティーの作り方は次のようなものです。

まず、水道の蛇口をひねり、冷たい水になるまで手で確かめる。(約20〜30秒)

1)ティファールで500ccのお湯を沸かします。
2)ポットにお湯を入れて温めた後、大きめのマグカップに注ぎます。
3)茶葉を4.5g量り、ポットへ入れ、お湯を200cc注ぎ、3分蒸らします。
4)蒸らしている間に、牛乳をミルクパンに入れ、IH調理器で15秒温めます。
5)3分経ったら、カップの湯を捨て、茶こしで紅茶を漉します。
6)温めた牛乳を茶こしで漉して入れ、上白糖をスプーン一杯入れてできあがりです。

・牛乳は家で水筒に移し替えて持って来る。(約200cc)
・茶葉、ティファール、ミルクパン(小)、スプーン、IH調理器、上白糖は持ち込み。
・茶葉は「PGTips」か「カンテ・セイロン」か「リプトンの青缶」のいずれか。
・できあがりのミルクティーは200cc強ですが、これぐらいじゃないと飲んだ気がしない。
・お茶菓子に今は「つぶおかき」を食べていますが、醤油味がなぜだか合う。

 ちょうど飲み終わる頃、いい感じで始業時間になるので、「さあ、仕事するぞ!」と気持ちを切り替え、日焼け止めを塗り、虫除けスプレーを腕と上半身服の上からかけ、麦わら帽子を被って、今日も部屋を出るのでした。

 

 

2018年7月11日(水)

<走る!?サラリーマン>

 仕事場までは家から2km以内なので歩きでも行けない事もないんだけど、真夏と真冬のことを考えて、月極で仕事場の近くの駐輪場を借りています。そこからマンションまで歩いて8分ほどです。
 歩くルートは3本あって、日によって(気分によって)ルートを変えています。
 1本目は最短距離なので最初はここを使っていたんだけど、出勤時いつも前から来るおっさんが厳つい顔をしていて、生理的に毎朝その顔を見るのがイヤで、帰る時だけこの道を使う事にしています。
 2本目はちょっと遠回りだけど裏道で車があまり通らないので、ここを一番良く使います。
 3本目は、途中にあるファミマへ行く時に使う道で、ファミマを出ると気持ちがいいぐらい真っすぐな道なので、車は多いけどここも良く使います。

 さて、その3本目の道を歩いていると、いつもスーツを着て黒い手持ちカバンを持って前から走って来るサラリーマン(らしき人)がいるのです。身長は175cmぐらいの大柄な人で、顔は四角く髪型はオールバックで、50代らしき人ですが、今年に入って少し出勤時間を早めてからその人とすれ違う事が多くなりました。

 その人を最初に見たのが冬で、電車に乗り遅れたらダメだから一生懸命に走っているんだと思ったんですが、その次の日も、その次の日も走ってるんです。人間て不思議なもので、毎日遅刻しそうになる人ってどこにでもいるから、その人もそういう人なんだろうなあ、と思っていたんですが、今はもう夏なんですよね。久しぶりにこの道を歩いていたら朝でも気温が30℃近くもある日に、その人はまだ走ってるんです。そんなに辛そうじゃ無いので大丈夫なんでしょうけど、どうして毎日走っているのかわけが分かりません。

 で、その人がどこら辺から走って来るのか確かめてみようと、今日は少し出勤を早めてみました。そうするとどうでしょう!僕が勤めているマンションの少し向こう側の路地から出て来るその人を発見したのです!
 まるで、マラソンランナーが、角をスムーズに曲がって少し広めの車道に出て来て、悠然と真っすぐな道を走って来るように、です。でも、その人はスーツを着ているのです。シャツのボタンの一番上は外してますけど、スーツなんです。革靴なんです。多分、駅に着いたら汗だくだと思うんですけど、どうなんでしょう?

 そのサラリーマンのおっさんも生理的に受け付けにくい顔なんですが、一本目の道の人よりはましかなぁ。

 そういえば、雨の日は、ほとんどこの道を使ってないことに気づきました。道が狭い上に通勤時は車が多いので、傘を差したままだと歩きにくいので別のルートで出勤しているからです。ということは、あのサラリーマンのおっさんは雨の日はどうしているんだろう。傘も差さず無心に走っているのかな?そんなわけないだろうけど。今度確認してみよう。





2018年7月10日(火)

<怒濤の6月>

  先月は色んなことがありすぎました。

  6月2日(土)に「チャイの学校」。14時開校なので、12時から準備を始め、14時〜17時までノンストップ。その後、18時から20時まで懇親会。その時の写真をいただきましたが、みんな真剣に僕の話を聞いてくれているのが分かります。特別参加の水野さんは身を乗り出す勢いでチャイ作りを凝視しています。(笑)

学校1

 2枚ともいい写真です。

学校2

 懇親会では、今までの「チャイのワークショップ」では味わえなかった参加者とのおしゃべりが楽しかったですね。

 翌日(3日)、 日曜日なので昨日の余韻を楽しもうとのんびりしていたら、夕方弟から電話があり母が亡くなったと知らせて来た。1年前に田舎に帰った時に、認知症が進んでまるで赤ちゃんのように小さくなった母を見ていたので、驚きはなかった。
 次の日の朝(4日)、管理員の代替の人を見つけてもらうため電話し、昼から帰路についた。新幹線および在来線の中で、昨日、水野さんからいただいたエッセイ集「わたしだけのおいしいカレーをつくるために」を 一気読み。まるで、この日のためにもらったかのように。
 一昨日水野さんとかなりディープな話しをしていただけに、不思議な感覚で読み進み、今治に着いた頃には読み終わっていた。

 僕は親不孝者で、5年に一回ぐらいしか家には帰らなかったから、通夜で最後に見た顔は痩せていて僕の母親像(ふっくらした顔立ち)とは重ならず別人のように見えた。 その夜は、弟と二人で、母のそばで寝た。
 翌日(5日)は10時から葬儀を執り行い、火葬場で昼食、その後骨を拾い、お寺へ行って初七日を済ませ、とんぼ返りで大阪に帰った。帰りの電車の中で読んだ(ウチの奥さんから借りた)みうらじゅんの「人生エロエロ」が面白く、 これは彼の最高傑作だと思った。

 翌日の6日、「チャイの旅」の出版元の笹井さんからお電話があり、「増刷が決定しました。」との知らせが。増刷はないだろうと思っていたのでうれしかった。

 その後しばらくは、先月あったカンテの安田君の送別会後、「カンテ在籍年表」の製作にかかりっきりでしたが、終わりが見えた18日(月)の朝、出勤前のメールの確認をしていたら、いきなり「大阪北部大地震」が。
 自宅は揺れただけで終わったので(嫌な揺れ方だったけど)、出勤してみるとエレベーターと機械式駐車場が停止、各戸のガス栓が自動でストップしていたので、各階各戸にガスの開栓のお知らせに周り、これが半日かかった。途中、弟から安否確認があったけど、「大丈夫」と返事。

 22日(金)の午前中、除草作業中に誤ってハサミで自分の小指を切ってしまい、近くの整形外科で5針縫ってもらった。抜糸したのが7月2日、慌ただしい、楽しくも難儀な一ヶ月でした。

 

2018年7月7日(土)

<神原ルーム:2018年版>

 仕事で与えられた部屋はこんな感じ。(2017年10月)
 配電盤の手前にシングルベッドが置けそうな、まるで学生下宿のような部屋です。

神原ルーム

 しかし、この部屋には、いくつかの特殊な使いにくさがありました。それは・・・

1)流しはあるけど、ガスも電気のコンセントもなく、出るのは水だけ。
2)本棚が狭過ぎて書類が入り切らず、配電盤の前の段ボールに入れてあった。
3)出窓が磨りガラスなので、閉めていると外のことが全く分からない。
4)事務用の椅子はあったが、背もたれが壊れていて用を足さない。
5)ひとりの部屋なのに、ハンガーバーが大き過ぎて空間がもったいない。
6)トイレには便器とペーパーホルダーしかなく、何も置けない。
7)部屋はオートロックなので、必ず鍵は身につけていないと入れなくなる。
8)タオル掛けがなく、手を洗っても拭けず、雑巾を掛けるところもない。

 こんな殺風景な部屋でいいわけないので、毎日少しずつ改良するわけですけど、これって僕が昔からやって来た事なんですよね。
 子供の頃、小、中、高と部屋を与えられて、机や本棚やベッドを思い通りにレイアウトしてみる。大阪に出て来てから、学生下宿を自分の部屋らしくポスターを貼ったり、会社員になって部屋を借りた時も自分流にレイアウトする。カンテに入っても、物置を片付けて机と照明スタンドを置いて自分の部屋にしたり、カンテの服屋「NP」を事務所風に作り込んだり、自宅でも机が二つもあったり。

 だから今回も、僕しか使わない部屋だから僕の思い通りに作り込んでいます。ただ、住人の方達には遊んでるように見られないため、出窓を開けた時に見えるような位置には、何も置かないようには気をつけています。

で、出来上がったのが、このレイアウト。

神原ルーム

1)紅茶が飲めるように、ティファールを持ち込み、ポット、カップ、スプーン、砂糖を常備し、牛乳は毎朝水筒に入れて行きます。
2)そのための台を二つ買って通路に置き、下は自宅から本を持ち込み本棚として利用。
3)流しとトイレには突っ張り棚を張って、流しにはお茶缶、トイレにはペーパー類、お掃除用品を置き、
4)椅子はパイプ椅子に低反発のクッションを使用。
5)机には、レターケース、クリアファイル、A4バインダー、机下には隠し引出しを付け
6)ノートパソコンに繋げられるように横にはプリンター、その下には制服用のかごを置き
7)小物収納用に100均で売ってる蓋付きの収納箱を8個ほど買い込み
8)ハンガーラックも、業務用のスタンドラックを使って場所を節約し
9)コーヒーもチャイも作れるように道具を棚に収納
10)ミニ掃除機で隅の細かいほこりも取れるようにしました。

 朝出勤した時に気持ちよく仕事ができるように、帰る時には物の位置を必ず図のように直してから帰るようにしています。僕の居ない時に社員の方が入ってもきれいにしていると評価も違うでしょうからね。


 

2018年7月6日(金)

<今日もあいにくの雨だけど・・・・>

 降り続く雨は今日も激しく、ずぶぬれの靴のまま仕事場の部屋に入ったら、手洗い場の突っ張り棚が下に落ちていた。
 この棚、結構強力だと思って買ったのに、まさかの落下。先週、僕の居ない時に来られた社員の方が触ったみたいで、それが原因かな。棚に乗っけていたのはお茶缶だけだっので被害はゼロでしたが・・・。

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 僕が雇われ清掃員(及び管理員)として、昨年の10月に豊中のとあるマンションに赴任してからもう(まだ)9ヶ月。約6畳ぐらいのスペースを与えられ、極暇な日々や一日中慌ただしい日々を過ごしてきました。以下、少しだけ「管理員あるある」を。

1)着替えをしている時にドアをノックされる。
2)帰る間際に住人の方が来られて、時間通りに帰れなくなる。
3)清掃の時にタバコの吸い殻を拾う道具を「ハサミ」という。
4)部屋を出て5秒ぐらいで電話が鳴り、急いで戻って受話器を上げると切れている。
5)投書箱に無記名のクレームが入っている。
6)管理員という言葉が馴染まない。やっぱり「管理人さん」としか呼ばれないから。

 前任の坂本(仮名)さんとは、引き継ぎで3日間、朝から帰るまで一緒でした。
 話の面白い変わった人で、午前と午後の掃除が済むとずっとおしゃべりしていました。坂本さんの話(武勇伝)はまるでファンタジー映画の様で、でも、妙にもっともらしいので、現実なのか創作なのか全く分かりませんでしたが。

 年齢は68歳で、本業は「ネットでサイトを立ち上げて日本に来る外国人相手に商売をしている」と言われたけど、具体的にサイト名は教えてくれませんでした。仕事中にも、iPhoneが鳴ると軽快に操作してかなり慣れているようでしたが、「ここに来る前、同業者にサイトを横取りされて大損をした。」らしく、心が病んでいた時に短期(3ヶ月)の管理員の仕事を見つけたそうです。この事務室にはネット環境がないので、「心休まる場所」だと言っていました。

 面白かったのは、22歳で大学を卒業して海外へ旅立ち、ロシアの女性と結婚、その後離婚して、今度はコスタリカで再婚するもまた離婚、日本に帰って来てからまた再婚したけどまた離婚。離婚の原因は「気まますぎる」ことだったらしい。ロシア語も少しはしゃべってくれました。コスタリカでの出来事を事細かくしゃべってくれたのでやっぱり本当なんでしょうね。

 坂本さんが辞める前の日、「神原さん、ここは辞めないほうがいいですよ。私は、サイトの修復とかしないといけないので辞めますが、ここのマンションの住人はいい人ばかりで仕事はやりやすいし、自由な時間が多いので楽です。他のマンションに回されそうになっても死守したほうがいいです、絶対に。」とアドバイスしてくれました。

「ネットで金儲けしか頭にない」と言ってた坂本さん。僕のメルアドを教えましたが、あれから一度もメールが来た事はありません。

 

2018年7月5日(木)

<今日はあいにくの雨だけど、雨の日はゆっくりできる、という話>

 6月30日(土)に、先日行われた「チャイの学校」で生徒として参加してくれたイソノさんのお宅にお邪魔して「紅茶の講習」をして来ました。

 「チャイの学校」は、『ほぼ日』の「カレーの学校」に参加された奥田さんというカレー好きの方が、僕の「チャイの旅」を読んで「『カレーの学校』のチャイバージョンって面白そう」と考えつかれ、その受講生仲間の方達に声を掛けていただいて実現した「チャイの授業」でした。「見習い」として、カレー通の間では有名な水野仁輔さんが参加されたこともあり、20数名の方達に集まっていただいたイベントです。

 その募集を締め切った翌日、イソノさんからメールがあり、

 「6/2の『チャイの学校』の開催を最近知り、是非とも参加したと思いましたが、すでに締め切りとの事で、大変不躾なお願いですが、キャンセル待ち、あるいは1人参加をお許しいただけないでしょうか?
本だけでは伝わらない作り方や、その場の雰囲気を味わいたいと思っています。」

 奥田さんに訊いてみたところ「キャンセルがひとり出たので、」ということでイソノさんには参加していただく事になりました。イソノさんの「本だけでは伝わらない・・・」という言葉が印象的でしたが、当日も、積極的に「4人だけのチャイのワークショップ」 に参加していただき、楽しんでいただけたようでした。

 その後、イソノさんからメールがあり、

 「当日のチャイの作り方はもちろん、個人的にはカンテの歴史的お話、スライドのデザイン系の話がとても楽しかったです。チャイはあれから20回ほど作っておりまして、だんだん上達してきたかな?と思っています。
 感覚で『茶葉の量3g』と、美味しい色がわかる様になったような…
 もし上級編があれば、ぜひとも参加したいです。」

 という内容でしたので、「チャイの上級編は『紅茶を知る事』も必要になりますので、『子供向けのデザイン教室』をされているようですし、もしよければその教室へお邪魔して紅茶の講習をしますけど。」とお答えしたところ、「では、ぜひ。」ということになったのでした。

 久しぶりに紅茶の講習をするということで、色々と昔の資料を読み直し、話の流れをプリントアウトして、さて、当日。
 用意されたテーブルに、ティファールやポットや茶葉をセッティングして、まずは、おいしいセイロン紅茶をいれ始めた。ここでは説明はせず、イソノさんには僕がやっていることをじっくり見てもらう作戦。

 用意されたカップに均等に紅茶を注ぎミルクをたっぷり加えて上白糖を足してできあがり。
 これは定番の美味しさ。

 ここから先は、「どうやってこういう美味しい紅茶ができたのか」を話すつもりでしたが、歴史の話を始めたら、どういうわけか予習したとおりの話の流れにならず脱線するばかり。
ま、いつものことなんですが、僕はちゃんと筋道立てた話はできないんですよね。いつかは、できるだろうと思いながら毎回、「あれ、今、何の話をしてましたっけ?」となる。

 話をしていたら奥さんが帰ってきたので、今度は二人においしいダージリンのミルクティーを作る事にして、話の内容をダージリン紅茶にリセット。

 お湯を沸かし、ポットとカップとミルクを温め、計量した茶葉をいれて、300ccのお湯を注ぎ、タイマーできっちり3分間蒸らす。計量することの重要性を特に力説して。持って行った温度計でミルクを入れて出来上がった紅茶の温度を計ると、ちゃんと65℃になっていることは当然の結果だといわんばかりのドヤ顔で。

 話しが進むにつれ、紅茶からチャイのこと、珈琲のこと、カンテのこと、今自分たちがやっていることなどが次から次に出て来る。

 時々、印象的な言葉も出て来ます。

「神原さんのチャイを一番最初に飲んだ時に思ったんですが、甘過ぎず、ちゃんと紅茶の味がしているなあって。今日いれてもらったセイロン紅茶やダージリン紅茶に共通する神原さんの紅茶に対する軸っていうのがしっかりあるからなんだと分かりました。」って。

「軸」っていうのがいいなあ。身体に染み付いた紅茶の味の軸が僕にあるんだなあって。そこから、チャイへ飛んだり、中国茶に飛んだり、珈琲に飛んだりするんだと思います。

 奥さんからも印象的な言葉が。

 「うちの主人のいいところは、色んな飲み物を作ってくれるところなんですけど、どれも時間を掛けてていねいに作るんです。チャイでもウイスキーでも。だからいつもおいしい。」

 帰りに、今、イソノさんがハマっているという台湾茶のコレクションのお裾分けをしていただきました。「台湾が好きで何回も行ってるんですけど、神原さんとか好きそうだけどなあ。お茶屋さんででっかい茶筒のようなものから茶葉を出されたら、どれも美味しそうに思えます。」

 「ちょうど今、中国茶が無くなりかけてたんです。僕には台湾茶は因縁のようなものがあるのかもしれないけど、いつも無くなりかけると人からもらえるんです。」

 今日も、仕事場で、その時もらった「凍頂烏龍茶」をいただいています。実においしい。
2煎目も3煎目も。

 雨の日は暇です。





表紙

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