[ 神原通信 ]
2019年12月31日(火)
<今年を振り返る>
今年書いたブログを月別に集計。
1月 14本 |
2月 10本 |
3月 13本 |
4月 13本 |
5月 10本 |
6月 10本 |
7月 5本 |
8月 11本 |
9月 6本 |
10月 7本 |
11月 2本 |
12月 7本 |
合計 108本で、内容は映画、音楽、チャイが3本柱で、ちょっとした日常の話題が数本。
アマゾンプライムとアップルミュージックの影響は大きい。
今年、チャイのワークショップで出会った人達は全142人。
毎日管理員の仕事をしている割には意外と多い。(笑)
3月「花鏡園」at 芦屋 |
14人 |
4月「村岡さん宅」at 森ノ宮 |
4人 |
5月「Ameen's Oven」at 西宮 |
19人 |
5月「しいのき迎賓館中庭」at 金沢 |
32人(2日間) |
6月「オオカミの口」at 福岡 |
38人(トークショーとレッスン2日間) |
7月「カンテ・グランデ」at 中津 |
1人(デモンストレーション) |
10月「カンテ・グランデ」at 中津 |
18人(レッスンと座談会) |
12月「Bread Room」at 堺・鳳 |
16人 |
AmazonのプライムビデオとAppleMUSICとPinterestで、昔を振り返る事が多くなった。
ヒッチコックの「レベッカ」、フランクリン・J・シャフナーの「猿の惑星」で高校時代に、
森進一の「港町ブルース」で中学時代に、「宇宙家族ロビンソン」で小学時代に戻ってしまったり。
来年もこの傾向は強くなるだろう。「過去への旅路」は続く。
2019年12月26日(木)
<映画『ラッキー』>
「ゼルダの伝説」と「ドラクエ」が終わり、久しぶりにAmazonのプライムビデオを観まくっていますが、その中で『LUCKY』という映画のポスターに目が止まりました。全くの情報無しの映画でしたが、いい映画でした。
主演がハリー・ディーン・スタントン・・・聞いたことある名前だし、「静かに死と向き合っていく姿をユーモアを織り交ぜて描く。」ということで興味が湧いたので観てみる事にしました。
タイトルバックに亀が出てきます。主人公の歩きが正に亀のようなおじいさんの歩き方です。でも、悠々と歩いています。「目を覚ますとコーヒーを飲んでタバコを吸い、なじみのバーに出かけて常連客たちと無駄話をしながら酒を飲むという毎日」が淡々と描かれていきます。常連客のなかにデヴィッド・リンチも出てきます。主人公のじいさんはもう90歳。1人で何不自由無く町の人とも接して暮らしています。 そして、ある日のお昼12時に、突然倒れ、そこから死を意識するようになります。
映画は淡々と彼の生活を見つめ、段々と引き込まれ、やがて涙しました。でも、悲しい映画ではありません。
映画が終わり、ハリー・ディーン・スタントンで調べてみたら、なんと「エイリアン」に出ていました。「あっ!そうか!」忘れてた。トム・スケリットもこの映画に出ているから、それも面白い。38年後の彼でした。『パリ、テキサス』にも出ていますし、知らなかったけど、デヴィッド・リンチの映画にも結構出ています。そして映画を撮ったあと91歳で亡くなっていて、この映画が遺作となっています。
監督のジョン・キャロル・リンチは俳優で、この映画が初監督となっています。この映画の前に観た「ファウンダー(創始者)」に出ていましたね。マイケル・キートンが好きで観たんですが、マクドナルドを乗っ取った男を演じて、全然好感が持てなかったですが(笑)、いい演技をしていました。デヴィッド・リンチの映画には欠かせないローラ・ダーンも出ています。無料のうちにご覧ください。
2019年12月25日(水)
<今年最後のワークショップ:その2>
ワークショップを始める前に新原さんに参加者リストを見せてもらうと、一回目に「石丸」という名前があって「もしかして・・」 と思ったら、やっぱり元カンテのケーキチームの石丸さんでした。
石丸さんとはいつ頃出会ったんだろう?はっきりとは覚えていないけど、今から10年以上は前かな。石丸さんはお菓子好きが嵩じてカンテで働くことになったようですが、家でも焼き菓子を作っているという話を聞いて、2010年の僕のイベント「カンテ・マガジン展:文化祭」で、石丸さん制作の焼き菓子を販売してもらうことにしたんです。下の写真がその当時のもので、カンテのギャラリーを借り切って10日間ほどやってました。
これ、カンテで作ったのではなくて家で作ったんですよね。しかし、この量は半端ないです。で、この焼き菓子の販売は好評だったので、翌年の「カンテ・マガジン展:喫茶展」でも、作ってもらいました。
ちなみに、この「喫茶展」というのは、カンテのギャラリーで店を開いたんですよね。ギャラリーの使用料も払わず、各店のカンテへのマージンも無しという大胆な企画でした。店は4店舗で、「神原:チャイ」「松田:銀八堂のコーヒー」「前田:紅茶」そして「石丸:石丸堂の焼き菓子」。ただ、みんな本業があるので、仕事が終わったあとギャラリーに集まり、営業するわけです。みんな儲けるつもりがないので気楽だったし、10日間何のストレスも無く楽しかったです。下の写真はその「喫茶展」の石丸さんのコーナー。カンテでケーキを作っている間、焼き菓子が売れたらテーブルに代金を置いておくシステムでした。(僕がずっとギャラリーにいたので大丈夫でしたけど。)
基本的に、カンテのケーキチームは喫茶の仕事を手伝うことがなかったので、石丸さんもカンテではチャイを作ったことがないと言っていました。ですが、僕はケーキチームの人にも喫茶のスタッフと同じように、僕の仕事部屋「神原ルーム」で紅茶の講習会を開いていましたから、その時にチャイにも興味を持たれたのかもしれません。
実は、2013年にカメリ・アパートメントでワークショップを始める前に、別の場所で始めようとしたんですが、始まる5日程前にぎっくり腰になり、ドタキャンしたことがあるんです。これは「幻のチャイのワークショップ」となってしまいましたが、この時、一番最初に申し込んでくれたのが石丸さんだったんですよね。本当に申し訳ない事をしました。それ以後、何度か開催したんですが時間の都合がつかず、6年の歳月が流れ、今回の初参加となったのです。お疲れ様です。
石丸さんはその6年の間に、カンテを辞めたり戻って来たり、中崎町で雑貨店を始めたり、そこを止めてまたカンテに戻ったりと目まぐるしい日々だったようですが、今はカンテを辞め、介護の傍ら別のお店で週三でアルバイトをしてるようで「もう身体がボロボロです。」って笑っていましたが、僕が見たかぎりは、以前と変わらず明るくて若い石丸さんでした。
今回のワークショップでは、少々緊張気味でしたが、楽しくチャイを作る事ができたようで、Bread Roomさんへの感想メールでは、「カンテで働いた事で神原さんと出会えてよかったです。やっぱり『神原(さん)ルーム』は懐かしい〜」と書いてあったそうな。
石丸さん、僕も元気なお顔が見られて安心しました。いつも、インスタのフォローありがとうございます。石丸さんの雑貨店には一回しか行けてなくて申し訳ないですが、その時に買ったホーロー鍋(12cm)は、仕事場で「ティーバッグで作る用のチャイ鍋」として活躍しています。次回、またどこかで僕とチャイを一緒に飲みましょう。今回はホントにありがとうございました。
右から、石丸、前田、松田、そして神原です。
(2011年11月 『喫茶展』の最終日、片付けが終わって記念写真をパチリ)
2019年12月24日(火)
<今年最後のワークショップ:その1>
一昨日、堺市鳳のパン教室「Bread Room」さんで「チャイとシュトーレンの食べ比べ」というワークショップを行ってきました。2017年の「チャイの旅」出版記念にやった「チャイフロートのワークショップ」以来だから、2年ぶりですね。
教室の先生、新原さんと知り合ったのは2013年の「カメリアパートメント」(雑貨店)で行った「チャイ講習」でした。1回につき二日間(平日と休日)催すというのが当時のスタイルで、1日3回で2日間だったから、一回当たりの参加人数は多い時でも6名ぐらいでした。平日の場合は3〜5名ぐらい。(今から考えるとすごくゆったりした感じですね。)新原さんが参加されたのは平日の回(2時ぐらい)で3名の予約だったと思いますが、当日2名が時間の都合で前後の回に移動し、結局1時間半、新原さんとはマンツーマンの講習になったんですよね。これで、親しくならないわけないでしょ。(笑)
後日、「ウチのパン教室でも、ワークショップをしてもらえますか?」という問い合わせがあったので、こちらの条件を出したらすんなりOKになり、場所はちょっと遠かったけど、引き受ける事にしたわけです。
最初は、チャイを作る道具は僕がほとんど持ち込んだんですが、回を重ねるごとに道具を用意してくれるようになりました。カセットコンロ、ホーローの手鍋、スケール、計量カップ、牛乳、等々。僕が持参するのは、マイ手鍋とマイ茶こし、マイタイマーとマイスプーンぐらい。販売用の茶葉も持てる分だけ持って行って、帰りに残った分は買い取ってくれたりもしてくれました。
プレーンなチャイから始まり、マサラチャイ、ジンジャーチャイ、紅茶の講習、中国茶の講習、モロッコミントティー、どら焼きとチャイ、カレーパンとチャイ、豆乳チャイと考えられることは何でもやりましたね。さすがに2017年のチャイフロートを最後にネタ切れをおこしてご無沙汰していたんですが、今回は、パン教室でシュトーレンを毎年作っていることもあり、チャイに合うということと、生徒さん以外にも募集を掛けたいという要望があったので、では僕も久しぶりにチャイの基本に戻ってやってみようかなと引き受けた次第。
当日はいつものように1時間前に到着。「おはようございます。」の後、スリッパに履き替えて既に準備万端のテーブルにつき、まずはお互いの近況報告を少々。
続いて、チャイの試作にかかりました。2杯分作ったんだけど、ここの鍋は直径20cmあるので、飛ぶ水分量が多く、できあがりは1杯あたり120ccぐらいになりました。自分ではよく分からなかったので新原さんに飲んでもらって「おいしいですよ。」と好評価をいただき安心しました。
15分ぐらい前から徐々に参加者の方が集まり、定刻通りに始まりました。1回目は7人。インフルエンザで3人が欠席になりましたが、滋賀県から来られる予定だった方2名は残念がっていたとか。7人のうち男性は1名で、下関からフェリーに乗って来られたそうです。(わざわざありがとうございました。)本を買ってワークショップのことを知られたのですが、10月のカンテでの「座談会」には間に合わなかったようで、今回参加したとのこと。
さて、本題のチャイレッスンは、基本に立ち返ってプレーンチャイをまず僕が作ります。それを見た後、3人の方に同時に1人ずつチャイを作ってもらいます。次に2人、次に2人で終わり。やっぱり水の蒸発は思った以上に多くて、3回目の方は150ccの水を使ってもらいました。でも、出来上がりが130ccより多いよりは少ない方が美味しいですね。引き締まったチャイができます。
男性の方は地元で蔵を改造してマサラチャイが飲めるような場所を計画中ということでしたので、僕のマサラチャイを使ってもらいました。出来上がりの感想を聞くと「神原さんのより中間の味が出ていない」ということでした。茶葉の煮込みが少なかったのかも。ま、初めての参加なのでそれは仕方がないかな。
その後は、僕がチャイを6杯点てして、それを7人で分けて、シュトーレンの味比べをしました。
1)「ピエール・マルコリーニ」のシュトーレン・・・赤ワインに漬け込んだドライフルーツを練り込んだ独自のカカオ発酵生地をバターにくぐらせて熟成させるという手の込んだ製法なので、かなり異国の香りがしました。
2)「わざわざ」のシュトーレン・・・砂糖、卵、バターを一切使っていないし、かなり発酵度も高いので、臭うと味噌のような香りがしたし、生地も堅くてあまり一般的ではないですが、こういうのがクセになるんですよね。チーズを重ねて食べるとおいしいらしい。
3)「ブリコラージュ・ブレッド&カンパニー」のシュトーレン・・・ケーキ好きのツボを心得ている!というのを感じましたね。一口目で「おいしい!」と言わせるプロ中のプロの味です。
4)「Bread Room」さんのプレーン・シュトーレン・・・いちばん食べやすくてポピュラーな味です。みんな好きでしょ、この味。僕もクリスマス・イブにいただきました。
5)「Bread Room」さんのほうじ茶味のシュトーレン・・・これも万人向けの味です。甘さ控えめがおいしい。
1時間の休憩を挟んで、14:00からの2回目は9人の参加。この回も男性は1人でしたが、お母さんとご一緒なので、年齢を訊くと21歳ということでした。大学の3回生。余計なお世話だけど「就職先は県外?」って訊いたら「できれば家から通えるところがいいです。」という優等生な回答。ま、お母さんが横にいるからね、本当はどうか分かりませんが、しかし、かなりのイケメンなので「君、男前やねえ。」と思わず口に出してしまったほど。(笑)
Bread Roomさんでは9人というのは初だったんですが、多ければ多い程、わちゃわちゃ感があって楽しいです。みんなでそれぞれの作ったチャイを少しずつ分けながら味見をするんですが、どれも味が違うんです。最終的には「神原さんのが一番おいしい。」というところに落ち着くんですが。そうでも言わない限り収集がつかなくなりますからね。(笑)
終わってみれば「楽しかった5時間」というのが僕の感想です。初めての人、常連の人、それぞれが同じ条件でつくるチャイなのに、ひとつとして同じものはなく、でもすべてチャイなのです。
もう8回も9回も来られている人の感想・・「今日は私のチャイを誉めていただいてすごく嬉しかったです!でも神原さんのチャイを飲んだら自分はまだまだ。次までにはもっと美味しく作れるよう頑張ります。」というメールをいただきました。
いや、もう君のチャイは完成されてますよ。それは作り方を見れば分かりました。あとは「話の盛り方」かな?僕のチャイには笑いが必須です。それさえ習得すれば、ワークショップは君の腕なら絶対できますよ。(笑)
2019年12月18日(水)
<ワークショップの感想:ふたつ>
かなり前のことですが、チャイのワークショップ(2013年3月)に来られた大友さんが、自身のフログに書いた「ワークショップの感想」を紹介します。僕にしてみれば、ちょうどそういうことを始めた頃だったので、僕自身がどういう風に見られているのかなと思っていたこともあり興味深く読ませて頂きました。これ、なかなか気に入っています。
<チャイとおじさん。>というタイトルで、下記のページの4番目にあります。
https://www.rolfing-festa.com/blog/2013/03/
2013年はまだカンテに在籍していた頃で、阪急岡本駅にあった「カメリ・アパートメント」で何回かやらせてもらいました。
もうひとつは、今年の3月の「チャイの放課後」というワークショップに来られた「やまなし つよし」さんのブログです。
<チャイマスターへの道|>
https://ameblo.jp/hardhitter-alu01/entry-12445484856.html
こちらもすごく素直な感想が聞けて、気に入っています。6年の歳月が流れているのに、僕についての印象は大友さんのブログとそんなに変わっていないですね。「笑顔の印象しか残っていない。」というのが面白いところです。
ブレてない自分が確認できて、僕はこれ以外にやりようがないのかもしれませんね。(笑)
2019年12月16日(火)
<失われた時をもとめて・・その1>
画像サイト「Pinterest」を知っていますか?自分の欲しい画像をカテゴリー別に登録しておくと、Pinterestのサイトから僕の趣味に合わせた写真を「こういうのがありますけど・・」とメールで知らせてくれる、そういうサービスです。僕の選んだタイトルは主に僕が10代の頃の画像が中心で「平凡パンチ」「週刊&月刊少年まんが」「007」「酒井和歌子」「若尾文子」「週刊プレイボーイ」「ジオラマ」「サンダーバード」「アン・フランシス」「宇宙家族ロビンソン」「ヒーロー」「2001年宇宙の旅」などなど。「懐かしい」のと「こういう写真もあるんだ」と同世代の人にしか分からないような写真を自分のサイトに保存したりしています。
先日、「戦車のジオラマ」で、こういうのが送られてきました。
模型屋さんのショーケースを食い入るように見つめているのは、「当時の僕」ですね。たぶん、有名なジオラマの作家さんの作品でしょうけど、リアルすぎていつまでも眺めていたい写真です。自分ではこのショーケースに入れられるような戦車を作る事ができないんだけど、見ているだけで夢が膨らんだんですね。
このジオラマの全体像がこれです。
よく見ると「タミヤ」の製品しか並んでいませんね。箱絵がリアルすぎます。
今でも僕のクローゼットの棚には、未制作の戦車の箱が20個ほど積み上げられています。会社員時代に日本橋のニノミヤ無線で大人買いしたものです。「作りもしないんだったら売れば」と奥さんに言われますが、これは僕の心の拠り所なのです。持っているだけで幸せなんです。僕が死んだらメルカリで売ればいいんだ。1万円ぐらいにはなるさ。
2019年12月12日(木)
<やっと終わった!>
「ゼルダの伝説」の攻略があまりに早く終わったので、ゲーム熱のある間に「ドラゴンクエスト11」もやってしまおうと思い、ウチの奥さんの持ってる「ニンテンドー3DS」を借りて始めたのが11月初旬。
ゼルダと違い、こちらはボリュームがでかすぎる!
前にやったのがドラクエ5の「天空の花嫁」(スーファミ)だから、かれこれ20数年前になりますが、ゲームのやり方はほぼ同じなので今回も楽しく(というか真剣に)遊べました。
しかし、このゲーム、めんどくさ過ぎます。呪文も武器も防具もアクセサリーもほぼ前と同じだからある程度分かるけど、場所の名前が特殊過ぎて覚えられない!「バンデルフォン地方のネルセンの宿屋」「ユグノア地方のグロッタの町」「メダチャット地方のプチャラオ村」「デルカコスタ地方のデルカダール神殿」ってすべて歩いて(走って)いけるんだけど、どことどこが繋がっているのか地図を見ないと(見ても)全然分からん!
だけど、このゲームが止められないのは、レベルを上げていくとモンスターとの戦いが有利になっていくというのがあって、その戦闘のさじ加減が絶妙なんですよね。勝てそうで勝てない、だからレベルを上げて再挑戦。何回やっても勝てない時は、公式ガイドブックやネットの攻略法を真似してやってみると、なんとか勝てる。すると次のモンスターとも戦いたくなって・・・というのが延々と続き、最終ボスを倒したのはレベル91でした。ガイドブックではレベル85ぐらいでクリアできるそうだけど・・・。ウチの奥さんの友達は(僕と同じ65歳です!)、攻略後もレベルをあげて100まで到達したみたいですが、戦う相手がいないので、それは空しいだけでしょう。
さて、ゲームも一段落したし、休んでいた「インスタ」をそろそろやろうかな。
ちなみに、ウチの奥さんはスイッチで「ドラクエ11」をやってます。来年3月の「あつまれ どうぶつの森」が出る前に終わらせるみたいだから、終わったら僕が借りる予定です。
あっ、僕、ゼルダをやってる途中でスイッチ・ライト(ターコイズ)を買ったんですよ。画面は少しちいさいけど、ゲーム感は意外と据え置き版と変わらないです。
2019年12月3日(火)
<やっててよかった・・・>
12月22日のワークショップも順調に参加者が増えてきているようで、ありがたいことです。
さて、そろそろ一年を振り返るシーズンになり、今年も色んな人との出会いを思い出します。芦屋の花鏡園では、茶葉の注文で知り合った京都在住の方とも会えましたし、森ノ宮の個人宅でのチャイレッスンではカンテ・ファンの方に会いましたし、夙川のアミーンズ・オーブンさんでは、40年近いカンテの常連の方とも話ができました。金沢のイベントでは小学生の男の子にチャイを教える事ができましたし、福岡のオオカミの口さんでは二度目の参加者の方にも会えましたし、カンテでは、チャイ好きのコアな方達に混じってカンテの現スタッフにも僕流のチャイの美味しさを伝える事ができました。
カンテを辞めてもう5年になりますが、以前よりも出会う人の数は圧倒的に多くなりました。ワークショップに来てくださった方が僕を招いてワークショップを開いてくれましたし(今回のもそうですが)、出版したことでもっと多くの人を獲得することが可能にもなりましたし、ネットの茶葉の注文で偶然出会った方もたくさんいらっしゃいます。
その一人一人の方に直接一対一でお会いする事はありませんが、「チャイという飲み物で心が繋がっている」という信頼感を得ることができています。「おいしいチャイに出会えました。」と言ってもらえたことがその証拠です。
僕の人生を豊かにしてくれるチャイを続けて来てよかった。(笑)
先日、その昔、僕がカンテでお茶の担当をしていた頃にチャイの茶葉を注文されていた方から、カンテではなく僕の所に注文のメールが来ました。
「神原さん、こんにちは。お久しぶりです。茶葉を注文します。よろしくお願いします。」と。
メールで名前を見た時、すごく懐かしい気持ちになりました。15年以上前かな?
かなり頻繁にカンテにチャイの茶葉を注文されていたのを思い出します。
「こんばんは。ご注文ありがとうございます。なんだか懐かしいですね、名前が(笑)。
会ったこともないのに(ですよね?違うかな?)、久しぶりに友達からメールが来た感じです。何年ぶりでしょう?
僕は、カンテを辞めてもチャイ三昧です。
ライフワークになってしまいました。
Kさんはどうですか、最近?
商品は明日発送しますので、しばらくお待ちください。」
「神原さん 本当に何年ぶりだろうか。
神原さんにはお会いしたことはありません。
千葉から紅茶を注文するだけでした。
ボクにとって、紅茶を注文した時に対応してくださるのがいつも神原さんでしたので、カンテ=神原さんでした。
だから、迷わず「神原さんのチャイ」を注文しました。
最近はコーヒーを焙煎して飲むことがほとんどになっていて、チャイとは離れていました。
ところが、人間ドックで、慢性胃炎と書いてあったので、コーヒーを控えめにして、チャイにしようかと思いまして、カンテで注文しようとネット検索しました。そうしたら、神原チャイのページがヒットしました。
プロフィールをみて退職されていたことを知りましたが、紅茶が注文できるということなので注文した次第です。
そして、『チャイの旅』をさっきアマゾンで注文しました。
チャイ、『チャイの旅』が届くのが楽しみです。」
そして、チャイを届けてから3週間後、Kさんからメールが来ました。
「神原さん こんにちは。注文をお願いします。」
という文面の後に、こんな文章も書いてくれました。
「幸せな追記
先日、茶葉をお送りいただき、チャイを入れてましたら、かみさんが大喜びしまして、チャイが定番になっています。神原さんに感謝します。
ありがとうございます。」
僕が笑顔になったことは言うまでもありません。
2019年11月20日(水)
<カンテから阿蘇牛乳が消えて・・・>
「阿蘇牛乳」は、20年近く中津のカンテで使っていた牛乳で、この牛乳を使うとおいしいチャイが出来るんです。「ほのかに甘い」んです。それも自然な甘さなのでクセがない。これをカンテが使い出したきっかけは、ケーキ主任だった安田君が、ケーキ用のおいしい生クリームを探していて、黒川乳業から生クリームやバターを買うようになり、その時に薦められたのが「阿蘇牛乳」でした。(途中、淡路島牛乳を使っていた時期もありましたが、値段的に高かったようで、阿蘇に変えたようです。)
その「阿蘇牛乳」は製造が「いかるが乳業」となっていて黒川が取り次いでいるようですが、スーパーやコンビニは大手のメグミルクや明治牛乳が幅を利かせ、僕が買いに行ける範囲のスーパーにはありません。(カフェやパン屋さんに卸しているみたい。)
10月にカンテで「チャイの学校」をやった時、牛乳はカンテで使っている「阿蘇牛乳」を注文したはずが、当日、牛乳のパッケージをみてみたら「黒川牛乳」になっていて驚いた。後で聞いた話だけど、10月の消費税改定の時に値上げをされて「黒川牛乳」に変わってしまい、ついにカンテはどこの店もチャイに理想的(だと思っている)な「阿蘇牛乳」を使うことを止めてしまったのでした。
かつて僕がカンテのグランフロント店に勤めていた時、牛乳は某メーカーのものを使っていたんだけど、変に甘くてカンテの茶葉には合っていないように思い、解約を求めたら、「契約時に、5年間使うという約束で原価を低く設定したので、あと3年は解約できない。」と言われ、かなりショックを受けたことを思い出しました。仕方がないので、時々中津店からグランフロント店に1,2本持って来て、自分用にチャイを作っていましたけど。
何年も前から、なんばCITY店、うつぼ公園店、富国生命ビル店、茶屋町店に阿蘇牛乳はなく、イーマ店、グランフロント店は店を閉め、最後の砦の中津店だけが頼みの綱だったのに・・・。
悲しみに暮れる日々から一ヶ月、たまたま立ち寄ったスーパー「サボイ」に、なんと阿蘇牛乳が!
豊中に住んで20年。一度も「サボイ」で見かけたことのなかった阿蘇牛乳があるではないですか!!あまりのうれしさに、賞味期限も見ず、2本買って帰りました。
神様はカンテに見切りをつけ、チャイの後継者として僕を選んだようです。(笑)
12月のワークショップに、この阿蘇牛乳を持って行きます。
ただし、「サボイ」にあればですが。
2019年11月19日(火)
<チャイのワークショップ in Bread Room>
クリスマス直前の12月22日(日)に、ワークショップを行います。
場所は、堺市鳳にあるパン教室『Bread Room』さん。
5年前、僕のワークショップに来ていただいたのが縁で、パン教室の特別レッスンとして「チャイのワークショップ」が始まり、「マサラチャイ」「すりおろしジンジャーチャイ」「紅茶教室」「ほうじ茶チャイ」「豆乳チャイとどら焼き」「アイスチャイ」「チャイフロート」「ワイン会(?)」「モロッコミントティー」「カレーパンとチャイ」と色々やってきましたが、今回はシュトーレンの食べ比べ付きです。チャイは基本のプレーンとマサラチャイ。マサラはパウダーですが、僕はパウダーが一番好きですね。ホールもいいんだけど、バランスを取るのが面倒くさいので。(笑)
まだ、チャイの基本をよく理解していない人は、僕のワークショップに来るべきです。
「チャイなんてすぐ作れるじゃん。」とか思ってる人、それ間違ってます。(笑)
チャイぐらいシンプルで複雑な飲み物もないですよ、ほんと。
詳しくはこちらで。
2019年11月10日(土)
<カンテでのワークショップを終えて・・その2>
インスタで、僕がチャイのレシピを自信満々に公開して、「真似できるならどうぞ。」といった強気発言に対して、「kamome1123」は、「茶葉の風味の出方が、全然同じになりませーん」とコメント。それに反応して「kyokokee」さんは、「神原さんのチャイの味はレシピに書かれてない秘密のいんぐりーでぃえんとがきっとあるんですよ。」というのがあって、「なんだろう?」と思って「いんぐりーでぃえんと」を調べてみたら・・・
【 ingredient =要因 】と出てました。
僕の作るチャイ(の味)には「レシピに書かれていないヒミツの要因がある」ということかな?
今まで何回もワークショップを繰り返してきて分かったことがあります。それは、同じようにきちんと計量して、時間まできっちり計ってチャイを作っているのに、出来上がったチャイを飲むと生徒さんは一様に「神原さんのと味が違う」というのです。最初僕は「そうかなあ?同じように思うんだけど・・・」と謙遜?していましたが、やっと最近分かったのです。僕には「チャイの味をまとめる力がある」と。言い替えると、「水と茶葉と牛乳をもっとも良く馴染ませる特技がある」ということでしょうか。
かなり「自画自賛」のように聞こえますが、実際そうなんです。(笑)
その「いんぐりーでぃえんと」が何なのかは言葉では語れないけど、40年近くチャイを作って来た、その時間の中で育まれたものであることは確かですね。
ということは、僕は今「チャイ・レッスン」としてみんなにチャイの作り方を教えていますが、そんなことをする前に、おいしいチャイを飲ませる「お茶会」をするべきなんじゃないかって考えたりするんです。
でも、まだ「神原のチャイはおいしい」とは一般的には認識されていないので、「プロの味を習いたい」ということでしか人を集める事ができないのが現状なんですよね。
いくら僕の友達が声を大きくして「神原さんのチャイはおいしい!」と本気で言ってくれても、それは単なる宣伝(広告)にしかならない。
僕はおもうんです。「僕の作るチャイや紅茶だけを飲む会」って成立しないんだろうか?って。4時間でひとり4,000円。ただし、15人以上で成立する会。
「ふざけんなよ!」って言われるかな?
2019年10月21日(月)
<カンテでのワークショップを終えて>
今、朝の9時です。8時半に出勤してお湯を沸かし 、ポットで作ったミルクティーの最後の一口を飲み終えたところです。では、これから、朝の掃除に出かけ、帰って来てから、この文章の続きを書きましょう。
(仕事中に付き、パソコンはスリープ・・すやすや)
1時間半、みっちり掃除してきました。月曜日は仕事が溜まってるので。
さて、土曜日の「チャイの学校」の話をしましょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
少し早めにカンテに行って準備をしようかなと思い、9時30分ぐらいに裏口に行ったら閉まってた。「え〜!?」普通ならケーキチームが、9時には出勤してるはずなのに・・・。駐車場のブロック塀に腰掛けて、しばらく今日の段取り表を眺めていたら奥田さんが到着。
10時になってようやくカンテのスタッフが到着して、階下に降りてギャラリーでの準備をしました。(後で聞いたら、ケーキチームはもうチームではなくひとりで作ってるとか、もう他の店には昔ながらのカンテのケーキは出してないらしい。)
まずは一回目のチャイレッスンが9名。定員は7名でしたが断りきれず、コンロを3台にしてスタート。簡単な自己紹介の後、僕がサンプルの1杯点てを。これを4人に配り、残りの5人には、始まる前に作り置きして魔法瓶に入れておいたのを飲んでもらいました。だいたいここで、チャイに対するみんなの認識が崩壊します。(笑)
「チャイはこんなに煮込んでも大丈夫なんですね!」「スパイスが入ってない!」「味が濃厚!」「紅茶のいい香りがします!」「今までの私のチャイはなんだったんだろう!」等々。
次は生徒さんのチャイレッスン。最初に3人で、次に2人で、次は3人で、残り1人と僕で。これで9人。
初参加の方が5人。2回目の方が2名。カンテの現役スタッフ:坂本君と以前カンテでの僕のトークショーに参加していただいた中山さんの全9人のうち、8人までが次の座談会まで出席するというから、いつもよりちょっと意気込みが違いましたね。皆さん僕の言う事を一言も聞き逃さないように必死なのが伝わってきました。初めての方は自分の作ったチャイをまじまじと見つめ、2回目の方は、習った後に作り続けているチャイと僕のチャイとの違いを確かめるように。2時間はあっという間に過ぎました。
30分の休憩の後、13時30分から座談会が始まりました。参加者は11名。すべてチャイレッスンと座談会のセットの方達です。5,000円ですよ、5,000円!
今回、こんなにセットの人がたくさん集まるとは予想外でした。4時間半の長丁場を覚悟の上の参加ということですね。恐れ入ります。(笑)
まずは、「カンテと神原の関わり年表」(2019年10月版)を配布してチャイが大阪に出現した頃の話から「加奈泥庵」「カンテ・グランデ」のチャイのメニュー化の話や僕が1980年に入店した頃の話、トータスがいた頃の話、チャイの作り方の変遷など、参加者の生まれる前の話がほとんどなので、かなり聞き入ってくれていました。
30分が過ぎた頃、「これからジンジャーチャイの10杯点てをします。こういうのはカンテのスタッフでもない限り見た事ないと思いますので、じっくりご覧ください。」と少し大きめの鍋を取り出して、水500ccと神原チャイ(茶葉)を30gと生姜のみじん切り80gを入れて強火で沸騰させます。2分煮た後、牛乳を1本(1リットル)と三温糖を50g入れて再度沸騰させて、弱〜中火にして5分煮て完成。紙コップに一人当たり100ccほど注いで、飲んでもらいました。インドのチャイショップでは、これの10倍ぐらいの鍋で作ったりします。
1時間ぐらいが経過したので、ジンジャーチャイを飲みながら、一人一人に今日参加された経緯を話して頂いたのですが、すごく興味深く聞かせて頂きました。
かつてネパールのトレッキングに参加したものの、途中で脱落し意気消沈していたところに「まあこれでもお飲み」とおばさんから出されたチャイがすごく美味しくて、日本でそれに近いチャイを探し続けた話、将来チャイ屋さんをしたいと本屋へ出かけて僕の本と偶然出会った話、8年ぐらいカンテに居ながら、ようやくチャイというものに興味が湧いて、インドにチャイグラスを買いに行った話、「カレーの学校」の生徒さんで、昨年からずっと参加したかったのに都合がつかず、やっと今回参加する事ができたという話、それも千葉から。その他にも、徳島、岐阜、新潟からもわざわざ来ていただいたことに驚いています。
ちょっと勘違いして、休憩時間までずれ込んだ座談会でしたが、16時から2回目のチャイレッスンは10名。座談会に出席した後に参加されたのは3人で、残りの7人はすべて初めての方達。この回もかなり盛り上がってチャイを作ってくれました。みんな僕のチャイのレシピに興味津々で写メを撮ったりメモをしたり。でもまあ、そのレシピだけでは、僕と同じチャイはできないんですよね。それを知ってるから見せたんですが。(笑)
レッスンが終わって、ある1人の人が「今まで私が作って来たチャイは間違いでした。」と笑いながら帰って行かれた方がいました。まあ、間違いではないんですが、僕の作り方の方が美味しいことを分かってもらえてうれしかったです。
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今回も朝10時から9時間しゃべりっぱなしでしたが、いつものように楽しめた僕でした。
2019年10月18日(金)
<覚えにくい名前>
もう1年以上通っているクリニックがあるんですが、カレンダーに予約の日を書き込もうとしていつも戸惑ってしまいます。「さとみクリニック」。たったこれだけの名前が瞬時に出て来ない。院長先生は30代ぐらいの若い男性で、その先生と女性のような名前の「さとみ」という名前が関連付けられないのです。たぶん里美って漢字では書くんだろうけど、その方が名字だと認識できるので、覚えやすいとは思います。ウチの奥さんも、会話の中で「近くの、ほら、なんとかクリニックってあるやん。」と全く覚えていない様子。すごくいい先生だし、看護師の人達も親切なので、なんか損してるかな。でも、駅近だし、流行ってるようだし、僕が心配することでもないか。
2019年10月17日(木)
<『チャイの学校』とは?>
いまさらですが、「チャイの学校」とはどういうものなのかを少し紹介しておきます。
【チャイの学校】
2018年創立。実在する学校の建物はありません。たまたま本屋で「チャイの旅」を見つけた奥田さんが僕に連絡をしてきたことがきっかけで、「運営を『チャイの学校』が行い、神原さんはその学校のカリキュラムのひとつとして、チャイレッスン、講習会、トークショーなどをやっていただければいいと思います。今は神原さんひとりが講師ですが、将来的には何人かの先生が集まればいいかなと。」
僕は今まで、ひとりで場所を探したり、依頼を受けたりしてワークショップを開催していましたが、それでは永久にチャイレッスンの繰り返しになってしまい、それ以上前に進めなくなっていたので、ちょうどタイミング良く相方(奥田さん)が出来たことで、彼が僕のやっていることを俯瞰で見ていてくれるので、次にやることのヒントを見つけやすく、僕としてはいい刺激になっています。
今回も、僕がカンテでワークショップをやる事に対して「すごくいい。」と言ってくれたし、面倒くさいカンテとの交渉もやってくれたし、カンテのギャラリーを貸し切ることが都合で出来なくなったときにも、「1テーブル10人限定で『座談会』を開いてはどうでしょう。」とアドバイスをしてもらったし、本当に助かっています。
今まで一方的にトークをしてきたのと違って、参加者からの意見や質問を受ける事でまた新たな展開があるだろうと予測もできて、ちょっと期待をしています。参加者の10人も1週間前には決まり、手伝ってくれる人も何人か居てくれて、あとは当日を待つばかりです。
さて、話は変わりますが、もしチャイに関心があって、僕のワークショップを「ウチでもやってみたい。」と思われる方がいらっしゃったら、「チャイの学校」までご一報ください。奥田の方から、そちらのご要望をお聞きした上で、内容や費用の概要を説明させていただきます。
2019年10月16日(水)
<65歳におもうこと>
インフルエンザの予防接種に行ったんです。管理員の仕事はひとりなので、3日も4日も休めないから。一ヶ月前から予約して当日、仕事が終わってクリニックへ行き、予防接種を終えて財布を見たら2,000円しかない!予防接種は3,500円なのに!
「すみません。お金持って来るの忘れちゃって、今からATMですぐに下ろしてきますから」と近くのUFJに走り5,000円札を引出し受付の人に渡したら、3,500円返ってきた。「えっ?」っと小さく声を上げたら、「65歳以上は市の補助がつくので、1,500円でいいんです。」って。じゃあ、ATMに行かなくても済んだのか・・・。
でも、なんか得をした気分になれました。
ダイエーでは「いつでも5%割引」のカードをもらえたし。
10月から年金も満額もらえるようになったし。(今までは半額だった。)
管理員になってから、毎年、健康診断も無料で受けられるようになったし。
65歳も悪くはないか。
2019年10月3日(木)
<自転車におもうこと>
僕は毎朝、自転車通勤です。8時2分に家を出て、仕事場近くの駐輪場まで約10分。そこから歩いて7分ほどのところにマンションがあります。このままだと、早く着きすぎるので、近くのダイエーに寄って買い物をしてから行くと、大体8時半過ぎには管理員室に辿り着きます。ここの駐輪場は2段になっていて、上の段はガラガラなんだけど、貸してくれそうな雰囲気ではなかったので、しかたなく、駅近くの駐輪場を1ヶ月2,050円で借りました。ま、無駄金と言えば無駄金なんですが。
その通勤途中、僕の自転車を抜いていく人がいるんです。僕は歩くのも早いし、自転車でもそこそこ早いんですが、その僕を追い抜いて行く。女性が。そうです。電動機付き自転車です。
僕が走る時間帯は保育園に子供を預けに行く人が多く、送り届けた空の自転車が僕の後ろに来ると、不気味な乾いたカタカタ音(荷台に積んだ硬質プラスチック製の椅子が道路の凸凹に呼応してなる音)が聞こえて来て、サ〜ッと僕を抜き去るのです。全力を出している様子もなく、サ〜ッと。
かつては、カンテの女子に「神原さんの自転車、早すぎるわ。」とか言われていたのに。
2019年10月2日(水)
<チャイにおもうこと>
19日のチャイの学校がそろそろ満席のようです。
参加者のみなさん、ありがとうございます。
さて、今日は、金井さんのメールをまず紹介します。
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「先日、福岡では比較的高級なスーパー(笑)のアジアの食品コーナーで、チャイの茶葉(プレーン)を見かけました。
「○○屋」という昔からある紅茶屋さんのものでした。茶葉でチャイを売っているのを見かけるのは珍しいので買ってみました。100gで¥645、、、、
開封してみたらちゃんと紅茶の香りがしましたので、まぁまぁいけるかも・・・・
と箱に載っているレシピ通りに淹れてみましたが、飲んでみると紅茶の香りが全然しないのです・・・・
CTCの紅茶はもともと香りは希薄ということなのでこんなもんなのかなと。
でも、2口ほどで止めてしまいました。
で、すぐに神原さんの茶葉で久しぶりに作って飲んでみました。
ワークショップ後は2杯立てで作ってましたが、今回は1杯立てのレシピ通りに作りました。
案の定上手く行かず、仕上がりは150ccくらいになってしまいましたが、それでも「美味しいなぁ〜」と。。
チャイという文字を見かけるとどうしても気になってしまい、美味しくはないだろうなぁと思いながらも、それを確認したくなってしまいます。
つい最近もド○ールでマサラチャイという看板を見かけて飲んでみましたが、???で、チャイをあまり知らない人たちはこれを飲んでこれがチャイだと思うのかなぁ〜と残念な気持ちでした。
神原さんの茶葉は選ばれた品種の茶葉に更に他の茶葉もブレンドしているので深みも香りもある・・・・
インドに行ったことは無いので本場でチャイを飲んだことはありませんが、本場で飲んでも私は「神原さんのチャイの方が美味しい〜」と思うのでしょうね。」
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僕も、その昔(20年程前)、阪神百貨店の地下一階にあった紅茶屋さん(名前は忘れましたが)で、「チャイ(CTC)100g 600円」というのを見つけて買ってみた事がありますが、ハズレでした。
まあ、だいたい、チャイ用と書かれた茶葉(CTC紅茶)に美味しい物はなくて、ただ、カンテの仕入れているスリランカ・ゴール産の茶葉だけは例外で、これがあったから僕はカンテで34年もチャイを飲み続けてこれたわけだし、今でもチャイを飲んでいるし、もちろんワークショップでも使っているわけです。(正確に言うと、カンテの茶葉と僕の見つけたおいしいCTC紅茶を混ぜたもの、ですけど。)
では、なぜ、紅茶専門店が美味しくないチャイの茶葉を売っているんでしょう?なぜ、ド○ールが美味しくないマサラチャイを提供しているんでしょう?
その答えは、「美味しいチャイを飲んだ事がないから」もしくは「スリランカ・ゴール産の茶葉の存在を知らないから」。
それに、こう言ってはなんですが、美味しい茶葉があっても、それを美味しく作れる(活かせる)人がいないと、美味しいチャイは飲めない訳で、カンテでチャイを注文したからといって必ず美味しいチャイに出会える訳でもないのです。
だから僕は、カンテに居た頃も今でも、「僕の作るチャイが美味しいのは、この茶葉(と僕)のおかげなんです。」と力説しているわけなんですが、その声はあまりにも小さすぎて、業界の人たちの意識を変えるまでには至っていないというのが実状です。
そのうち、カンテが「チャイは儲からない」と気づいて(?)仕入れをストップしたら、あるいはスリランカ・ゴール産の紅茶が何かの理由で手に入らなくなったら、そこで「僕のチャイ」はある意味「終わり」ですね。代替の茶葉は2,3種類ほど当てはありますが、僕の中で「最高に美味しい瞬間を味わえるチャイ」はもう永久に飲めなくなるので、その時僕はもうチャイを作るのを止めてしまうかもしれませんね。納得できないものを飲むぐらいだったら、飲まない方がいいから。これで生計を立てている訳ではないし。
だから、というわけではないですが、今のうちに、僕がチャイを作っているうちに、その味を確かめてみてください。僕が茶葉を扱っているうちに購入して、自分なりの「美味しいチャイ」を作ってみてください。僕のチャイが、カンテの茶葉が、伝説になる前に。
2019年10月1日(火)
<アイスダージリンをティーバッグで作る>
山品さんからのメールで、「おいしいアイス・ダージリン」の作り方を教わりました。
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紅茶のティーバックを使った「フランス人マダムから教えてもらった世界一美味しいアイスティーの入れ方」なる記事
https://dot.asahi.com/dot/photoarticle/2019080800076.html?page=2
を見つけたので、
ものは試しにとトワイニングのダージリンのティーバックを使って作ってみました。
記事通りに水2リットルで作ったら『なんじゃコリゃ…?』な出来栄えでしたが、水を1.5リットル程度まで減らして(他は記事通りに)再度作ってみたところ、アイスティーに適度な渋みと味の深みが増して、ストレートで飲んでも結構イケる感じがしました。
ちなみに水は、ミネラルウォーター(KIRIN:アルカリイオンの水)を使いました。
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というわけで、ダイエーに探しに行ったら、ありました。20Tea Bagsで400円ぐらい。昔は三角錐のテトラパックだったと記憶していますが、今回のは普通の紙のティーバッグ。それと、「アルカリイオン水」も安かったので買いました。
山品さんの改良形で早速作ってみる事にしました。
手鍋に水を1.5リットル入れて沸騰させ、Tea Bag 3個を入れて蓋をして21分。
きれいな紅茶色になったので、ホットで少し飲んでみましたが、ほんのり甘く感じました。
これを1000mlはいるガラスポットに入れて(500mlは別の容器に)冷ますんですが、1時間経っても冷めないので、鍋に氷を張って30分。これでも冷めなかったけど、冷蔵庫へ入れました。翌朝飲んでみたら、「美味しい!」。ちゃんと渋みもあるし、普通、クリームダウン(白く濁る)するんだけど、色も透明感があってきれい。
この時期にしては大阪はまだまだ暑いので、ちょうどよかったです。2日目でやっと濁ってきましたね。
さて、「冷めにくい」のを改良するのと「1リットルのガラスポット1本分になる」ように、次回は「水を鍋に0.75リットル入れて沸騰したら火を止めて、Tea Bagを2個を入れて21分。出来たらガラスポットに入れて、氷を0.25リットル分入れる。これで、少しは冷めるのが早くなるし、切りがいいかな。
2019年9月20日(金)
<中津カンテでチャイレッスンと座談会>
ついにというか、やっとカンテでチャイ・レッスンをやる気になりました。
もともと僕が2013年に「チャイのワークショップ」と銘打ってチャイ・レッスンを始めたのは、カンテ以外で、どれだけ僕のチャイが通用するのかを確かめたかったからなので、例外的に「マッチポイント」さんとコラボしてカンテでやった以外には、僕自身がカンテで単独でやることにはあまり興味がありませんでした。なぜなら、僕が作るチャイはカンテのチャイに近い(そのものではない)ので、カンテのファンからすると、あまり驚きもないだろうと思ったからです。
あれから6年、カンテの茶葉をベースにした僕自身のオリジナルの茶葉を開発し、それを携えて大阪、兵庫、香川、岡山、愛知、福岡、東京、金沢と、カンテ以外で(文字通り)「チャイの旅」をすることで、ある確信が芽生えました。僕のチャイには、カンテを知らない人に対しても「説得力がある」と。つまり、僕のチャイは、どこでも通用する(らしい)のです。
まだ、全国を渡り歩いたわけではないですが、「旅の途中」で、この辺で一度、僕の原点「中津カンテ」でやってみるのも面白いじゃないかなと思うに至りました。それも1レッスン2時間という長さで。カンテに来られる人の中にはコアな人もいるだろうし、そういう人を満足させるためにも、この時間は必要かなと。さらに、チャイレッスンとは別に、僕とカンテ、僕とチャイの関係を「座談会」という形で展開すれば、さらに僕のチャイは深化するんじゃないかなと、そう思うんです。
最初は15〜20名を集めてトークショーをやろうと思ったんですが、会場の都合でそれはできないと言われ、テーブル3つ分ぐらいしかスペースがないので、それじゃあ、こじんまりと「座談会」という形式の中で、好きなことをしゃべったり、質問に答えたり、僕が質問してみたりと、一方通行ではなくて、いままでよりももっと密な会話をしてみよう、というのが今回の新しい試みです。
チャイレッスンだけでもいいし、時間に余裕があれば座談会にも参加してみてください。参加費は少々高くなりますが、こういう機会は(カンテでは)もうないと思います。僕の貴重な資料もご覧いただけます。(笑)
2019年9月18日(水)
<美味しいチャイは一気に飲み干す>
以前、メールで、友人の山品さんからこんな情報がありました。
「神原さんって、鳥取県の大山乳業の「白バラ牛乳」って、チャイに使われたことはありますか?
以前から、「白バラ牛乳」を使った大山おいしい牛乳モナカというアイスクリームのあっさりした上品な甘さにハマっていて、本家本元の「白バラ牛乳」でいちどチャイを作ってみようと思い立ち、今日、成城石井で500ml(170円!!)を購入して、いつものレシピ(生姜みじん切り、有機ピンクペッパー5〜6有機シナモン少々、有機スターアニス少々+有機サトウキビ糖)で、1杯点てで作ってみたのですが、飲んだ後の後味がスッキリ〜しているような気がしたのです!!
おもわず、もう一杯淹れてしまいましたが、すっきりしているような気がしました。
値段はかなり高いですが(笑)(500mlで税込み193円、1Lはダイエーの牛乳+100円くらいのお値段)
「白バラ牛乳」自体が、後味スッキリでごくごく飲めることを売りにしているようなので、神原さんお眼鏡にかなうかどうかは疑問ですが(笑)
チャイ向きなのかも〜と思いました。」
僕は、「白バラ牛乳は、以前から気になってはいたんですが、正直、普段使いには適さない価格なので買ったことなかったんですが、今度梅田に出た時にでも買ってみます。」と返事をしてみたものの、梅田に行く用事もなく、いたずらに時は経つばかり・・・。
ところが先日、「欲しいものは向こうからやってくる」んですねぇ。(笑)
偶然にも、牛乳を買いに近くのライフへ行ってみたら「白バラ大山まきば牛乳」があったので、300円ちょいしたけど、物は試しと買って帰りました。
成分表示を見てみると・・・乳脂肪分は3.6%以上、殺菌は120℃ 2秒間だから低温殺菌牛乳ではない。それに、成分無調整とは書いていなくて「種類別 牛乳 生乳100%」とあります。どう違うのか調べてみたら・・・、
「成分無調整」とは、牛乳の製造工程で成分を調整(加えたり除いたり)していないことで、法律的な規制はなくメーカーが独自に表示しています。種類別「牛乳」の表示があれば、「成分無調整」の表示がなくても、成分は調整されていません。
ということなので、「成分無調整」と「牛乳」は同じ意味だということですね。なんじゃ、それ!
最近のテイスティングは仕事場で行うので、魔法瓶に牛乳を詰め、いざ出勤。
仕事開始の30分前に、IH調理器にホーロー鍋を乗せ、水130cc、茶葉3g、牛乳100ccのいつものチャイを6分で作ります。
クセがなくまろやかで飲みやすいチャイです。牛乳だけで飲んでも当然ながらおいしい。
翌日は、ジンジャーチャイにしてみましたが、これも飲みやすい。
そして3日目、できたチャイを、洗い物が終わるまで1分ほど冷まして飲む。おいしい。
ゴクゴク、おいしいから一気に飲む。熱くても平気。
さて、僕の評価はというと・・・(僕的には)いつも使っているダイエーの牛乳とできあがりにそんなに差があるわけではないが、おいしいからまた機会があれば使ってみよう。という感じ。(当たり障りのない答えですけど。)
閑話休題。先日、とある喫茶店でチャイを注文したんだけど、出て来たチャイは明らかに煮込み不足の色をしており、飲んでもまとまりのない中途半端なチャイでした。だから、飲みたい気持ちが全然わかず、1時間経ってもそれを飲み干そうという気にはなれず、残して帰ることにしたのでした。このチャイを作った人は美味しいチャイを飲んだことがないんでしょうね。
美味しいチャイとの出会いは、人生を変えるというのに・・・。残念です。
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