[ 神原通信 ]

 

2019年1月18日(金)

<スパイスにおもうこと>

 年末の「カレー教室」に行ってお茶会の準備をしていたら、水野さんから「神原さ〜ん」と声を掛けていただいて、「この本、重版がつい先日出来たので差し上げます。」と「スパイスカレー事典」を頂きました。「カレーとスパイスのことしか書いてないですよ。」と笑いながら。この本、結構な豪華本なので重く、わざわざ僕の為に持って来てくれたんだと思うと恐縮してしまいました。

スパイスカレー

 前にも書いた事があるんですけど、僕はカンテで34年間働きましたが、厨房に入っていた期間は短く、3年間ぐらいだったと思います。その間にカレーの仕込みを任されたことがありましたが、そのカレーが今でいうスパイスカレー(の走り)だったんですね。
 最初に油でクミンと唐辛子を炒めて香りを出し、玉ねぎを15分ほど炒めてからスパイスと塩を投入して再度炒めたあとチキンとその他の具材を投入して、チキンブイヨンで味付けしていたように記憶しています。
 ただ、自分から率先してレシピやスパイスのバランスを考えたわけではなくて、当時の店長がどこかからインドのチキンカレーの作り方を入手して、そのレシピ通りに僕が作っていたんですね。(作らされていたというニュアンスに近いけど)
 1年ほど仕込みを続けたある日、オーナーの井上さんが僕のカレーを食べてこんな感想をもらしたんです。
「神原くんのカレーは甘過ぎてぜんざいみたい。」って。「 そんな感想ないだろうと思うけどなあ」、とその時はショックでしたが、よくよく考えてみたら僕の作り方が異常でした。
 玉ねぎの処理をどうしたらいいか分からず、毎日15個ぐらいの玉ねぎ(大)をフードプロセッサーにかけてドロドロにして鍋に入れて、炒めるというよりは煮てましたからね。幾ら煮ても水分が飛ばず、玉ねぎがこげ茶色にならないので、ある程度煮たら具材を投入してたのが悪かったのかも。
 以後、僕は「料理下手」「味オンチ」のレッテルを貼られた後カレーの仕込みから外され、服と紅茶の仕事に専念することになったのでした。
 玉ねぎの炒め方にもスパイスの効能にも無頓着だったあの頃、このスパイス事典があったら、僕の人生も違った物になっていたかな、とか思います。(笑)

 さて、この本、仕事場で休憩時間に読んでいたので、読了するのに一ヶ月掛かってしまったけど、興味深く読みました。もし、僕が「チャイの事典」とかっていうのを考えた場合、どういう構成にすれば、分かりやすく読んでもらえるか、とか。

 前半はスパイスの効用と使い方のコツのおさらいとして、後半は文化としてのカレーとスパイスついて。特に、スパイスの歴史は初めての出会いで面白かったですね。紅茶の歴史とほぼほぼカブるところがあるので、それを高々4ページにぎゅーっと凝縮して書くには、相当な労力と時間がかかっただろうなあとか。

 気になったのは「関西のカレー屋店主」へのインタビューとアンケート。お店をやっている以上、お店の独自性を全面に打ち出すのは当たり前なんだけど、みんな異常すぎる。(笑)
 カレーを作る上での基本的なルールはもうとっくの昔に卒業しているらしく、スパイスをカレーの上に振りかけるとか、油を使わないとか、入手困難なスパイスを使うとか、こういう食べ方をして欲しいとか、ブイヨンを使わず水だけで作るとか、本編の事典のルールに相反するようなことを平気でしゃべってる。
 ま、それもいいでしょう。関西だから。好きにすれば。と思う。支持してる人がいるんだから、いいんじゃない。
 ただ、僕には関係ないなあ、とも思う。あちこちブームになったカレー屋さんを何軒か巡ったことがありますが、2回行ったお店はなかったし。出会い方が悪かったのかもとも思う。

 チャイを牛乳だけで作る。それもいいでしょう。チャイをアーモンドミルクで作る。それもいいでしょう。セイロン紅茶(ウバ)でチャイを作る。それもいいでしょう。砂糖を使わないでチャイを作る。それもかまいません。マサラチャイにスプーン山盛り1杯のスパイスを使う。それもOK。ターメリックとジンジャーにミルクを加えて、茶葉を加えずチャイを作る。それもいいでしょう。

 そういう時代ですから。老兵は消え去るのみ、かな。

 

 

2019年1月17日(木)

<初めてのカレー教室>

 年末に、東京カリ〜番長のリーダーと水野さんの「カレー教室」へ行ってきました。
 僕はそこで生徒として参加したわけではなくて、カレー教室が終わった後の「お茶会」で、生徒の皆さんにチャイを作ってもらおうという企画の依頼を受けて、その指導に行ったのでした。ついでに、僕の作ったお茶請けも出しました。

 当日、元カンテの岩槻さんをお手伝いに誘って、二人でチキンカレーと欧風ビーフカレーを作るところを見学させていただいたんですが、やっぱり本で読むのと実際に現場で見るのとは理解度が違います。
 今までカンテでやってるカレーの作り方しか知らなかったから、すごく勉強になりましたし、指導の仕方も僕の今後のワークショップに応用が効きそうだし、行ってよかったですね。出来上がった2種のカレーも頂けたし。本格的な味でした。流石です。

 さて、カレーの後は僕の出番です。20人の前でチャイのデモンストレーション。
 今回はボランティアなので、即興で行こうと決めて「計量なしで適当に作るチャイ」をお見せしたんですが、こういうのは練習通りには行かない物で、満足のいく仕上がりにはなりませんでした。まだまだ修行が足りん!もっと笑わせないと!

カレー教室

 このあと、4グループに分かれてもらって、各グループに好きなスパイスを使った5杯点てのチャイを作っていただきました。
 僕が指示したのは「水は300ccです。」と、これだけ。あとは、僕が4グループを回って適当に指示をするという、ほんとにアバウトな講義でしたが、みなさん悪戦苦闘しながらも美味しいチャイを作ってくれて、これはこれで楽しかったと僕は思うんですが、さて皆さんはどうだったかな。

岩槻

[フルーツケーキを準備する僕と岩槻さん]
久しぶりに会えて楽しかったです。ありがとうございました。

 

 

2019年1月16日(水)

<レインボウ・コネクション>

 昼寝用の子守唄「昼寝カーペンターズ」(12/24の記事参照)が最近のお気に入りになってしまい、「通勤用カーペンターズ」に昇格してしまいました。
 特に1曲目は何度聴いても飽きなくて、その理由を調べていくうちに、なぜなのかが分かりました。

 まず、歌詞がファンタジーなこと。YouTubeの「虹の架け橋」を聴いてください。

 ここで、「もともとはマペット・ショーでカエルのカーミットが歌った曲です。」と分かったので、カーミットで調べてみたら、ありました。懐かしいカーミットの声で歌っています。

「The Muppet Movie - Rainbow Connection」

もうひとつ、歌詞を見つけたので、この動画を見ながら歌詞を読んでみてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんで虹を詠った歌がこんなに多いのだろう? 

向こう側には、なにがあるのだろう?


「虹は実体のないただの幻で 神秘的なことはなにもない」


ぼくらはずっとそう云い聞かせられてきたし それを信じている人もいるけれど


それは間違いだってぼくには判っている まぁ見ていなよ


いつの日か、恋する人たち、夢を見る人、そしてぼくを繋ぐ虹の架け橋がみつかるはずさ

 Some day we'll find it The rainbow connection 
 The lovers, the dreamers, and me

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そして、この曲を作ったのは誰なのかを捜してみると・・・

 ポール・ウィリアムズ作詞、ケニー・アスチャー作曲。
 ケニー・アスチャーは知らないけど、ポール・ウィリアムズは昔からよく知っています。

 高校の頃(1971年)、トランジスタ・ラジオから流れて来たスリー・ドッグ・ナイトの「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」は耳に残り、今でもiPodTouchの中でのプレイリスト「ヒットパレード」に入っていますが、それを作詞作曲したのが彼ですね。

ちなみに、Wikipediaによると

「元々はカーペンターズのために書かれた楽曲だったと言われている。「愛のプレリュード」や「雨の日と月曜日は」など自身の作品を含む一連の "古くさいラブソング" でヒットを飛ばしていたカーペンターズに向けてポール・ウィリアムズは特別にこの曲を書いたが、リチャード・カーペンターに断られてしまう。
 その後ウィリアムズはスリー・ドッグ・ナイトに本作品を提供し、1971年9月30日発売のアルバム『Harmony』で発表された。リード・ボーカルはチャック・ネグロン。同年11月にシングルカットされ、12月18日から1972年1月1日にかけてビルボード・Hot 100で3週連続4位を記録。ビルボードのイージーリスニング・チャートにおいては1位を記録し、ゴールドディスクに輝いた。」

 なかなか面白い経緯です。

カーミットロボ

 着せ替えペッツ:サイボーグ・カーミット



2019年1月15日(火)

<今年の冬は去年ほど寒くない>

 とはいえ、管理員室で1時間も2時間も座っていると足が冷えてくる。そこで昨年の12月から導入したのが「足踏みマット」。

ドラゴンマット

 丸い突起にさらに細かいツブツブの突起があって、このマットの上で足踏みをすると血行が良くなる仕組み。真ん中の大きい丸は土踏まず用です。

 これと、その前に買った健康器具「昇降台」(これは運動不足解消の為導入)と組み合わせて、「足が冷えそうだな」と思ったら、防犯カメラのモニターが見える位置に二つを並べ、15分〜20分足踏みをするのです。部屋に近づいてくる人があれば即止めれるように。

昇降台

 夏の間は、靴を履いて上り下りを繰り返していましたが、マットと組み合わせる場合は、靴を脱いでやります。この方が足つぼに効きます。

 有酸素運動と足つぼマッサージのダブル効果で、1時間は寒さ知らずですね。
 これで足温器を買わなくて済みました。

 

 

2019年1月11日(金)

<予期せぬ出来事>

 昨日、仕事中に管理会社から「お借りしたい書類がありますので、明日の10時ごろお伺いします。」と電話があり、今日は10時までに清掃が終わるようにして担当者:太田(仮名)さんを待っていました。

 ピンポ〜ンとチャイムが鳴り、モニター越しに挨拶をして、管理員室に入ってもらいました。必要な書類を本棚から探し出してもらった後、太田さんがキッチンに並べた紅茶の缶を見て、「これどこのメーカーですか?」って。

 「ああ、これ『カンテ・グランデ』っていう紅茶屋さんのです。紅茶好きなんですか?」

 「そうですねぇ。紅茶が好きでスリランカに行ったんですよ。」

 「え〜!スリランカに!!いつですか?」

 「前の仕事を辞めたのが2年前で、気分転換に。」

 「じゃ、山の方へ行ったんですね。キャンディとか。」

 「そうそう。それからヒッカドゥワの海岸が好きですねえ。ゴールとかも。」

 「紅茶飲みます?すぐ作りますよ。」

 「えっ?いいんですか?じゃあ、お言葉に甘えて。」

 というわけで、セイロン紅茶ではないけど、ティファールで湯を沸かし、ポットを温め、PGチップスのティーバッグを2個放り込み、電子レンジでミルクを温め、砂糖を入れて2杯分の紅茶を作りました。

 「おいしい!まさかここでミルクティーが飲めるとは!」

 「僕もスリランカへ行った人に会えるなんて何年ぶりかな。」

 仕事の話そっちのけで、1時間ほどしゃべってしまったのは、おいしいミルクティーがあったから。

 「今日はありがとうございました。また、来ます。」

 太田さんは、11時半に帰っていきました。

 お茶するってこういうことなんですよね。

 

 

2019年1月10日(木)

<映画:覚え書き>

 高田君、こんにちは。

 年末に豊中のツタヤが閉まると聞いて慌てて色んな映画を借りて観ていたら止まらなくなり、プライムビデオや持ってるDVDにまで手を出してしまい、あっという間に年が明けてお正月も済んでしまいました。こんなに毎日のように映画を観たのは高校生以来です。(笑)

 さて、どんな映画を観たか、書き出してみます。

タイトル 監督 製作年
「悪徳」 ロバート・アルドリッチ 1955
「汚名」 アルフレッド・ヒッチコック 1946
「スリー・ビルボード」 マーティン・マクドナー 2017
「恐怖の岬」 J・リー・トンプソン 1962
「レイジングブル」 マーチン・スコセッシ 1980
「RONIN」 ジョン・フランケンハイマー 1998
「ヒート」 マイケル・マン 1995
「断崖」 アルフレッド・ヒッチコック 1941
「イコライザー」 アントワーン・フークア 2014
「特攻大作戦」 ロバート・アルドリッチ 1967
「日本のいちばん長い日」 原田眞人 2015
「シンドバッド 7回目の航海」 ネイサン・ジュラン 1958
「アルゴ探検隊の大冒険」 ドン・チャフィ 1963
「シンドバッド/黄金の航海」 ゴードン・ハッセル 1973
「シンドバッド/虎の目大冒険」 サム・ワナメーカー 1977
「トレーニング デイ」 アントワーン・フークア 2001
「フライト」 ロバート・ゼメキス 2012
「コンタクト」 ロバート・ゼメキス 1997
「ハクソー・リッジ」 メル・ギブソン 2016
「キャスト・アウェイ」 ロバート・ゼメキス 2000
「アナと雪の女王」 クリス・バック
ジェニファー・リー
2013
「ドリトル先生不思議な旅」 リチャード・フライシャー 1967
「北国の帝王」 ロバート・アルドリッチ 1973

 

<ミニ情報>

「悪徳」・・・「1949年にブロードウェイで初演されたクリフォード・オデッツ原作の戯曲『ビッグ・ナイフ』をジェイムズ・ポーが映画用に翻案し、ロバート・アルドリッチが演出を手がけた。アルドリッチ自身が独立製作し、痛烈なハリウッド批判をそのストーリーの主軸に据えた本作は、当初あらゆるメジャー・スタジオに配給を断られ、最終的にユナイテッド・アーティスツが配給を手がけることになった。撮影は1955年4月25日から、約15日間かけて行われている。」
出演:ジャック・パランス アイダ・ルピノ ロッド・スタイガー

僕の感想:舞台劇だからみんなうまいです。ラストも演劇っぽい見せ方。台詞が多過ぎ。


「汚名」・・・「撮影当時、アメリカでは3秒以上のキスシーンは禁止されていた。
そこでヒッチコックは、3秒以内のキスを繰り返すという手法をとり、お喋りをしてはキス、電話をしながらキス…と2分以上のキスシーンを成功させた。」

出演:ケーリー・グラント イングリッド・バーグマン クロード・レインズ

僕の感想:ハラハラドキドキ。バーグマンがきれいすぎて、おとぎ話のようでした。欠点のないヒッチコック映画。


「スリー・ビルボード」・・・「第90回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、作曲賞、編集賞など6部門で計7つのノミネートを受け、フランシス・マクドーマンドが主演女優賞を、ウディ・ハレルソンと共にWノミネートされたサム・ロックウェルが助演男優賞を受賞した。
原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri」

僕の感想:閉塞感たっぷりのミズーリ州の片田舎。息が詰まりそう。フランシス・マクドーマンドが出てるし、感触が「ノーカントリー」に近そうだったので観ました。看板屋の若い兄ちゃん(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)が拾い物でした。監督が英国人というのも面白い。


「恐怖の岬」・・・原題が「ケープフィアー」。どこかで聞いた事あるなあと思ったら、マーチン・スコセッシの映画にありました。リメイクの元がこの映画。弁護士グレゴリー・ペックに嫌がらせをするロバート・ミッチャム。

僕の感想:逆恨みの話ってラストがだいたい想像できるので、途中で止めようかなと思ったんだけど、「ナバロンの要塞」(この映画もグレゴリー・ペック主演でしたね)の監督なので一応最後まで観ました。音楽がバーナード・ハーマン(あの「サイコ」の音楽)でした。


「RONIN」・・・「題名は日本語の『浪人』から取られており、冷戦終結により自らの存在価値を失った東西のスパイや特殊工作員らの姿になぞらえている。」ということでしたが、あんまり意味がないようなタイトルです。

出演:ロバート・デ・ニーロ ジャン・レノ

僕の感想:ジョン・フランケンハイマーって昔、「大列車作戦」とか面白い印象があったので、どうなのかなと思って観てみたら、まあまあでした。スパイものって話がややこしいのが難点。Amazonの映画評に「古くさいから、『ヒート』の方がお薦め」とか書かれていたので、『ヒート』を観たら、断然負けてましたね。しかし、カーチェイスは実写で、これ、かなり怖いです。猛スピードで逆走してるし。


「ヒート」・・・「監督のマイケル・マンはリアリティを追求する為、劇中使用されている銃撃音は全て実際の音を収録し使用している。」
クリストファー・ノーラン監督は、この映画を研究して「バットマンライジング」を作ったとか。

僕の感想・・・ストーリーはありきたりですが、迫力満点です。ヴァル・キルマーがよかった。


「レイジング・ブル」・・・デ・ニーロものをもう1本。

僕の感想:スコセッシの映画ってあまり好きじゃないんだけど、高倉健がこの映画のデ・ニーロを賞賛していたので観てみました。デ・ニーロは何をやってもデ・ニーロでしかない。高倉健はそこに自分を投影(東映)したのか?
僕はジョン・ペシの方が好きかな。


「断崖」・・・「主演のジョーン・フォンテインは1940年に、アルフレッド・ヒッチコック監督作品『レベッカ』でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、翌1941年に同じくヒッチコック監督作品の『断崖』でアカデミー主演女優賞を受賞した。フォンテインの姉は、『風と共に去りぬ』(1939年)のオリヴィア・デ・ハビランド。」

出演:ケーリー・グラント 

僕の感想:ジョーン・フォンテインがきれいすぎて、これもファンタジー。


「イコライザー」・・・今までデンゼル・ワシントンの映画を1本も観てなかったので、これなら面白そうかなと思って観ました。

僕の感想:結構エグいシーン満載だけど、「必殺仕事人」ぽくていいです。


「特攻大作戦」・・・出演:リー・マーヴィン、ロバート・ライアン、ジョージ・ケネディ、チャールズ・ブロンソン、アーネスト・ボーグナイン、ジョン・カサベテスと豪華絢爛。

僕の感想:この映画3回目だけど、どこが悪いのか分かりました。編集ですね。まとまりがないのと、間延びしているところ。作品が大きくなりすぎると統制が効かなくなるようです。「007/サンダーボール作戦」と同じく、緊張感が途切れて大味になります。


「日本のいちばん長い日」・・・「昭和天皇や鈴木貫太郎内閣の閣僚たちが御前会議において日本の降伏を決定した1945年(昭和20年)8月14日の正午から宮城事件、そして国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いている。」

僕の感想:なぜこれを観たのかというと、成治や歴史に疎い僕でも理解できるかなと。それと、昭和天皇をどう描いているのか気になって観ました。結構面白かったし、本木君の昭和天皇はよく研究されてましたね。


「シンドバッド 7回目の航海」・・・「製作は、 チャールズ・H・シニアと特撮の名匠レイ・ハリーハウゼンのコンビ。レイ・ハリーハウゼンは、特撮映画監督・ならびに特殊効果スタッフで、ストップモーション・アニメーター。映画史上、20世紀の映画における特撮技術の歴史を作ってきたといわれる人物である。」「彼の存在なくして、『スター・ウォーズ』はなかった」とジョージ・ルーカスに言わしめた天才でもある。

僕の感想:登場するサイクロプス、ドラゴン、骸骨戦士のシーンは何回観ても見飽きない。このクリーチャー達をひとりで動かしたなんて信じられない。


「アルゴ探検隊の大冒険」・・・特典映像で、レイがアカデミー特別賞を授与された時、トム・ハンクスのコメントが素晴らしかった。
「あなたの映画の最高傑作は何ですか?と問われたら、僕はこう答えます。『アルゴ探検隊の大冒険」と。」

僕の感想:レイ・ハリーハウゼンが好きになったのは皆この作品に感動したからだと思います。骸骨戦士が7人もいるんですよね。それが人間と戦うんだから、誰にも真似はできません。


「シンドバッド 黄金の航海」「シンドバッド 虎の目大冒険」・・・シンドバッド3部作の残りの2作。どちらも特撮は素晴らしいけど、やっぱり「アルゴ」に負けます。


「トレーニングデイ」・・・「新人刑事の一日、トレーニングデイ(訓練日)を描いたサスペンスアクション。デンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞した。」
同じ監督と主演で13年後に「イコライザー」を作る。

僕の感想:こんなストーリーでいいのか?ぐらいの意外な展開。そしてラスト。
イーサン・ホークが可哀相。お疲れ様。


「フライト」・・・デンゼル・ワシントンとロバート・ゼメキス。

僕の感想:ゼメキスは「フォレストガンプ」以降、興味を失くしていたので、どんな作品を撮っているのか知らなかった。アル中の機長が改心するという道徳的な映画でしたが、ジョン・グッドマンの登場シーンだけは、「ロック」でクールでした。


「コンタクト」・・・「カール・セーガンによるSF小説の映画化作品。SETIプロジェクト、人類と宗教、科学、政治、地球外生命、などをテーマとするSF映画に仕上がっている。」

僕の感想:観てないと思ってたら、最後のカプセル落下のシーンを思い出して「なんだ2回目か」と納得。この映画、全然印象に残ってないのがすごい。


「ハクソーリッジ」・・・TVのCMで面白そうだったのでレンタルしました。

僕の感想:武器を持たずに戦場に赴くなんて、かつての日本兵ならあり得ない話。プライベートライアンよりエグいシーンがあるけど、もういいんじゃないかな、こういうの。しかし、崖にどうやって網を垂らしたのかその説明が欲しかった。


「キャスト・アウェイ」・・・「主人公はフェデックスのシステムエンジニア。無人島に流れ着いた男性のサバイバル生活を描いており、シーンのほとんどをトム・ハンクス1人で演じた。」

僕の感想:才人ゼメキスの「映画の教科書」的な作品。主人公に共感できないのは、ゼメキスが僕のために何も有益な事を発信してくれてないのが原因か。「見せ方」にこだわり過ぎ。


「アナと雪の女王」・・・ピクサーのようなディズニー作品。製作総指揮がジョン・ラセターなので、当然と言えば当然。テレビで観たから、なんか話をはしょった感じがしましたが、どうなんでしょう。

僕の感想:このアニメ、信じられないぐらいよく出来てます。飽きない。ただ、それだけ。


「ドリトル先生不思議な旅」・・・「1960年代、シネマスコープの導入にともない映画は大型化。制作費が多額なミュージカル映画は、それに見合った収益が見込める超大作志向に活路を見出す。『サウンド・オブ・ミュージック』をはじめ『メリー・ポピンズ』『マイ・フェア・レディ』など現在でもスタンダードとなっている大作名画が、ハリウッド各社、あるいはフランスやイギリスなど各国からも誕生。ミュージカル映画は最大の黄金期を迎える。」

ウエスト・サイド物語 (1961) アカデミー作品賞
シェルブールの雨傘 (1964) パルム・ドール
マイ・フェア・レディ (1964) アカデミー作品賞
メリー・ポピンズ (1964)  アメリカ映画協会選出ミュージカル第6位
サウンド・オブ・ミュージック (1965) アカデミー作品賞
ドリトル先生不思議な旅(1967)
オリバー! (1968)アカデミー作品賞

僕の感想・・・この映画が日本で公開されたのが1967年の12月。僕は中学2年生。少年マガジンのグラビアページで紹介されていたのを見て、映画館へ行きたかったけど、なぜかタイミングが合わず未見でした。この映画、興行的に失敗だったらしく、リバイバル上映もなく、テレビ放映も見逃し、後年ツタヤで探すも僕の近辺には見当たらず、今回Amazonでのレンタルで見つけ、やっと初の鑑賞となり、感無量です。
 監督はリチャード・フライシャーだから、それだけでも観る価値はありました。撮影はロバート・サーティース。他の映画と比べて解像度が高く、27インチの画面にくっきりはっきりと映っていて、人間の皮膚やセットがすごくリアル。動物を動かすためのテグスも見えるほどでした。70ミリで撮ったのかな?周辺のピントが合ってないから。

 原作は児童文学なので、基本ファンタジー。子供の頃に出会えなかったのが残念です。今観ると映画に没頭できず、製作の裏側が気になるのは、僕の心が汚れたせいですね。まあ「海底二万哩」を撮った監督だから、娯楽作品として安心して観ていられました。ソツが無い。映画的には「メリーポピンズ」よりまし。
 ただ、親しみやすい曲がないのと、女優(サマンサ・エッガー)に華がないので、そこが失敗かな。


「北国の帝王」・・・「1930年代大不況下のアメリカを舞台に、職を求めて鉄道の無賃乗車で放浪を続ける浮浪者(ホーボー)と無賃乗車犯を追い払う車掌との対決を描く。
当初サム・ペキンパー監督によって企画されたが、ロバート・アルドリッチ監督の下で完成された。」

僕の感想:ついに買いましたよ、DVD。933円です。僕が観た1974年は、大学2回生。周りの人達に、アルドリッチの最高傑作だと吹聴しまくりました。あれから、46年。この映画は古くなったのか。否。男の闘いは永遠です。
 特典として、映画史研究家による解説つきで観る事ができたので、1度観た後、また観ましたが、完璧です。さらにアルドリッチが好きになりました。ただ、研究家がしゃべりっぱなしなのでうっとうしく、少しはしょりましたが。(笑)

 「真の”悪”と、善とは言えないが、ましな”悪”との男同士の壮絶な闘い」

 解説者が、この映画は「キートンへのオマージュ」っぽいことをしゃべってました。前半はコメディっぽく、ほとんどスタントマンを使わず、主演から脇役まで、走る列車の屋根を歩いたり戦ったり、身体を張って演じているのがすごいです。
後半の男の闘いは、シリアスです。まさにアルドリッチの「ワイルドバンチ」です。

余談ですが、「当初は『ワイルドバンチ』の主演はペキンパーの飲み友達であったリー・マーヴィンが予定されていた。」そうです。


以上。

高田君、クラフトワーク観に行こうね。チケットの予約ありがとう。

 

 

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