できるまで

前説と目次

[ 前説 ]

 僕が友達や知人に「本を出版したんだけど。」というと、「すごい!」という驚きの後に、「何の本?」とか「で、どうやって本を出す事ができたの?」とか「どれぐらいの日数が掛かったの?」とか訊かれます。ある人からは「僕の周りには本を出した人なんかいないから、新鮮でびっくりした。」とも。実は僕自身も「信じられない!」と思っているぐらい。
 でも、昔から「なんとなく、いつかは自分の本ができるかもしれない。」とは思っていました。それがどういう形の、そしてどういう内容の本なのかは全く想像がつかなかったのですが。

 本を作るという実際の行程は、構想から約1年、スケジュールが決まってから約8ヶ月でした。
 でも、『チャイの旅』の内容は、あまりにも多岐に渡っています。チャイのレシピ、紅茶の歴史、お茶の解説、お菓子の作り方、僕のエッセイ(カンテ以前の話からカンテ在籍中のそしてその後のことも)という具合。つまり、ここ1年ぐらいの話ではなくて、カンテで仕事をしていた34年間に蓄積した話です。そのカンテになぜ辿り着いたのかという話を含めると、なんと僕の人生全ての時間がこの本に詰まっていることになります。

 このコーナーでは、チャイのレシピ本『チャイの旅』ができたその理由と経緯を二章に渡ってお話することにします。ただし、第一章は、僕自身がルーツを探すことに集中しすぎているので、読んでいて面白くないかもしれませんので、飛ばしてもらってかまいません。なぜ『チャイの旅』ができたのかその経緯を知るだけなら第二章「カンテでの楽しい日々」を読めば十分ですから。
 もし何かの拍子に僕がどんな人間なのかとか、僕のバックボーンが知りたくなったという場合には第一章をお読み下さい。「人生ってうまく出来てるなあ」と思うかもしれませんよ。(神原)

チャイの旅

2017年3月17日「チャイの旅」を出版。
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出版社による<内容紹介>
日本初、インド式ミルクティー・チャイの専門書!
日本のチャイの先駆けとなった大阪の名物カフェ『カンテ・グランデ』に34年勤務し、人生をチャイに捧げた神原博之氏が、あらゆるチャイのレシピ、チャイをいれるための道具や技術を解説。
さらに紅茶や中国茶のいれ方やお茶請け菓子のつくり方なども紹介。
また、神原氏がお茶に目覚めるきっかけとなった『カンテ・グランデ』での回顧録もふんだんに収録。
巻末の解説は、青春期に『カンテ・グランデ』でアルバイトをし、同店のバイト仲間によって結成に至ったロックバンド・ウルフルズのトータス松本氏が寄稿。

蔦屋、ジュンク堂、紀伊国屋書店、Amazon等で販売中
出版社:ギャンビット

※このコーナーの文章は、2017年10月に行われた「イチョウ並木の本まつり」に出店&トークショーをするために、事前にfacebookに掲載したものに加筆訂正したものです。話を本に絡めて書いてあるのはその為です。

 

[ 目次 ]

第一章:カンテ以前

その1 貸本屋通いの楽しい日々
その2 子供の頃の宝箱 週刊「少年マガジン」
その3 資料的価値大のムック本「'60年代 昭和特撮ヒーロー」
その4 '60 & '70年代 懐かしの「ノスタルジックTV」
その5 特撮怪獣ものの金字塔「ウルトラマン 1966」(DVD入り)
その6 羨望の眼差しで立ち読みしていた月刊「ボーイズライフ」
その7 週刊「平凡パンチ」と「プレイボーイカスタム」
その8 「タミヤ 命」の少年時代
その9 映画が教えてくれた人生哲学
その10 青年の教科書 月刊「ニューミュージックマガジン」
その11 夢の雑誌 月刊「ワンダーランド」と夢に終わった「宝島」
その12 初めての文集「31-20」
その13 「初国知所之天皇(はつくにしらすめらみこと)」という8ミリ映画
その14 浅井慎平に憧れていたと思っていたらそうではなかったという話
その15 意味不明のミニコミ誌「Bootleg」
その16 ノーマン・ロックウェルの画集を買いに
その17 人生24年間の集大成「1980年 アメリカの旅」

 

第二章:カンテでの楽しかった日々

その1 座右の書「茶の世界史」角山栄著 中公新書 1980
その2 「かきあつめ」南伸坊イラスト集 綺譚社 1984
その3 雑誌「太陽」平凡社 1984年6月号
その4 月刊「プレイガイドジャーナル」1982年12月号
その5 カンテ資料館[そば猪口と真鍮(しんちゅう)のチャイスプーン]
その6 カンテ資料館[看板猫「プラオ・キャット」の誕生]
その7 カンテ資料館[かつてあった100円割引券]
その8 カンテ資料館[伝票の裏コレクション]
その9 カンテ資料館[「NP」と初代「秘密基地(あるいは神原部屋)」]
その10 カンテ資料館[思いつきで作ったコラージュパネル]
その11 カンテ資料館[トータスまんが「茶の口福」]
その12 カンテ資料館[「ゴム印」に寄せる想い]
その13 カンテ資料館[Junichi ! Junichi !! Junichi !!!]
その14 カンテ資料館[音楽雑誌(?)『オレモリ』]
その15 カンテ資料館[神原部屋2006]
その16 カンテ資料館[カンテの「チャイ缶」の変遷 ]
その17 カンテ資料館[「チャイ袋」へのこだわり]
その18 カンテ資料館[人物交友録:阪上寿満子 ]
その19 カンテ資料館[サークルトータス 卒業文集 ]
その20 カンテ資料館[チャイにおもうこと]

 

おまけ:カンテ退職後 の『ドキュメント:チャイの旅』

その1 まだ書けていません。

 

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