できるまで

第一章:カンテ以前

その3:資料的価値大のムック本「'60年代 蘇る昭和特撮ヒーロー」

ヒーロー

 大阪阪急系列の本屋「ブックファースト」のアニメのコーナで、その場に似つかわしくない「ダサい」雑誌を見つけて驚嘆したのが2013年、今から4年前です。
「’60年代 昭和特撮ヒーロー」と題されたこの雑誌は、今の僕を創り上げたかつてのTVヒーローたちのことについて書かれているのですが、その上に、その制作時の裏事情も事細かく載っていたりします。
・「海底人8823(ハヤブサ)」の秘密兵器「赤外線双眼鏡」は、実はオペラグラスそのままだった。
・「豹(ジャガー)の眼」は、モンゴル、香港、上海、南シナ海を舞台にしていたが、全く現地ロケをしていない。
・「七色仮面」は、事件が解決したあといつも「皆さん おめでとう」と置き手紙を置いて去って行くのだ。いつ書くの?それとも、いつも持っているのかも。
・「まぼろし探偵」に登場する主人公の空陸両用車「まぼろし号」のデザインは、ウルトラシリーズの成田亨(とおる)。
・「実写版:鉄人28号」のここがすごい。
 ○人間より少しだけ大きい。
 ○歩きが遅い。
 ○常に手がブラブラしている。
 ○何だか、身体がゆがんでいる。
書いていたら切りがないぐらい面白い。

 このムック本を監修・執筆したのは石橋春海(しゅんかい)という人物で、「少年の頃、光文社から送られて来た少年探偵団手帳を携え、日々、町内のパトロールを欠かさなかった。そして、将来は忍者かスパイになろうと思っていた」らしい。
僕より2歳ぐらい若いようですが、まさに同年代です。

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