[ 2018年 チャイの旅 ]7月28日(土)in 高松

・『まちのシューレ963』さんには毎年「チャイのワークショップ」を企画していただいて、今回で3回目になります。2日間で3回のワークショップを予定していたのですが、台風の影響で29日(日)の分が中止になり、参加を希望されていた方々にお会いできず残念に思っています。それに、一泊旅行のつもりだったので飲み会がキャンセルになったのも残念でした。スタッフの方々と色々とお話ができなかったのが心残りです。
 さて、3回目の募集にも関わらず早い段階で定員を超える応募があったと聞きました。募集してもなかなか希望数に達しない大阪でのワークショップを考えると、これからは他県での開催は必須かなと思ったりもします。大阪ではもうかなり開催したので、僕の「ありがたみ」が薄くなったのかもしれませんね。(笑)

『 まちのシューレ963 』:アイスチャイのワークショップ

 朝5時に起き、朝食のパンを食べて、6時に家を出発。
 梅田阪急三番街のバスターミナルに6時半に着いたが、早過ぎて待合室は開いてなかった。7時前に近くのコンビニでポカリスエットと小粒あられとピーナツのおやつを買ってバスに乗り込み、7時10分にバスは発車。乗客は1/3程度。僕が予約するのが早いのか、いつも一番後ろの一番左側。窓側だから海が見える。

 一番最初の高松へのバス旅は4月で晴天だった。一人旅は自由でいい。iPod でイーグルスを聴く。アメリカでのバス旅を思い出しながら。2回目のバス旅も晴天で、今度はテレサ・テンの曲。「別れの予感」。TV番組の録音で、音程は少し狂ってるけど感情たっぷりの歌い方が感動的。こういうのはレコードにはない。3回目は、関東の方から台風が逆走してる影響で曇り空。でも、ちょうどよかった。気温35℃で晴天だったらカーテン閉めっぱなしだったと思うけど、雨じゃないし、海を行く小さな舟や大きな船を見る楽しみはちゃんとあった。今日はヴァン・モリソンの「アイリッシュ・ハートビート」。途中、サービスエリアで休憩。トイレへ行き、コンビニでおやつとお土産を買い、バスに戻る。窓から外を見ると、男達は皆、どいつもこいつも半パンだ。家じゃないんだし、ステテコみたいな半パンでうろうろしないで欲しい。せめてジーパンにしろ!とか思いながら、バス旅は徳島に入り、3時間半で高松に着いた。

 荷物は先に送ってあるので、今日はデイパックとエコバッグのみ。15分歩いて(今日は歩ける気温だ)、11時に「まちのシューレ963」に到着。まだ開いてなかったけど、外から中にいる若宮さんに合図して中に入れてもらう。小川さん、田中さん、店長さん、その他スタッフの皆さんにごあいさつ。シューレさんの店内は、カフェと物販のコーナーと特設会場があり、物販の一画にキッチンがあり、ワークショップはここでやります。もう既に、テーブル、コンロ、グラス、計量等のセッティングは整っていて、小川さんの仕事はいつも完璧です。

 11時40分ごろからお客さんが集まり始め、一回目は6人で(最初は7人で2人キャンセルが出たが前日に1人入ったそう)12時きっかりに始める。

 今回はチャイではなく、アイスチャイ。でも僕の中ではチャイもアイスチャイも同じなのです。ただ、「初心者には少し濃い目のチャイを作ると失敗しにくいので、1.5杯分のチャイのレシピを考えて、水を少なめにします。0.5杯分は味見用です。」と説明。

 カセットコンロは3台。自己紹介もそこそこに、まず僕がレシピ通りにチャイを作り、みんなに味見をしてもらう。「これをみなさんに作ってもらいます。」

 まず、最初の3人。できあがりはほぼ同じ。これをグラスに入れ、味見をしたら、名札をつけて氷の張ったバットへ入れて冷ましておきます。次の3人、手順は同じ。チャイが冷めるまでの15分間、質問に答える。15分経ったら、小川さんがグラスに氷を入れてくれてアイスチャイが完成。みなさんに、自分で作ったアイスチャイを少し飲んでもらい、その後、ディッシャーですくっておいたアイスクリーム2個を各自でトッピングしてもらい、さらにミントの葉とシナモンパウダー、アーモンドとピーカンナッツのクラッシュをトッピングして、「チャイフロート」の完成です。
 あとはお茶の講義をして90分が終了。

さて、台風は今どこに?「明日のワークショップの真っ最中に高松に最接近するみたい。」ということで、やむなく29日のワークは中止で、飲み会も、宿泊の予定もキャンセルして、バスのチケットは払い戻してから買い直すことで解決。

 2回目は15時から8人。コンロが3台あると、8人でも余裕でできる。昨年は10人でやったこともあるから、慣れると簡単。でも、洗い物が超大変。小川さんに任せっきりですみません。

 物販の売り場には、僕専用のコーナーを設けてくれていて、チャイの茶葉と「チャイの旅」を山積みして花まで置いて。おかげで本が13冊売れました。

 16時半にワークショップは終了し、片付けもそこそこに後は小川さんに全部任せて帰途に向かう。
帰りにおにぎりをいただきました。

 バスターミナルで新しいチケットと交換し、まだ時間的に余裕があったので、夜食には早いけど、2階で天ぷらそばを食べた。(高松に来てそばを食べるというのも勇気がいる。)1,080円。お土産にじゃこ天と車内で食べるお菓子とBOSSコーヒーのボトルを買う。

 7時ジャストに、バスは夕焼け空をバックに東へと走り出した。バスの客はたったの4人。車中、BOSSコーヒーは「こだわったパッケージの割りには、ま、こんなもんか。」程度。3時間後、JRなんばのバスターミナルに着く頃には雨が降り出し、電車で豊中に着いたのが夜の11時。

かなりハードなスケジュールでしたが、旅はやっぱり楽しいのだ。

 

<おまけ:アンケートの感想文>

・初めてチャイを飲みました。自分好みとわかり、又、色々なお話が伺えて良い時間でした。

・とても楽しく勉強になりました。おうちで作ってみます。

・おもしろかったです。ホーロー鍋を買いたくなりました。

・実際に、自分でチャイを作る事ができて勉強になりました。

・紅茶(&チャイ)の実際のいれ方を学ぶ事ができて勉強になりました。
 本だけでは知らない事、多かったです。

・自分でチャイを作る事ができ、ドキドキでしたが、良い勉強になりました。
 何回かシリーズで教えて頂きたいと思いました。

 あと、「カンテ以外ではチャイは注文しない。」という方がいらっしゃいました。
「カンテのアイスチャイと同じ味です。」とも。その気持ち、分かります。

copyright 2018 kanbara  canbara1954@gmail.com  表紙に返る