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なんばCITY店の藤田君がヨーロッパを旅行して、お土産にこのティーバッグを買ってきてくれました。なんともカラフルなパッケージはイタリアで買った物で、5種類のフレーバーを楽しめるというもの。

さて、ティーバッグをおいしく飲むためのコツは、やはり普通の紅茶と同じく「さまさない」ことです。

ポットにまずお湯を入れて温めてから、ティーバッグを入れ、お湯を150cc程度(カップ1杯分)入れて1分ほど蒸らします。そして温めたカップに注ぎます。「ひと手間」が味を左右しますので必ずポットとカップは温めましょう。

ということで、トロピカル・ティー、ワイルド・ストロベリー・ティー、レモン・ティー、レッドカラント・ティー、フォー・レッド・フルーツ・ティーを飲んでみましたが、紅茶の渋みが全くと言っていいほどない。紅茶の色をしたフレーバー・ティーというのが僕の感想です。

「Tea」という表現が正しくないほど別の飲み物になっていますが、変に紅茶に執着した味作りになっていないので、かえって潔さを感じてしまったほどです。その証拠に、普通は「1回飲んで終わり」なんだけど、今もう箱の半分ほど飲んでしまいましたから。


さて、最近の人は今まで正統とされてきた(渋みのある)紅茶にあまり関心を示さなくなってきています。渋くなくて飲みやすい、少し変わった香りのあるお茶を探しているようでもあります。「ゆず茶」や「トルコのアップル・ティー」のウケる理由がその辺にあるんでしょう。その上、簡単に入れられて簡単に後かたづけが出来ればそれにこしたことはない。

ということは、僕の毎日飲んでいるポットで作るミルクティーは、全く別の世界(次元)のことのように思われるでしょうね。

新鮮なお水からお湯を沸かし、ポットとカップを温めて紅茶を入れて、沸騰したてのお湯を入れ3分待って、茶こしで漉して温めたミルクと砂糖を加える。飲んだ後、茶殻を捨ててポットとカップと茶こしを洗う。

こんなめんどくさいことをよくやってるよ、と自分でも感心するほどですが、これは僕にとってはもう「儀式」みたいなもので、これをやらないなら紅茶を飲まない、というようなことなのです。こんなことを積極的に人に勧めるなんてことはしませんが、こういうこともあるんです、ぐらいのことは事あるごとにしゃべってはいます。

この「お茶のこととかのQ & A」が、あなたがお茶に興味を示す時期が来たら役立つような、そんなページでありたいものです。






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