カンテ写真部


その26

Photo : kanbara



<サンフランシスコ郊外 1980>

この写真を撮ったのは25歳の誕生日を1週間ほど過ぎた頃だから、今から36年前になりますね。
今の僕の原点(ターニングポイント)ともいうべき、アメリカ旅行での1枚です。
何か掴みきれていない、吹っ切れていない感覚がここにはありますが、そこが「好き」でもあります。

「これから僕はどうなるんだろう」という不安と期待の入り交じった心象が見え隠れしています。



アメリカ旅行には、フィルムカメラ(一眼レフ)と8ミリカメラを持って行きました。こういうシルエット的な写真は8ミリカメラの影響ですね。「人を撮ろう」というよりは、「動きを撮ろう」としています。1枚目の場所(駐車場)から海岸に降りて行って撮影しました。好きな写真です。


この日初めて、ツアーで一緒だったウチの奥さんと谷口さんとでサンフランシスコを観光しました。
もちろん結婚する前ですから、こういう写真を撮るのはドキドキでした(笑)。
この後、3人で金門橋まで行きましたが、これ以上にいい写真が撮れず残念でした。


人はなぜ、こういう写真を撮りたがるんでしょうねえ。


ああ、青春!




カメラ:NIKON FE & 35mm
レタッチソフト:Capture NX2 & Photoshop CS



おわり



表紙へ


" New Canbara Magazine " copyright (c) 2015 All rights reserved.