「神原通信」で連載していた<今日のチャイ>を、日付順に並べ替えて再録しました。
[今日のチャイ:総集編 ]
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2020年1月15日から始めた「今日のチャイ」は、新しい年を迎えたことでもあり、「新しい神原チャイを模索する旅」に出る為に始めたものでした。
ところが2月に入って、それどころではない事態に陥ることになります。
なんと、今まで僕がチャイに使っていた定番の茶葉が手に入らなくなるというのです。
僕が「カンテ」にいた34年間はずっとここのチャイ用茶葉を使っていました。
カンテがスリランカから仕入れていたその茶葉は、島の南西にあるゴール地方のもので、インド・アッサム種系の茶葉を標高600mほどの低地で育てたもので、茶葉は黒く適度に香りもあり、渋みが少なく煮込んでもエグ味の出ない、正にチャイには最適な茶葉だったのです。
僕は2013年から始めた「チャイのワークショップ」を、2015年にカンテを辞めた後も続けていたので、カンテから卸値でチャイ用の茶葉を買い付け、ワークショップで使う傍らネットで茶葉の販売もしていたのでした。
それが、2020年に入った途端、いきなり「チャイの卸は止めました。」との連絡が入ったのです。
これには驚きました。店頭では定価で買えるけれど、卸値では買えないということは、僕の茶葉の販売も出来ないということです。
困った僕は、ネット検索や知人に聞いたりして「僕のチャイにふさわしい茶葉」を探すことにしました。
インドのスパイス屋さんのCTC紅茶、ネパール産のCTC紅茶、ブルックボンドのチャイ用茶葉、など色々試したのがこの「今日のチャイ」の日記です。試行錯誤を繰り返すのは、チャイを極める人達の常。何かの参考になれば、と思います。
ちなみに、このコーナーでのチャイを作っている場所は仕事場(管理事務室)です。ここに、卓上のIH料理器と茶葉を持ち込んで、ほぼ出勤した日はだいたい2時頃にチャイを作って飲んでいます。
2020年1月15日(水)
<今日のチャイ その1・・新しいブレンドで試作>
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmのホーローを使用
結果:色はいつもより濃い。渋みはほとんど感じない。エグミなし。おいしい。
2020年1月16日(木)
<今日のチャイ その2・・磯野さんから茶葉を頂く>
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmのホーローを使用
・商品に同封されたお店のレシピ通りに作ると水っぽくなるので、レシピはいつもの僕のレシピで作りました。(茶葉とスパイスセットは弟子の磯野さんからの戴き物)
結果 :CTCにしては、味も色も濃く出ました。おいしいです。
マサラは、シナモンの甘い香りと生姜の辛みが効いています。
出来上がりが120ccになったのは計算ミスです。水を130ccにすべきでした。
スパイスセットは北海道の商品なので、牛乳も北海道にしました。3.8%ですが、
牛乳臭さが残る事も無く茶葉とよく合っています。
茶葉もスパイスもクセがなく使いやすいものです。日本人は誠実ですね。(笑)
2020年1月17日(金)
<今日のチャイ その3・・ネパール産トクラ紅茶を使って>
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmのホーローを使用
トクラ紅茶はネットで見つけたもの。
結果:今日もちょっと煮つめ過ぎたけど、大丈夫でした。あきらかにインドのCTCだけよりは、いわゆる紅茶よりの味になった。
2020年1月18日(土)
<今日のチャイ その4・・夫婦でチャイを楽しむ>
・今日は久しぶりに家で2杯分のチャイをつくる。
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmのホーローを使用
奥さんは、3年前に大病を患って以来、糖質を制限する生活になり砂糖を使わなくなったので、今回は「オリゴ糖」で飲みましたが、僕はさすがに無理でしたね。味がいつもと違う。
2020年1月20日(月)
<今日のチャイ その5・・ダージリンブレンドチャイ>
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmのホーローを使用
「なぜ、水は120ccなんですか?」と「チャイの旅」を読んだ方は思うでしょうね。
それは熱源がガスコンロではなくてIHだからです。
カセットコンロで割り出した水の量:130ccで作るとどうしても多めにできるので、120ccに変えました。ま、熱源の個体差もあるので、120ccは僕の場合だけかもしれませんが、「出来上がりが130ccだとおいしい」というのが前提で作っているのでご了承ください。
さて、今回は初めて「いかるが牛乳」の「淡路島(産地限定)牛乳」を使いました。スーパー「コーヨー」で見つけたんですが、ダイエーで売ってる「淡路島牛乳」より安かったし、どんな味がするんだろうと買ってみたんです。
結果は、ま、値段通り(税込200円強)かな。牛乳が出しゃばる事もなく、ダージリンの香りもちゃんと出してくれています。
2020年1月21日(火)
<今日のチャイ その6・・PG tipsと献上加賀棒茶を使う>
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmのホーローを使用
結果:今日は加賀棒茶が水をかなり吸うかな?とか思ったので水を10cc増やしたんですが、できあがりは140ccあったので、鍋に戻し、追加で約30秒煮出して130ccにしました。
思っていた程悪くはなかった。(笑)
あっさりしているし香りもいい。いつもよりミルキーな感じなのは茶葉が弱いのかな?
お茶請けは、三幸製菓(新潟市)の「柿の種:梅ざらめ」。「梅の酸味とざらめの甘さ」が絶妙で、止められない止まらない。でも糖質多し。だって米菓ですからね。
2020年1月22日(水)
<10,000杯のチャイを飲んだ男>
って、僕のことなんですけど(笑)、今日思い立って計算してみたんです。
今年2020年は僕がカンテでチャイを飲み始めてからちょうど40年。
カンテでは週6日で働いていたので一ヶ月25日として1年で300日出勤していることになります。ほぼ毎日チャイを飲んでたから少なく見積もっても1年で250杯。×40年で「10,000杯」というわけですね。
チャイを全く飲まなかった時期というのもあるけど、1日に3杯ぐらい飲んでた時期もあるので、延べにすれば10,000杯は確定でしょう。
さらに、自宅では40年間、ほぼ毎日欠かさずミルクティーを飲み続けたから、合計で約20,000杯の紅茶を飲んだ事になりますね。
つまり、僕の身体は、20,000杯分の紅茶と牛乳と砂糖で出来ていると言っても過言ではない!
ま、紅茶20,000杯ぐらいは、紅茶の輸入業者や喫茶店の人であれば当然なのかもしれないけど、ことチャイに関しては、10,000杯飲んだというのは、僕かカンテの元社長ぐらいしか思い浮かびませんね。
しかし、インドの人は、生涯どれぐらいのチャイを飲むんだろう?
量は少ないかもしれないけど、1日に2杯、1年365日毎日飲むとして、それが60年続いたら43,800杯!
恐るべし、インド人!!
2020年1月23日(木)
<今日のチャイ その7・・チャイぜんざい>
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmと12cmのホーローを使用
チャイができたら12cmの手鍋に漉し入れ、湯戻ししたお餅1個と粒あんを入れてよく混ぜ、IH調理器で温め直します。これが「チャイぜんざい」です。
今回はマグカップなので絵面(えづら)があまり良くないので撮影はしませんでしたが、お餅をトースターで焼いて、ちゃんとした茶碗に入れればそんなに悪くはないと思いますね。仕事場にはトースターがないので、お湯で柔らかくしました。
2020年1月24日(金)
<今日のチャイ その8・・カンテで使っていた牛乳で>
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmのホーローを使用
昨日やっと阿蘇牛乳が買えました。スーパー「サボイ」では、一週間に1回だいたい木曜日に20本ぐらいしか入荷しないし、へたすれば2週間に1回ということもあって、買いそびれるとしばらく飲めないのが困りものです。
しかし、それより困った事が起きました。なんと、そのサボイの入口に「2月末で閉店」と書いてあった!!のです。
前々から、向かいの「ライフ」に押されて危ないとは思っていたんですが、ついに来るべきときが来ました!って感じ。
ああ、ついに僕も「チャイの神様」から見放されてしまったのか!これから徐々にチャイが流行っていこうとしている時に、カンテにも僕の近辺にも無くなり「阿蘇牛乳で作る指標となるべきチャイ」がどこにもないことになる。
まず基準となるチャイがあって、それに比べて「おいしい」とか「おいしくない」が決まるのに、その基準がなくなるのです。
ああ、そうやって「日本のチャイ」は「名前と形」だけが残って、どんどん「まがい物」が出回り、いままで一度も美味しいチャイを飲んだ事のない人によって「電子レンジで作るチャイって、ホント、おいしいね。」とかなんとかインスタで語られるんだ!!
ああつまらん!!
そうは言っても阿蘇牛乳がある間は美味しいチャイが飲めるんだ、と自らに言い聞かせ、昨日の晩はホットミルクを飲んだんだけど(笑)、「甘い!!う〜ん、やっぱり阿蘇だね。」と納得。
さて、今日のチャイは基本に立ち返り<神原チャイの2杯点て>を作りました。誰が何と言おうと僕の2杯点てのチャイが一番美味しいのだ!!(今日は特に!!が多い)
出来ても熱くてすぐには飲めないので、鍋を洗っている間にちょうどいい具合に冷めてくれる。そして、熱いうちに、すすっては飲み、すすっては飲みを繰り返して一気に飲む。
爽快です。
もう一杯は、カンテの時は自分で飲んだり、誰かスタッフや僕のお客さんに飲ませたりしていましたが、今は誰もいないので僕が続けて飲みます。お茶請けは、僕の場合基本的になし。
ワークショップではケーキとか付けましたけど、「チャイは熱いうちにさっと飲む」のが僕の基本です。
今ではワークショップに参加してくれた人達は、お茶請けを食べながら飲むことはしなくなり、他の人が作ったチャイと自分が作ったのを比較することに熱心で、お茶請けの存在は全然気にしなくなりました。
<今日のチャイ その9・・マサラチャイ(パウダースパイス使用)>
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmと12cmのホーローを使用
結果:いつものスーパーに阿蘇牛乳がなかったので、僕と相性のそれほど良くない○○牧場牛乳が安かったので買ってしまった。(ちなみに、僕の家の牛乳消費量は3日で1本(1リットル)。ウチの奥さんが健康のために毎朝120mlは飲むし、僕が仕事場に毎日200mlを持って行くのでかなり早いペースで買わないとだめなんです。)さほどおいしくない(失礼)牛乳の味をごまかすにはマサラが最適ということで、今日はマサラチャイにしました。
鍋から香るマサラのいい香り。今日は出来上がりも130ccとピタリ。こういう時は味見しなくても分かるんです。美味しいって。意外と普通においしくできた。お茶請けはニシカワ食品の「丸太ブレッドメープル」2切れ・・しっとりしていてうまい!
<参考までに、カセットコンロで作ったチャイのレシピです>
・卓上カセットコンロ、手鍋(20cmのホーロー鍋)
昨年、パン教室「ブレッドルーム」で行われた「チャイのワークショップ」では、直径20cmの手鍋が使われました。鍋が大きくなると何が違うのか。の検証です。

手鍋はこんな感じで、直径20cm。写真は富士ホーローの蓋付きですが、蓋は使いません。
結果は・・いつもの16cmでは水は130ccで足りるのですが、鍋が大きくなると表面積が広くなるので水分が蒸発しやすくなり、試作した時に出来上がりが120cc程度になったので、レッスン時は「水は140ccにしましょう。」と始めて火力で調節したんですが、どうしてもできあがりが130ccを下回るので、最終的には150ccでちょうどいい水加減になりました。
味的には全く問題がなく、濃く出来てもおいしく頂けました。
2020年1月27日(月)
<今日のチャイ その10・・インド土産の茶葉を使って>
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmと12cmのホーローを使用
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インド土産でいただいたマサラチャイ3g
1月16日に使ったホールのマサラ2g |
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ブリタの浄水130cc、
「阿蘇牛乳(乳脂肪分3.5%以上)」100cc |
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鍋に水と茶葉とマサラを入れ、水から3分煮て、牛乳を加えて3分煮る。
→出来上がり120cc
三温糖は後入れ6g |
結果・・・インドのチャイに近づけようと思い甘くしてみた。やっぱり甘い!!
友達からいただいた茶葉はどんどん貯まるので、時々色んな混ぜ方をしてどんどん飲むようにしています。事務室の棚には、自分でブレンドしたものも含めると11種類ぐらい並んでて、今日は何を飲もうかな、と迷うぐらい。

分かりやすくするために目一杯膨らませてみましたが、薄い膜が張っていますよね。マサラを使うといつもこうなります。なぜだろう?
2020年1月28日(火)
<今日のチャイその11・・「CAMPBELL'S TEA」を使って>
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmと12cmのホーローを使用
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アイルランドの「CAMPBELL'S TEA」の茶葉(CTC)+神原チャイ1g
スパイスはなし |
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ブリタの浄水130cc、
「阿蘇牛乳(乳脂肪分3.5%以上)」100cc |
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鍋に水と茶葉とマサラを入れ、水から3分煮て、牛乳を加えて3分煮る。
→出来上がり120cc
三温糖は後入れ5g |
結果・・・「CAMPBELL'S TEA」の茶葉だけだと(僕的には)物足りないので、神原チャイを足しました。自慢じゃなけど僕の茶葉は万能です。1g足すだけで味に深みが出ます。本当です。(笑)
というわけで、今日もおいしくチャイが飲めました。昨日と同じくあんこサンドと共に。
さて、CAMPBELL'S TEAはアイルランドの紅茶なんですが、アイルランドに茶園があるわけではなくて(寒過ぎて育たない)ケニアのCTCを輸入してパッケージングしているようです。ケニアは時代的にセイロン(スリランカ)の後に茶園を作ったので、茶葉製造の機械はほとんどCTC機だそうです。そこが僕的にはケニアが好きになれない要因のひとつだったりするんですが、効率だけを目指しているようで、やっぱりセイロンのオーソドックスな作り方の茶葉が好きですね。僕が茶葉をブレンドする時にセイロンの低地産茶葉を使うのはそのためです。
2020年1月29日(水)
<今日のチャイ その12・・トワイニングのダージリンで>
今日は、茶の棚にあるダージリンのティーバッグを使ってチャイを作ってみる事にしました。ただし、ダージリン茶だけでは美味しいチャイは作れないことは今までの経験から分かっているので、僕が持っているCTCの中でも一番濃く出るものを足してみました。さて、結果は・・・?
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmと12cmのホーローを使用
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トワイニングのダージリン(ティーバッグ1個)2g+CTC紅茶2g |
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ブリタの浄水120cc、
「阿蘇牛乳(乳脂肪分3.5%以上)」100cc |
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鍋に水と茶葉とマサラを入れ、水から3分煮て、牛乳を加えて3分煮る。
→出来上がり120cc
三温糖は後入れ5g |
結果・・・まず、ダージリンの袋の中にはこういう茶葉が入っていました。

焦げ茶色、茶色、薄茶色、ベージュ、黄緑色(白いのはバック紙の色)と茶葉の発酵度がバラバラなのが入っています。ブレンドすることで、味を一定に保っているのが分かります。
しかし、現在市場に出回っているダージリン茶の総量は、ダージリンだけの生産量を大幅に超えていて、ということは、ダージリン茶と言いながらもその周辺の茶葉を寄せ集めて、意図的にブレンドしているので、この茶葉を見てもよくわかります。
勘違いされると困るので断わっておきますが、僕の「ダージリンブレンド・チャイ」(現在販売終了)に使っているダージリン茶は、上記のカットしたタイプではなくてオーソドックスな上質のリーフタイプのものなので、これほど色がバラバラということはありませんし、味も香りももちろん違います。
さて、この茶葉とCTCでどれぐらいの色が出たのかと言うと・・・

いつものチャイよりは少し色が薄いですが、何となく上品な泡に見えるのはダージリン茶のせいでしょうか?(笑)
出来上がったチャイを飲んでみたら、CTCをブレンドしてもやっぱり渋みとエグミは出てしまいましたね。う〜ん、後味が悪い。何かで口を直さないと・・・。ということで、加賀棒茶を飲むことにしたのでした。チャイ1杯に対し、2gのダージリンでは多過ぎましたね。以上。
2020年1月30日(木)
<今日のチャイその13・・以前ブレンドしてあった茶葉を使用>
今日は、棚にあるチャイ缶の中から「CTC(7):ルフナ(3)」というのを取り出して作ってみました。
この缶は昨年作ったもので、とある紅茶専門店で売ってたルフナ紅茶(スリランカの低地産茶)とCTCをブレンドして、神原チャイの代用ができるかどうか確かめてみたかったからでした。
では、なぜそんなことをするのかというと、「もし、何らかの理由でカンテのチャイ用の茶葉(スリランカの低地産茶)が手に入らなくなったらどうしよう?」という不安に対処するためでした。ブレンドの比率がなぜこうなったかは・・・ヒミツです。(笑)
・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmと12cmのホーローを使用
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上記の缶から4gを使用
・スパイス:なし(あとで加える事になる) |
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ブリタの浄水120cc、
「阿蘇牛乳(乳脂肪分3.5%以上)」100cc |
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鍋に水と茶葉とマサラを入れ、水から3分煮て、牛乳を加えて3分煮る。
→出来上がり130cc
三温糖は後入れ5g |
とまあ、いつもの作り方で作ってみたんですが・・・その結果は・・・
う〜ん、なんか美味しくないなあ。たぶん、僕が選んだルフナ紅茶自体がチャイに合ってないような感じかな。
「クセが強い。」ように思いました。この紅茶がおいしくないというわけではなくて、ポットティー用に作られているものを強引にチャイに使おうとしている僕が間違っているということですね。(だから缶に残ったまま放置されていたんだ。忘れていました。)
で、このまま飲まないわけにはいかないので、味を変えればのめるんじゃないかと思い、残ったのを鍋に戻し、少しの水と少しの牛乳と砂糖とマサラパウダーを1gほど足して再度ふかしてみました。何事も実験です。
結果は・・・飲めるようにはなりましたが、突然変異を期待したけどおいしくはならなかった。残念。
2020年1月31日(金)
<今日のチャイ その14・・すりおろしジンジャーチャイ>
今日は、久々のジンジャーチャイです。
生姜は、よく洗って17gぐらいにカットして、それをおろし器で7gほど擦りおろします。

・卓上IH調理器(1,200W)、手鍋は16cmと12cmのホーローを使用
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神原チャイ3g |
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ブリタの浄水120cc、阿蘇牛乳100cc |
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鍋に水と茶葉と生姜を入れ、水から3分煮て、牛乳を加えて3分煮る。 |

水に沈んでいるのがCTC紅茶で浮いているのがカンテから買ったスリランカの低地産紅茶。これ、正式な名前はないんです。カンテでは「フラワリー・ファニングス」と呼んでいましたが、これはどこから来たのかと言うと、茶葉の等級(大きさ)が「フラワリー・ブロークン・オレンジペコー・ファニングス」なので、略して「フラワリー・ファニングス」なのです。これをフードプロセッサーで少し粉砕して使っています。(どれぐらい粉砕するかは僕の長年の勘です。)
途中経過がこれ↓

きれいな泡ですね。IHの火力は最大1200Wで、強のひとつ下で泡立てています。
結果は・・・出来上がり130cc弱。茶こしの中の生姜がチャイを吸い込んでいるので、鍋の側面に茶こしをカンカンと当てて、グラスに落とすとちょうど130ccになりました。間違ってもスプーンで押したりして搾り取ろうとしないように。
刺激物に対してそれほど強いわけではないので、僕としては生姜は7gぐらいがベストですね。砂糖は多めの6.5g。これぐらいが生姜を引立てます。
う〜ん、絶品!!
<今日の写真>
チャイの上達の第一歩は、量を知ること。チャイ2杯分には水を180cc使いますが、僕の持ってるグラスでは下記のような位置に来ます。

僕が<今日のチャイ>で、何g、何ccと事細かく書いているのには理由があります。「チャイをおいしく作りたい」というあなたに、近道を教えるためです。
遠回りが好きな人は僕のページは読まないでしょうから、1日でも早く達人と呼ばれたければ、その第一歩は正確な量を知る事です。目分量というのは料理の達人が使う言葉です。
初心者、あるいは中級者は「正確に計る」ことを心がけるだけで、大きなステップを踏めます。
というわけで、今日は180ccがどれぐらいなのかを知りましょう。180ccの水と180ccの牛乳があれば、茶葉6gで美味しいチャイが2杯できます。出来上がりは、一杯あたり130ccになるように作ってください。130ccも目分量ではなく、正確に計ってください。
出来上がりの結果が多ければもう一度鍋に返して、水分を飛ばしましょう。
少なく出来たら、それは飲んでみてください。濃いけれどおいしいはずです。
ただし、条件があります。
「神原チャイ」を使う事。それだけ。(笑)
2020年2月3日(月)
<今日のチャイ その15・・ジンジャーチャイ2>
先週のジンジャーチャイにカルダモン3個とシナモンパウダー1gを加えて、茶葉と牛乳を変えて作ってみました。
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「shandi nivas cafe」(北海道夕張郡のお店)のCTC紅茶 4g |
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ブリタの浄水120cc、成分無調整牛乳(ダイエーオリジナル)100cc |
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鍋に水と茶葉とスパイスを入れて3分煮て、牛乳を加えて3分煮る。 |
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手鍋は16cmのホーロー |


砂糖は多めの6gでしたが、なかなかおいしいチャイができました。CTC紅茶がすっきりしていて、くせがないのがいいですね。
<今日の写真:スプーンの数々>

チャイの上達に必要なのは、ティー・スプーン1本だけで十分です。1本だけを使っている方が、どれぐらい茶葉をすくえば3gなのかが分かるようになり、計量が不要になります。
ちなみに、カンテではインドで買ったスプーンを「チャイ・スプーン」と呼んでいますが、インドにチャイ・スプーンと呼ばれる物はありません。買う度に大きさが変わるので、軽量には向かないです。
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さて、「今日のチャイ」を作った後に、1本の電話が来ました。
東京の西荻でカレー屋さんをしているムラカミさんからです。
「カンテから『チャイ用の茶葉は卸できない』と言われました。」と。
ついにこの日が来たか、と思い「カンテに確認します。」と電話を切り、カンテに電話。
すると、「再開がいつになるか分からないですが、当分はカンテの茶葉の卸販売はできません。」ということでした。
その理由を訊くと「上(新しい経営者)からの指示なので。」という答えでした。
どうする?
2020年2月4日(火)
去年の秋ぐらいからイヤホンを着けて、iPhoneで20分ぐらいのプレイリストを流して寝るのが習慣になっています。普段ならだいたい1曲目の終わりぐらいには寝入るのですが、昨日は寝る事ができず、プレイリストを4本ぐらい聴いてやっと眠りに就きました。朝も4時ぐらいに起きて、またプレイリストをかける始末。
眠れなかった理由は、カンテからスリランカ産の茶葉が買えなくなったからです。
卸の担当者に訊いても要領を得ず、「そのうち再開するかもしれないけど、とにかく今は販売を中止している。」としか答えてくれないのです。
僕はもう定年退職した人間だし、チャイを生業にしていないのでそれでいいとしても、今その茶葉で商売をしている人達は、これでは納得できないでしょう。それも、注文をした時点で断わられるのでは、心の準備もできないだろうし・・・。
でも、しかたがない。
気持ちを切り替えて「新しいブレンドのチャイを見つける旅」をするだけです。
<今日のチャイ その16・・新しい茶葉のブレンドを目指して>
昨日のチャイはおいしくできたので、今日は同じスパイス(すりおろしのしょうが7g、カルダモン3個、シナモン少々)を使って茶葉と牛乳を変えて作ってみました。
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神原チャイに使っているCTC紅茶だけ 3g |
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ブリタの浄水120cc、阿蘇牛乳100cc |
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鍋に水と茶葉とスパイスを入れて3分煮て、牛乳を加えて3分煮る。 |
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手鍋は16cmのホーロー |
僕の持ってるCTC紅茶(インドのスパイス屋さんで買ったもの)は神原チャイとしてブレンドするには問題ないけど、これ単独でチャイを作るとやっぱり物足りないかな。
昨日のCTC紅茶の方がすっきりして喉越しがいいというか、上品です。ま、コストパフォーマンスの問題もあるし、高い材料を使えばいいという問題でもないので何ともいえませんが、今日のチャイはおいしくなかった。
2020年2月5日(水)
<今日のチャイ その17・・イラム茶を使って>
さて、「神原チャイ」に代わる「New神原チャイ」は、茶葉をグレードアップする方向に持って行くつもりです。
今までの「神原チャイ」の定価はチャイ用としてはインド物に比べて安くはないけど、紅茶の茶葉としては高くもなかったんですよね。少々値上げをしてもおいしければ納得してくれるはず。というわけで、今日は良質のCTC紅茶と良質のイラム茶を使ってプレーンチャイを作ってみました。
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CTC紅茶(上級) 3g+トクラ紅茶(イラム茶)1g |
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ブリタの浄水120cc、阿蘇牛乳100cc |
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鍋に水と茶葉を入れて3分煮て、牛乳を加えて3分煮る。 |
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手鍋は16cmのホーロー |
・ここで使ったトクラ紅茶は、ネパール紅茶を専門に扱っているお店のものを買ってみました。
茶葉は4gですが、あっさりと仕上がりました。トクラ紅茶はネパールのCTC紅茶がメインですが、オーソドックスな製法の茶葉が少しブレンドされてあって、香りと適度な渋みが紅茶らしさを引立てています。
思いのほか上品にできたので、これをもっと詰めて商品化できるようにしようかな。茶葉が卸値で手に入るのかどうかもこれからですが。
2020年2月6日(木)
<今日のチャイ その18・・乳脂肪分3.8%の牛乳で>
今日は「北海道3.8牛乳」を使ってみます。(「3.8」というのは乳脂肪分のことで、いつもは「乳脂肪分3.5%以上」というのを使っています。)
結果は・・・美味しくは出来たんだけど、若干牛乳が勝ってるかな(という程度)。
ミルキーなチャイが好きならこれでもいいし、あと1gだけCTCを追加してもいいかも。
ちなみに、牛乳のなかには「特濃4.5%」と書かれたものがありますが、これは乳脂肪分をわざと多くしている「調整牛乳」なので、チャイに使うと牛乳が勝ち過ぎておいしくならないので、そのまま飲むには最適かな。ま、例外もあるかもしれないから、一度チャイに試してみるというのもアリですが。
2020年2月7日(金)
<今日のチャイ その19・・寒い日のジンジャーチャイ>
足が冷えて、(事務室で)昼寝ができない・・。底冷えのする今日のような日は、やっぱりジンジャーチャイだなぁ。
茶葉を3分間煮た時点で、生姜を擦りおろしてないことに気づき一旦火を止めました。急いで擦りおろして鍋に加えて3分煮たら・・・出来上がりがなぜか100ccになってしまった。水の分量も間違えたのかな?色んなことを考え過ぎて、自分が何をしているのか忘れています。
でも、まあ、濃い〜ジンジャーチャイも辛くて甘くておいしいもんです。
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