今回「ウルトラマン」を放映順に全部観ているんですが、この「テレスドン」の回は他の回とは明らかに違う演出にちょっとビックリしました。脚本:佐々木守、監督:実相寺昭雄のコンビは「ガマクジラ」「ガヴァドン」に続く3作目で、前2作も異色でしたが今回も負けず劣らずヘンテコリンです。
その1)登場人物の顔のアップの多用。前回はロング気味だったのに。
その2)手持ちカメラのシーンが多い。手持ちで顔のアップとか撮るもんだから、画面が揺れる揺れる。かと思うとカメラ固定のシーンが続いたり。
その3)テレスドンの暴れるシーンは夜中なので、陰影のある暗いシーンが多い。ウルトラQの場合はモノクロだったし、映画寄りの演出だったので陰影のあるシーンが多かったけど、ウルトラマンになってからはカラーということやテレビ的な演出ということもあって、かなり明るい画面になってた。なのに、このテレスドンの回の暗いこと暗いこと。かなり意図的ですね。
ある「怪獣ブログ」のコメントにこういうのがありました。
「このテレスドンの話では実相寺監督はかなりの入れ込みようで、後日談の本にはこのように書かれてました。
1.科特隊の車が嫌いなので、空港へはモノレールを利用した。
2.怪獣は強くあらねばならんということでテレスドンの暴れるシーンを普通の怪獣より時間を長めに撮影した。
3.でもスペシウム光線は嫌いなので、ウルトラマンはテレスドンを背負い投げを3回かけて倒した。」
かなりこだわりな話で、こういうの好きですね。