この回が放送されたのは1968年1月7日と14日。この回を最後に僕の記憶からは「ウルトラセブン」が消えている。観てないのか記憶にないのか、ま、その両方なんだろうけど。
でも、まだこの頃は中学2年だから高校受験に備えて勉強をしていたわけでもないしなあ、ということでしばし考えた。
答えは「サンダーバード劇場版」にあった。このDVDの中で製作者と監督の解説があるんだけど、「出し惜しみをしてはダメ」という言葉があったのを思い出した。
そうなのだ。「ウルトラセブン」は出し惜しみをしていたのだ。
少年が観たかったもの、それは特撮なのだ。
「ウルトラマン」の時は、怪獣がすぐに出てきたから、ワクワクしながら番組を観ていたと思うんだけど、「ウルトラセブン」ではなかなか怪獣もセブンも出てこないのだ。番組の2/3が経過した頃からやっと宇宙人の姿が現れセブンと闘うんだけど、子供としては「もっと早く出してよ!」なんだよね。話なんて、どうせ地球侵略を企む宇宙人とウルトラ警備隊のからみなんだろうし、僕はそんな話が聞きたくてセブンを観てたんじゃないし。
極端な話、番組の最後の(特撮のある)5分間だけ観ていたような記憶もあるぐらい。
こうやって、僕のような(平均的な)少年は怪獣ブームから去っていったのでしょうね。
話は変わるけど、今改めてこのキングジョーの回を観直してみて感じた事がありました。
妄想の極地ですね、これ。
四つの飛行物体が合体してロボットになり、ウルトラセブンを上回るパワーと武器で暴れ回る、というストーリーだけど、どうみても飛行物体は紐で吊るされてるし、キングジョーはロボットなのに(着ぐるみだから)身体の表面がやわやわ。分離する時の速度が「おそっ!」。
それでも見終わったあとは、上のフィギュアのような壮絶なバトルを思い浮かべるのです。
闘え、キングジョー!頑張れ、セブン!!
日本人は寛大なのです。少々の見苦しい点は「なかったことにしよう。」なのです。
ま、西洋人には理解できないでしょうけどね。