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【三面怪人ダダ】


《ウルトラ怪獣シリーズ》
BANDAI 2007

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「ウルトラマン」第28話「人間標本5・6」(1967年1月22日放送)に登場。
・ 身長:1.9〜40メートル
・ 体重:70キログラム〜7千トン


3種類の顔を持っていてそれぞれを使い分けることができ、「三面怪人」とも言われる。壁を通り抜ける、姿を消す、人間に乗り移る、テレポートするなどの奇怪な能力を多数持つ(ただし、特殊な重金属で造られた壁は通り抜けられないらしい)。(「ウィキペディア」より)

子供の頃にこのダダ(の再放送)を見てトラウマになった人が僕の身近にいますが、その人にダダの話をしかけたら、「イヤ〜ッ!名前を聞くだけでも怖い!!」と拒絶されました。
まあね、たしかに気味が悪い。
でもそこがいいんだけどね、ダダの。妖怪人間ベラの変身後みたいだし。
で、先日、この「人間標本5・6」を観直しましたが・・・、
1)出だしの演出がかなりシュールでつげ義春の漫画みたい。
2)辻褄の合わない、意外性のないストーリー展開。
3)ダダの顔がなぜ三面なのか、どういう違いがあるのか全く説明なし。
4)ウルトラマンをミクロ化したら急に巨大化するのも不明。
と謎だらけ。(笑)
でも最後まで観てしまうのは「怖いもの見たさ」かも。
もっと昔、小学校低学年の時に「恐怖のミイラ」という番組をとなりの部屋のふすま越しに観てましたからね、それもひとりで。そんなに怖いんだったら観なきゃいいのに。(笑)

というわけで、今回の1枚目の写真は、初めて見る人がびっくりしないように後ろ姿にしたんだけど、見ようによってはこっちの方が怖いかも。



【SIDE VIEW】

下半身のリアルなタイツ姿がよく再現されてますね。

ところで、その昔「俺たちひょうきん族」で、山田邦子が武田鉄矢の物まねをしていたときに、顔がダダに似ているので、髪を掻き揚げながら「ダダダダ〜」というギャグをやってたような記憶があるんだけど・・・、違うかな?



【FOOT VIEW】

タイツと靴の段差まで再現するとは、恐れ入りました。


【うむ? VIEW】

「見たな?!」

「おかっぱ頭のように見える頭部の黒い髪のような部分は、元々黒く塗られておらず、実は観音開きに開くギミックがあった(開くと体にあるような幾何学模様が出現する)。成田亨が起こしたデザイン画でもそれが開いた状態で描かれており、その姿こそがダダ本来の姿だった。操演の都合上、本編撮影前に現場の判断でギミックが省略されたが、苦肉の策で黒く塗ったカバー部分が髪の毛に見えたことで、かえって親しみやすい姿になった。」(ウィキペディア」より)

だからかもしれないけど、額の部分に筋が入ってる。
最初のデザイン画が「ウルトラマンブック」に載ってましたが、頭を開くと顔が三つ横並びになるというもの。こういうのインドのハヌマン(猿の神様)にありましたねえ。昔カンテで神様人形売ってたけど、それに入ってた。それは最高7つの顔が横並びになるんだけど、三つというのもあった。これを真似したのかな?

ところでダダの元ネタ「ダダイズム」について。

「ダダイズムとは、1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動のことである。単にダダとも。第一次世界大戦に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持っており、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする。ダダイスムに属する芸術家たちをダダイストとよぶ。ダダから離脱したブルトン派によるシュルレアリスムの開始と前後して勢いを失った。」(ウィキペディア)

美術担当の成田亨も製作の高山良策もシュールレアリストだったことを考えると、納得。


ニール・ヤングにも似てるぞ。





2008

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