＜ インド/デリー郊外1990＞

デリーでは、毎日何時間もかけてタクシーや力車を乗り継いで生地屋さん巡りをしました。3月の中旬は朝晩は冷えるけど、日中はかなり暑くなり、タクシーに乗っていても（もちろんクーラーなんかないから）かなり疲れてしまう。そんな時、長距離トラックの運ちゃんが集まるような休憩所にタクシーが立ち寄った事がありました。

そこは、トタン屋根とコンクリートとレンガで出来たほったて小屋のような平屋と、日よけ屋根のある食堂（外だけど）で成り立っていました。
隣にはキオスクのような（お菓子やタバコなどを売ってる）販売所があったり、運ちゃん達が寝転がれるような簡易ベッドがあったり、平屋の奥では調理もできるようで、チャパティ用の平べったいフライパンがかまどの上に置いてありました。で、やっぱり、ここにもチャイはあるんですねえ。
休憩にチャイ、食後にチャイ。これはインドではあたり前。

早速僕たちもチャイを注文し、「May I take a picture?」と声をかけて撮影をさせてもらいました。
オレンジ色とピンク色のプラスチック製茶こしがいいですね。
3人分のチャイでも、こんな大鍋を使っています。

僕たちのとなりに座っていた運ちゃんにも写真を撮らせてもらいました。インドの人は、チャイを飲むときは、食堂の椅子に座ってではなく、こうやって簡易ベッドなどの上で膝を崩してくつろぐのが好きみたいですね。

後ろの壁に「コーラ」の文字が見えますが、たぶん冷えてないコーラだと思う。