ラジャスタン州のジャイプールで生地探しをしていた時にこの女性を発見しました。
インドの女性は美しいと聞いてはいましたが、そうそう(自分好みの)美人と出会う事はないだろうと思っていたのに、この女性を見た時はさすがに「はっ!」としました。オーラが出てました。(笑)
すぐさまバッグからカメラを取り出し、ドキドキしながら「Sorry,may I take a picture?」と声をかけると、なんの抵抗もなくこの写真を撮らせてくれました。
緊張していた僕は、素早く1回だけシャッターを押すと「Thank you」と言って仕事に戻りました。
「いい写真が撮れた。」と日本に帰るまではずっとそう思っていました。
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あれほど出会った時に感じたオーラがこの写真のどこにもないのです。あの時確かにドキドキワクワクしたのに、こんな写真しか撮れなかったのか!と自分自身を疑い、そして情けなくなりました。それから今日までこの写真は「お蔵入り」になったのです。
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そして19年が経ち、この写真に写っている女性が本当に美人なのかどうか確かめてみたくなり、自らの持てる技を駆使して、何回も何回もレタッチを繰り返し出来上がったのが、今回の写真です。
結果・・・やっぱり、この女性は美人だったのです!
左右対称で端正な目鼻立ち、口角は微妙に上がり上品な笑みを讃えていますし、眉間のビンディーも鼻ピアスもほくろも、シンプルで控えめだけど上品さに満ちています。
さらにこのサリーの着方も素晴らしい。
高価なサリーを着ているわけでもないのに、ブラウスの色と袖の模様が見事にサリーの色と調和しています。
腕輪も指輪もさりげなく、この写真では分かりませんが、爪もたぶんえんじ色なんでしょうね。
こんな美人がなぜ、この生地屋さんにいたんでしょうか?買い付けに来てたようでもないし、近所の主婦がベッドカバーを買いに来ていたようでもないし。
僕に写真を撮らせるために、神様がここに来させたとしか僕には思えません。(あほ!)