黄さんのうちはクリスチャンなのでいないけど、安渓では一般的らしい。写真を撮って、1つめの宿題、いきなり達成。
黄さんの案内で鳳山公園へ。途中でカメラを忘れてきたことに気がつくも、おばちゃんは昼寝中なのであきらめ。きれいに整えられた色んな種類のお茶の木。「茶歌対唱」という看板を見つけて、じっくり見た後、黄さんにミン南語で朗読してもらう。
中国の詩はたくさん韻が踏んであるので、耳に心地いい。黄さんに感謝。なんだか感動したので、それを旅ノートに書写。漢字で意味はだいたい取れた・・・つもり。安渓はお茶の町で、お茶はいいよってことみたいだった。
公園の門には「縁茶」の文字が。一瞬「緑茶」かと思ったけど、右から読んで「茶縁」。日本で言えば「一期一会」みたいなもんかな。神原氏とのつながりも、なんなら「茶縁」。台湾に行ってからのわたしは、「縁」ということばが好きみたいだ。
公園の帰りに安渓の町を散歩。やっぱりお茶屋が多い。泉州も大阪のコンビニ以上にお茶屋が多いけど町の規模から考えたら、泉州よりも多い。3軒に1件くらいお茶屋ってくらいの勢い。そして、お店の中で女の人たちがお茶の茎取り。これをしないと渋みが出るし、水色が赤っぽくなるのだそうで。
そして、タバコ屋、雑貨屋、文房具屋、どんな店にもお茶のセットがある。基本のセットは茶盆、蓋碗、茶海、茶杯、ピンセット。こっちの人の茶盆はステンレス。泉州は木製が多いけど。手入れが簡単だしそれだけ普段使いってことなのかも。生活にお茶が近い。
スコールに見舞われ、退散。
神原氏の宿題5番目、安渓の人は緑茶を飲まないのかという質問。
答えは「はい」。
安いものだけど普段も鉄観音。いいお茶は来客用なのだそうです。