紅茶の講座 06

「アッサム」

今回は、インドの紅茶「アッサム」を飲んでみます。

OPタイプのアッサム
(茶葉の大きいもの)

アッサムは現在3種類の大きさが流通しています。

O.P.タイプ・・・茶葉を機械で撚ってふるいにかけ、一番大きいふるいのメッシュを通り抜けなかった茶葉の大きさを指して「オレンジ・ペコー(0P)・タイプ」と言います。
B.O.P.タイプ・・・2番目の大きさのメッシュを通り抜けなかったサイズが「ブロークン・オレンジ・ペコー(B.O.P.)」です。
C.T.C.タイプ・・・上記の製法とは異なり、一つの機械で茶葉を引きちぎり、撚り、細かくカットした後で、丸く整形し直したものがこのタイプ。Crush(押しつぶし) & Tear(引きちぎり) & Curl(丸める)という何とも恐ろしげな製造方法ではあります。

最近ではアッサムのほとんどはC.T.C.タイプだそうですが、OPタイプの方がコクがあるかな。

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ダージリンはヒマラヤの麓の急な斜面を利用して茶樹が植えられているので収穫するのが難しく生産量は多くないのですが、アッサムは熱帯の平原なので栽培しやすく、イギリス人がアッサム紅茶の方を好んだ事もあり生産量は多く、近年、国内消費用のCTCのアッサム紅茶(ティーバッグやチャイ用)が多く出回っているようです。

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《アッサム紅茶の作り方》

OPタイプのアッサム7gを、あらかじめ温めておいたポットにさらさらと入れ、350ccの熱湯を注ぎます。3分間蒸らして茶こしでこせばできあがり。
1杯目はストレートで香りを楽しみ、
2杯目はミルクティーでどうぞ。
5分以上じっくりと蒸らし、ミルクをたっぷり加えたら、コクのあるアッサム紅茶が味わえますよ。

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《チャイ用の茶葉について》

インドでチャイが飲まれるようになったのは、イギリス人がインドを植民地化してアッサムで紅茶を作るようになってからだと言われています。
アッサムで作られた紅茶の良品(OPやBOP)はイギリス本土に送られ、それ以外のアッサム紅茶はインド国内で牛乳で煮だしたチャイ用に消費されたのでした。
最初は、ふるいにかけられた時点で商品にならないような紅茶がチャイに使われていたようですが、最近はチャイ用にCTC紅茶(細かく砕いた茶葉を丸く一定の大きさに成形しなおしたもの)に加工したものが多く出回っているようです。このCTC紅茶の利点はすぐに茶液が出るのでチャイを素早く且つ濃厚に作れるということがあげられます。
ただし、茶葉を粉砕してしまうので製造過程で香りが飛んでしまうのが難点で、カンテではこれを使わず、スリランカで見つけたアッサム系の紅茶「フラワリーファニングス」を使っています。この紅茶は、一般的なポット用の紅茶には不向きですが、煮込んでも渋くなりにくくミルクに負けないコクがあり、茶葉をつぶしていないので香りもあるという優れものです。





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