東洋航路を初めに開いたのはポルトガル人でしたが、ヨーロッパにお茶を運んだのはオランダ人でした。そのお茶は「日本の緑茶」だったのです。という、なんとも意表をつく話からこの本は始まります。
さらに、この本には興味深い次のような内容が書かれています。
・オランダからイギリスに運ばれたお茶(日本と中国の緑茶)の話。
・イギリス人が緑茶から紅茶へと移行した経緯。
・東洋のお茶の文化がなぜヨーロッパで花開いたのか。
・イギリス東インド会社が仕入れていた中国茶リストの資料解説。
・「中国の紅茶」をもとにして「イギリスの紅茶」ができるまで。
・イギリスの紅茶が世界に行き渡った理由。
・日本も紅茶を作り、世界進出を試みたことがある話。
著者の角山栄さんは、70冊以上の参考文献(洋書も含め)を元にこれらのことを調べ上げ、ある程度の紅茶の知識と興味さえあれば非常に分かりやすく読めるし、時間を置いて何度も繰り返し読むことで、また新たな発見があったりします。
あなたがもし、僕のしゃべっていることに興味があるようでしたら、一度本屋さんでこの新書を手に取ってパラパラと読んでみてください。あなたの知らない「お茶の世界」が広がるはずです。
でもまあ、本を読まなくても大丈夫ですけどね。
僕の「チャイのワークショップ」に参加してくれたら、要約してしゃべってあげますから。
(神原)