「みくり食堂」さんからの紹介で、家から電車で40分ほどのところにある「絹延橋うどん研究所」へ行ってきました。以前から「いいお店があるので」とは聞いていましたが、行ってみて分かりました。
二階建ての店舗は真新しく、13時に到着したんですが、日曜日のお昼ということもあってかけっこう賑わっていました。「お昼ご飯をごちそうしますので」と言われ、セルフの要領で「みょうがごはん」「漬け物」「天ぷら」を自分で取り、ゆず入りうどんをいただきました。手作り、添加物なしのランチはなかなかに手間ひまかけて作っているのが分かる、そんなごちそうでした。
その後、1時間ほど二階の喫茶ルームでくつろいでから準備を始め、一杯目はカルダモン入りの豆乳チャイを試作。スパイスとの相性はまずまず。
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今回のテーマは「豆乳チャイ」。店主の永尾さんの依頼(HPでの呼びかけ)内容はこんな感じ。
「絹う研では、乳・卵を使わない美味しい食べ物を作っています。
乳・卵を使わないのは、牛にも鶏にも何にも恨みはないのだけれど、たまたまうちの息子がアレルギーと喘息で食べられなかったから。
息子はいま、卵や牛肉は食べられるようになって東京でひとり暮らし。
ジャンクなものも食べているけど、乳製品は今でもNGである。
まぁ、お店をやるなら、せめて自分の家族が心配なしに何でも食べられるメニューを出す店にしたいと、乳・卵なし、そして、出来るだけ近くでとれた作り手の顔がわかるものを使おうと決めました。
特別なものではなく、ちょっと探せば何とか手に入るそういった食べ物で作った美味しい食べ物を、アレルギーがあってもなくても普通においしく食べられる場所そんな場所を絹う研は目指しています。
大好きな珈琲、紅茶に使うミルクも、基本豆乳にしていて、土曜日には担当のひぐちゃんが工夫して豆乳チャイを作っています。
牛乳のチャイも美味しいんだけど、豆乳でもとても美味しいチャイが出来る。
我慢して豆乳を使うのではなく、普通に美味しい豆乳チャイ。
せっかくなのでチャイのこと、それも豆乳で作るチャイのこともっと知りたいと思っていたら、仲良しのみくり食堂やハマ・ノ・テ laboでチャイの講習会をされている神原博之さんの事を知りました。
30年以上「カンテグランデ」(ほら、あのトータス松本がアルバイトしてたという)でお茶の仕事に携わってこられて、チャイのワークショップをされているという。
HP見たら、豆乳チャイやら焙じ茶チャイやらも研究されているということなので、うどん屋の2階でワークショップやってくれるかなぁと、みくり食堂のすみちゃんに聞いてみたら、ご本人から快諾のお電話頂きました。
秋の絹う研、うどん屋の2階で、ポコポコ豆乳温めながら、いい香りに包まれた、美味しいチャイの時間をみんなで過ごしましょう。」
ということなので、今回は豆乳だけでワークショップに臨みました。
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集まったのは10人。
まずは僕のデモンストレーションから。
水を140cc、茶葉は神原チャイ2gとほうじ茶(一保堂)2gのブレンド、これを水から3分煮だして豆乳を100cc加え、2分煮てからグラスに注ぎ、三温糖を6g足して完成。
普通のチャイより1分早めで火を止めたので、鍋には少しチャイが残ったけどこれは計算通り。
あとは、二人ずつ同時にチャイを作ってもらいました。今回は時間に余裕があったので、自由な計量をしてもらいました。チャイ用の茶葉を多めにしたり、ほうじ茶を多めにしたり。
豆乳チャイは発展途上の飲み物です。出来上がった豆乳チャイに粒あんと三温糖を足したり、作った豆乳チャイを少し残しておいて、氷を足してアイス豆乳チャイにして黒蜜を足してみたり。茶葉の配合の変化で香りと味がどのように変化するかとか。
ワークショップって、本来、講師と生徒が同じラインに立って授業を進めるものなので、一方的に流れ作業的に教えるというのではなくて、こういうアバウトな方が楽しいですね。新しい発見があります。
今回はお店のスタッフさんや紅茶に詳しい人が参加していたこともあり、質問がたくさんありましたが、それに答えるのも僕にとってはワークショップの醍醐味です。茶葉の事、豆乳の事、スパイスの事、お店での仕込みの事などなど、僕の「情報の引き出し」の出番ですから。
2時間半はあっという間に過ぎ、片付けをして、店主永尾さんの屈託のない笑顔に「ありがとうございました。」とお礼を言い、店をあとにしました。