[今日のチャイ:総集編 ]
Page 4
2020年4月1日(水)
<今日のチャイ その41・・『 New神原チャイSpecial』完成>
今日は、ルフナの高級茶葉(OPタイプ)を使ってチャイを作ります。
長いものだと5cmぐらいある。
ルフナもピンからキリまであります。本来はポット用だけど、チャイ用にもいけます。
さすがに上品!!
この茶葉、高いだけのことはあります。
ただ、茶葉が大きいままだと、水分を吸う量が多いので、指で潰したほうがよさそう。
これは「神原チャイSP」として販売予定です。
チャイは安物という概念を打ち破ります。そんなに高くもないけど。(笑)
2020年4月2日(木)
<今日のチャイ その42・・チャイぜんざい2号>
今日は、2年前に作った『豆乳チャイぜんざい』の改良版です。
前回は白玉を使いましたが、今回はお餅です。
|
まずは、いつものチャイをコンロで作りながら、同時に丸餅を3個電子レンジで湯戻しして、お椀に入れます。 |
チャイは、砂糖の替わりに粒あんを50g使いますが、牛乳を足すと同時に、粒あんを30g入れて溶かします。
|
出来たチャイを漉してお椀にいれ、
残りの粒あん20gをのせてできあがり。
お餅が見えるようにしたかったので、使ったチャイの量は一杯分の2/3ぐらい。
ま、これでもけっこうおいしいんだけど
焼いたお餅を使うともっとおいしそうに見えると思います。
粒あんも、チャイをこしてから50g入れて混ぜると食感が出るかも。 |
僕の理想はこんな感じ↓ これはほんとの「ぜんざい」ですが。(笑)
2020年4月3日(金)
<今日のチャイ その43・・ほうじ茶チャイ>
今日は「ほうじ茶チャイ」を。
「チャイの旅」を作った3年前は、ほうじ茶といえば「茶色い茶葉」しか知らなかったので、百貨店で探したものや、友達に勧められたものを使ってチャイ用の茶葉とブレンドして使っていました。たまに飲むにはいいかな、と。
が、昨年、金沢でワークショップをやった時に参加していただいた五十嵐さんから、
「金沢へ行くと必ず買って帰る加賀棒茶。
『チャイの旅』の中のほうじ茶チャイを参考にし、淹れてみたら、想像以上に美味しかった」
とメールをいただき、「なんていう銘柄のほうじ茶を買えばいいんでしょう?」と訊いたところ、「丸八製茶場の献上加賀棒茶」を教えていただき、「これじゃないとダメ。」ということでした。
そこで、このほうじ茶を注文して封を切ってびっくり。茶葉ではなく薄緑の茎が入っていたんですね。でも、香りはほうじ茶のいい香り。ちょっとしたカルチャーショックです。(笑)
茶の樹の茎の部分を浅く焙じることによって香ばしさを出すという製法。茎の部分だけなので「棒茶」というんですね。金沢ではこれが定番らしい。五十嵐さんによると、「中でも『献上加賀棒茶』は香りがダントツ」らしい。
ということで、いつもは適当にチャイにトッピングして使っていましたが、今日はレシピをつくるので、分量をきっちり計ってみました。
今日はあっさり目のチャイを飲みたかったので、紅茶は2.5gにしました。砂糖も和を意識して上白糖に。
棒茶を入れるのはどのタイミングでもいいとは思いますが、僕は水の段階から入れました。お湯が沸くと速攻で香りが広がります。これ、本当にチャイなのか!?と疑う程に。
出来上がったものはあっさりしているので、一気に飲み干しました。
2020年4月4日(土)
<今日のチャイ その44・・白玉豆乳チャイぜんざい>
これが「白玉豆乳チャイぜんざい」です。
|
白玉粉を買って来て、12個ほど作る。
袋に書かれた作り方通りにすれば簡単にできます。
できた白玉は、水を張ったボウルに入れておいて、豆乳チャイを作るまえに、お椀に載せておきます。 |
次は豆乳チャイを作ります。
|
豆乳は「成分無調整豆乳」を使います。
写真のは、マルサン製ですが、キッコーマン製でもかまいません。 |
レシピはこんな感じ。 2杯分です。
豆乳は、もともとトロッとしているので、煮込みすぎるとドロッとしすぎてしまうので、煮込みは沸騰してから1分程度で止めておきます。
豆乳ができたら、お椀に入れて、粒あん50gをのせて完成。
|
粒あんは溶かさず、全量あとから加えました。
スプーンでまぜまぜしながら白玉とともにいただきました。
豆乳にあんこはよく合います。 |
今回使ったお椀は100均で売ってる「電子レンジ使用可」です。なぜこれを使うのかというと、白玉と粒あんは温まっていないので、食べる時に冷めちゃうんですね。だから、完成したら電子レンジで600Wで30秒ぐらい温めたほうがおいしいです。
2020年4月6日(月)
<今日のチャイ その45・・『 New神原チャイ2号』の試作>
僕は、チャイのワークショップをする傍ら、茶葉の販売や卸をやっています。
現在はわけあって両方休止状態が続いていますが、もうそろそろ茶葉の卸を再開しないと、迷惑をかけるお店が出て来るので、ちょっと焦っています。
茶葉の選択はほぼ終わったのですが、金額的に今までの定価をオーバーしそうなので、出来る限り抑えるため、ブレンドを少し変更する必要が出てきました。
そこで、今日は、ちょっと別のCTCとルフナをブレンドしてみました。
出来上がりは、260ccちょうど。思っていた程悪くはなかった、というのが正直なところです。値段相応のブレンドができたと思いますね。ただし、まだあと2種類のCTC紅茶がもうじき届く予定。
これからしばらくは、CTC紅茶の値段との闘いが続きそうです。
2020年4月7日(火)
<今日のチャイ その46・・失敗>
今日は美味しいチャイが作れなかったので、詳細は書きません。
代わりにインスタでアップした
「僕がチャイの茶葉をブレンドする理由」を書いてみます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
茶の木(学名:カメリア・シネンシス)には、アッサム種と中国種の二つの品種があり、チャイに向いているのはアッサム種の茶葉です。
この茶葉でミルクティーを作ると、香りが飛び抜けていいわけではありませんが、ミルクに負けないコクが出ます。それに、煮込んでもエグミが出ない。これがチャイに向いている理由です。
このアッサム紅茶の、製造時間と抽出時間の短縮を実現したのがCTC製法で作った丸い紅茶ですが、なぜか工程中にコク(味の深み)が抜け落ちてしまうようです。世の中には完璧なものはないんですよね。
僕はそれを補うために、CTC製法ではない(かつてセイロンと呼ばれていた)スリランカのアッサム種系の茶葉:ルフナをブレンドしているのです。
ここで、疑問を持たれる方がいるかもしれません。
「なぜ、CTC製法ではないアッサム茶を使わないの?」と。
僕の答えはこうです。
「アッサム紅茶って、ものすごくバラつきがあって、味も香りも無い最低のものから、チャイにすると素晴らしく上品なものまで多種多様すぎるのです。だったら失敗の少ないクオリティーも高いセイロン低地産茶(アッサム種系)がいいんじゃない?」って。
話を元に戻しますが、
もちろん、CTC紅茶だけでおいしいチャイをいれることは可能です。カンテの古くからの付き合いのインド・レストランで飲んだチャイは、カンテのと同じくらい美味しかったですから。
それに、インドのチャイショップで、セイロン紅茶を混ぜている人なんかいないでしょうから。(笑)
でも、「チャイにもっとコクが欲しい」「それもリーズナブルな価格で」と願うのが、日本人の僕の「こだわり」なんですね。40年間、ミルクティー(およびチャイ)を飲み続けて来た僕の結論です。
2020年4月8日(水)
<今日のチャイ その47・・『New神原チャイ2号』完成>
切らしていた「神戸チャイワラ」(TVで紹介したCTC紅茶)が届いたので、これとルフナのOPタイプをブレンドして作ってみました。
なんと、久々に満足の行くチャイが出来た。う〜ん、この納得感。まぐれでないことを祈りつつ、明日もこれで作ってみよう。
2020年4月9日(木)
<今日のチャイ48>
今日は仕事がお休み。さ来週末からいよいよ「神原チャイ」の通販を再開する予定なので、今までの茶葉を片付けたり、新しいタッパーを準備したり、アルミ袋の作成をしたり。まだまだブレンドの確認作業は続いています。
2020年4月10日(金)
<今日のチャイ49・・ワグ・バグリ>
なんと「神戸チャイワラ」が品切れ間近との事。自分がTVで宣伝しておいて・・・。慌てて5kgは確保に成功。これで、神原ブレンドは出来る。よかった。
今、コロナの影響でインドからの輸入はストップしているのです。というわけで、今日は「神戸チャイワラ」にブレンドされている茶葉と同じメーカーの「ワグ・バクリ」を使ってチャイを作ってみました。
ふむふむ、味の傾向が似てますね。これでもいいかも。ちょっと薄味っぽいので、ブレンドを少し手直しすればいいかな。むふふ。
2020年4月13日(月)
<今日のチャイ49・・ワグ・バグリ2>
先週のワグバクリだけを使ってチャイを作ってみました。
ま、だいたい想像はついていたけど、この茶葉は単体ではやっぱりポットで紅茶を作った方がおいしい。ちょっと色が濃く出たので(渋みもあったし)、牛乳を足したらおいしくなった。こうやると飲めるんだけど、牛乳が「乳臭い」。インドの人はチャイも好きだけど、牛乳も好きで、チャイのように煮立てて飲む。こうすることで「乳臭さ」が無くなる事を知ってるんですね。
2020年4月15日(水)
今朝、ネットをチェックしたら「神戸チャイワラ」も「ワグバクリ」も「品切れ」になってましたね。僕のせいなんでしょうか?分からないですけど、僕も追加で買おうと思っていたからショックでした。コロナの騒動が収まるまでは、インドやスリランカからの輸入はストップ。日本にある別のCTC紅茶やルフナ紅茶を使うしかなくなっています。
そんな中、僕はこれから「神原チャイ」の通販を再開しようとしているのです。テレビに出た影響もあって注文が殺到するかもしれない、怖いなあ、というのは分かっていても、2月からずっと、今までとは違う茶葉を探して、やっと好みの茶葉を見つけてブレンドにまでこぎつけたのです。僕のこの成果を確かめるには、ワークショップがない今、通販しかないので、やってみるしかないです。
さて、その販売開始の日はいつなのか?このブログを読んでいる人にはそこが重要な問題ですよね。インスタには「20日ごろ」と書きましたが、それよりも少し早くなるかもしれないし、遅れるかもしれない。どんな問題が起こるかわかりませんから。
一応、毎日チェックしておいてください。まずは、「神原マガジン」の「通販のページ」を更新した後で、インスタに「通販受付開始のお知らせ」をする予定です。
ま、皆さんが買える分は用意しているつもりなので、焦らなくてかまいません。ここで煽ってもそれは本意ではないですから。今までのように「注文が来たらレターパックライトに入れて送る」ことを粛々と執り行うだけです。
さて、長々と言い訳じみたことを書きましたが、
<今日のチャイ50・・ワグ・バグリ3>
は、「ワグバクリ」にこだわって、3回目の挑戦です。これ単体だとチャイには弱いので、どうしてもブレンドでなんとか美味しい物にしよう、とそういうことです。
出来上がりは140ccぐらいあったので、もう一度鍋に戻して30秒ほど加熱して130ccにしました。これだけ手が込んでると、マシにならないわけがない。(笑)美味しいです。
2020年4月17日(金)
なんとか「神原チャイ」のブレンド用の茶葉は確保できました。明日からせっせと「神原チャイ」作りをしないとね。
<今日のチャイ51・・味のごちゃ混ぜ>
今思ったんだけど、チャイ用の茶葉のブレンダーって僕以外にいるんだろうか?・・・いないから僕に出演依頼が来たんでしょうけど。地味だもんね。(笑)
今日はセイロン紅茶1にCTCを2種ブレンドで作ってみました。味がまとまりませんでした。バランスが悪いかな?今度はマサラを足してみよう。
2020年4月18日(土)
「神原チャイ」の通販再開1回目・・9:00〜11:30の2時間半で50件の注文があり、打ち止め
申し訳ありませんが、「神原チャイ」の通販の注文が殺到していて、ひとまずオーダーをストップさせていただきます。
オーダーの再開は、来週の土曜日(4月25日)とさせていただきます。
ご了承ください。
2020年4月20日(月)
レターパックの発送作業に追われ、怒濤のように過ぎ去った土、日。
一時はどうなることかと思いましたが、なんとか2/3の注文はこなし、今日から管理員の仕事に戻り、残りは木曜日までには発送しますので、お待たせしている方には申し訳ないですが、しばらくお待ちください。
しかし、自分が選んでブレンドした茶葉たちが、レターパックで全国に運ばれ、その土地土地でチャイとなって飲まれることになるなんて、なんて素敵なことなんだろう。
さて、今日は、どんなチャイを飲んだのかと言うと、先週の金曜日のブレンドにマサラをまぶしてみました。
<今日のチャイ52・・味のごちゃ混ぜ2>
やっぱり思ったとおり、マサラパウダーを0.5gほど入れただけで味が変わりました。マサラには、味を整える作用もあるようですね。(笑)
2020年4月23日(木)
旅立って行った茶葉たちは、どうやら無事に注文先に辿り着いたようでひと安心。
早速、チャイをいれられた感想をいただきました。
「今朝、初めてマサラチャイを入れて飲んでみました!
しっかり煮出したのに舌にザラッとした感じがなく、飲むと思わず笑顔になっちゃうようなチャイが出来上がりました。」(Y)
ありがとうございます。
そうなんですよね。美味しいチャイが出来ると、僕も思わずニヤッとするんですよね。
2020年4月27日(月)
<今日のチャイ53・・ほうじ茶チャイ2杯点て>
さて今日は、インスタでお知らせしておいた「ほうじ茶チャイ(2杯点て)」のレシピを公開します。写真付きで(笑)。
|
神原チャイ:4g+ほうじ茶:2g=6gを使用 |
|
ブリタの浄水:180cc、大地の響き(いかるが牛乳:乳脂肪分3.5%〜):180cc |
|
鍋に水と茶葉を入れ3分煮て、牛乳を加えてから4分煮る。 |
|
IH調理器。手鍋は16cmのホーロー。上白糖10g。 |
僕の奥義(?)「泡で煮る」というのは言葉では説明しづらいので写真を撮ってみました。
|
鍋に、水と茶葉を入れてスイッチオン。
タイマーは3分にセットしてスタート。
1分半後に沸いてくるので、少し火を弱めた(中火)状態がこれ。この状態を1分半キープ。 |
|
3分経ったら牛乳を入れて強火にします。
タイマーは4分にセットして、スタート。
写真は、軽くかき混ぜた状態。 |
|
1分半ぐらいすると、徐々にふくれてきます。
この状態でキープするため、火力を少し下げる(これも中火)。 |
|
3分経過。この状態の時に、砂糖を投入してかき混ぜる。 |
|
一旦、泡がなくなるので、火力を最大にして・・ |
|
最後に大きく膨らませると、ちょうど4分が経過するので、これで終了です。 |
完成したのがこちら。1杯あたり140ccぐらいになりましたが、ま、今日はこれで良しとしておこう。
|
上に何か乗っていますが、これは「ハトムギ」。福岡の「オオカミの口」さんでは、ほうじ茶チャイにハトムギをトッピングしているそうな。だから僕も真似してトッピング。
|
右がハトムギ。
チャイを飲みながらかじるのもあり。
左は、今回使った丸八製茶場のほうじ茶「深炒り焙茶:BOTTO!」。
このほうじ茶、コクが深い。 |
できあがりは・・・すごく飲みやすいです。ほうじ茶はタンニンとカフェインが少ないので、刺激が欲しくない時にはほうじ茶だけでチャイを作ってもいいんですが、僕はやっぱり紅茶感も欲しいので、これを両立させるため、ブレンドは「神原チャイ2」対「ほうじ茶1」。1杯目は砂糖5gで、ハトムギの食感を楽しみながらほっこり。
2杯目は砂糖を1g足して6gにして、甘党の自分を納得させました。(笑)
2020年4月28日(火)
<今日のチャイ54・・マサラチャイ>
今日はマサラチャイ。
|
マサラチャイ(NEW神原ブレンド):6g |
|
ブリタの浄水:180cc、北海道牛乳(乳脂肪分3.7%〜):180cc |
|
鍋に水と茶葉を入れ3分煮て、牛乳を加えてから4分煮る。 |
|
IH調理器。手鍋は16cmのホーロー。三温糖11.5g。 |
問題無し。2杯飲めます。
ちなみに、乳脂肪分は、関西のメーカーは3.5%以上、北海道は3.7%以上が一般的。僕はずっと大阪でチャイを飲み続けて来たので、3.5%以上のものが身体に刷り込まれていて、スーパーに行くとどうしても3.5%以上を探してしまいます。とかいいながら、今回は北海道牛乳を使ったのでした。
2020年4月30日(木)
<今日のチャイ55・・前田さんのルフナ>
福井県の前田さんからルフナのサンプルが届いたので、今日はそれを使ってチャイを作りました。
|
ルフナ(少し大きめのBOP):3g |
|
ブリタの浄水:120cc、大地の響き(いかるが牛乳:乳脂肪分3.5%〜):100cc |
|
鍋に水と茶葉を入れ3分煮て、牛乳を加えてから3分煮る。 |
|
IH調理器。手鍋は16cmのホーロー。三温糖5g。 |
多分、茶園の名前だと思うけど「スジュウェルポッタヘナ」と袋には書かれていました。「ポッタへナ」というのが、愛らしい(笑)。
懐かしい色と味。あのカンテっぽいチャイの味でした。色も薄いし上品な味わいは、僕が34年間親しんだ味に近いものでした。香りが少しもの足らないかな。でも、これで十分おいしい。
|