遅い夏休みで5日ほど休暇をとり、台湾に行くことにした。
しかし、僕はここ数年、年に数回ずつ台湾に行っているので、そのときどき、なんらかのテーマを決めて動かないと、単にボーっとするだけで終わってしまう。特に最近は、台湾ではレンタカーを使っており、点と点の移動なので移動をする間にも何かの目的がないと、これまた面白くない。
そんな折、ちょうど神原さんのサイトを見ていたら、神原さんの(遠い)ご親戚に、台湾人の方がいて、かつては台湾茶関連の仕事をされていたことを知った。
サイトにもある通り、神原さんご自身もお茶には並々ならぬ造詣がお有りなので、「ちょっとお茶いいかも!」と思い、神原さんにご質問を投げさせていただいた。神原さんは以前、台湾のご親戚からもらっていたという台湾茶やその出自についてアレコレ情報を提供してくださった。
その話が面白くて、だんだんだんだんお茶に興味が沸いてきて、「今度の台湾は、もういっそ台湾茶の聖地巡礼と、お茶をアレコレ買い集め試飲してみよう。なるべく安いのからちょっと良さそうなものまで。なんなら、神原さんにも試飲してもらって辛口批評を聞いてみたい」と唐突に決めた。
そんなことを神原さんに言うと、「美味しいお茶は全部僕のところに集まるようになっているし、無理なさらぬように」と声をかけてくださったが、もう僕は止まれない。止めてくれるな、オッ神原さん。背中のお茶が泣いている。
というわけで、今回巡った台湾茶のメッカの様子と、買った台湾茶の話を、ド素人ながら書いてみたい。(松田)