[ 神原通信 ]

 

2021年9月26日(日

<清水ミチコ>

1989年に放送されたTV番組「夢で逢えたら」で清水ミチコが演じた「みどり」に衝撃を受けてから現在まで、あちこち(テレビ、ラジオ、雑誌、映画、CM等)で彼女を見かけては、ネタの多様さにいつも感心させられています。ある意味天才かも。

で、今回は、昨日の曲「ひとつだけ」に関連したYouTubeを探していて、偶然清水ミチコのモノマネを観てしまったひろこさんから教えてもらったチャンネルを色々と紹介します。どれも、おかしすぎてクセになりますね。

犬も鳴かせた!美輪明宏さんのモノマネ

アグネス・チャンのモノマネ

瀬戸内寂聴さんのモノマネ

安住アナも爆笑 室井佑月さん、パク・クネ、寂聴さん、小池百合子都知事のモノマネ

モノマネ講座(2021/08/22)室井佑月さんのモノマネ

やまぐちもえさん、室井佑月のムチャクチャをナイツが翻訳します

続・やまぐちもえさん、続・室井佑月のムチャクチャをナイツが翻訳します

清水ミチコ モノマネ物語(2013) 自伝風

清水ミチコ 爆笑顔マネ・モノマネ10選

小池百合子都知事のモノマネ

 

 

2021年9月25日(土

<今日の1曲>

久しぶりにいい曲に出会えました。
知らせてくれたのは、ひろこさん。

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「先日たまたまYouTubeでこの曲を聴いて、どうしても神原さんに伝えなくては!と思いました。
これ、聴いたことありますか?

アグネス

ひとつだけ/アグネス・チャン(1979年アルバム『美しい日々』より) 

矢野顕子の「ひとつだけ」、前からいい曲だなとは思っていたのですが、
まさかアグネス・チャンに書いた曲だったとはびっくり!
しかも、聴いてさらに衝撃!
ご存知かもしれませんが、もしご存知でなければクレジットの編曲者のところ見てみてください。」

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僕は矢野顕子の「ひとつだけ」も知らないし、このアグネス・チャンの曲も知らなかったのでクレジットを見てみると・・・

アグネス

なんと大村さんではないですか!!
1979年というと、大村さんが松田聖子を担当する2年前ですね。こういう仕事もしてたんですね。それに、この曲、歌謡曲っぽくないというかあか抜けてます。さらに、アグネス・チャンの歌がうまい!

僕はどうも矢野顕子のあの独特の歌い方が好きになれないので、それほど興味が湧かないのですが、才能のある(ありすぎる)人だとは思います。そんな人の作った曲を歌うアグネス・チャンのすごさというか、解釈力にも驚かされます。
この頃「ティンパン・アレー」とか「キャラメル・ママ」とか日本のロックの先駆者たちがこぞって歌謡界に曲を提供していた時代だったので、もしかしたら・・と思い調べてみたら、やはりそうでした。詳しくはこちらを参照。

「HIP TANK RECORDS」

それにしても大村さんはすごい! 
「瑞々しい(若々しくて新鮮)」
まさにこの曲にふさわしい言葉です。


2021年9月21日(火

<『アール グレイ チャイ』>

新作のチャイができました。

アールグレイ

まずは「アールグレイ」の説明から。

【アール グレイ】
ベルガモットという柑橘系の果実(地中海産)の皮を絞って精油を作り、それを紅茶に吹き付けて香りをつけた紅茶(これを着香茶という)のことで、フレーバーティーの一種として、一般的にはストレートで飲まれることが多いですが、ミルクとも相性のよい紅茶です。
ちなみに、"Earl Grey" とは「グレイ伯爵」の意で、1830年代のイギリス首相、第二代グレイ伯チャールズ・グレイに由来すると言われています。

ブレンドに使われる紅茶は特に決まっていませんが、僕が使っているのは渋みの少ない中国紅茶使用のアールグレイです。独特の柑橘系の芳香は、熱を加えても消えにくくケーキなどにも使われていますね。

ただ、アール グレイと牛乳だけでチャイを作ると白っぽくてチャイの深みに少々欠けるので、アッサムCTC紅茶とセイロンのルフナ紅茶をブレンドして、オリジナルのチャイ用茶葉を作りました。
作り方は通常の「神原チャイ」と同じです。
アール グレイの好きな方には是非試していただきたいチャイですね。

通販のページ

 

 

2021年9月14日(火

<映画「カジノ・ロワイヤル (1967年版)」>

この映画が日本で公開された頃からずっと「観たい映画」でしたが、なぜか縁がなく50年後の昨日、やっと全編を観ることができました。Amazonプライムがついに007映画を解禁して、ついでに本家とは違うこれも解禁してくれたのです。

カジノ

出演陣が豪華です。みんなちょい役ですけど、映画ファンならうれしいはず。先日亡くなったジャン・ポール・ベルモンドも出てました。

さて、年表好きの僕ですから、この機会に作品の製作年度を調べてみました。

「007(ジェームズ・ボンド)」シリーズの原作者:イアン・フレミングが書いた作品は下記の13作品。僕は一冊も読んだ事はありません。面白くなさそうだから。(笑)

『カジノ・ロワイヤル』Casino Royale (You Asked for It) (1953)
『死ぬのは奴らだ』Live and Let Die (1954)
『ムーンレイカー』Moonraker (Too Hot to Handle) (1955)
『ダイヤモンドは永遠に』Diamonds are Forever (1956)
『ロシアから愛をこめて』From Russia, With Love (1957)
『ドクター・ノオ』 Doctor No. (1958)
『ゴールドフィンガー』Goldfinger (1959)
『サンダーボール作戦』Thunderball (1961)
『わたしを愛したスパイ』The Spy Who Loved Me (1962)
『女王陛下の007』On Her Majesty's Secret Service (1963)
『007は二度死ぬ』You Only Live Twice (1964)
『007号/黄金の銃をもつ男』The Man with the Golden Gun (1965)

1964年、遺作となった『黄金の銃をもつ男』を校正中に心臓麻痺で死去(56歳)。なので、これ以外の007映画は、原作がイアン・フレミングではないことになりますね。

それで、映画化された順番は・・・

1. 『ドクター・ノオ』(1962)
2. 『ロシアより愛をこめて』(1963)
3. 『ゴールドフィンガー』(1964)
4. 『サンダーボール作戦』(1965)

ここに至って、1967年版の『カジノ・ロワイヤル』の製作が浮上します。
イオン・プロダクションの製作で世界的に大ヒット
したこのシリーズに便乗しようと、一作目の『カジノ・ロワイヤル』だけ映画化権を持っていたチャールズ・K・フェルドマンが参戦したのです。

最初はイオン・プロに合作の依頼をして主演もショーン・コネリーにしようとしたが断わられ、ならばと、「フェルドマンはコロムビア映画と契約し、本家007シリーズと当時世界中を席巻していたスパイ映画を茶化した壮大なパロディ映画にすることに方針転換し、イオン・プロのシリーズでも行われていない、超オールスターの作品にすることを決意、ボンド役にフレミングの友人でボンドのモデルの一人とされていたデヴィッド・ニーヴンを迎え、隠居久しい老ボンド卿という設定にした上で、ピーター・セラーズが、引退したジェームズ・ボンド卿から依頼された諜報部員ヴェスパー・リンド(ウルスラ・アンドレス)にスカウトされ、主人公の2代目ジェームズ・ボンドとして大活躍する。」(Wikipedia)ことにしたのでした。

ところが「当時『博士の異常な愛情』、『暗闇でドッキリ』など主演作が立て続けにヒットし飛ぶ鳥を落とす勢いだったセラーズは、主役(自分)を食うかもしれない敵役のル・シフルを演じるオーソン・ウェルズに恐れをなし、カジノのシーンで同じ画面に映ることを拒否し、実際に顔を合わせる事なく1人ずつ別々に撮影してモンタージュで処理する様プロデューサーのフェルドマンに要求した。(セラーズとウェルズが一つのフレームに映っているのは二人がかなり離れた位置でのグループショット数カットのみである。)
猜疑心の強いセラーズはウェルズに対する恐怖がどんどんエスカレートし、あらゆる理由を付けて撮影をボイコット、ついには事実上降板してしまう。」(Wikipedia)のでした。

だから、映画を観ていて不自然なカットが結構あって、「何で?」と思う事しばしば。ただ、「公開された頃はサイケデリックブームであり、従来の常識を覆す実験的な作品が色々と出てきた時代なので、観客にはアヴァンギャルドなコメディーとして受け入れられた。」らしいですが、今観ると、かなり変。さらに、監督も5人程いて、演出のタッチがコロコロ変わるので、ちゃんと演出されているところもあるけど、空回りしている部分も多いですね。
さらに、映画における女性の扱いが今となっては容認できる範囲にあらず。女の人がこれ観たら怒りそう。ま、僕は男だから許せますけどね。

と言う感じで作品としては僕的にかなり低い評価ですが、時代の産物という点では笑えるところもあるし、そういうところが「カルト映画」として今でも人気がある所以なんですよね。

ところで、この映画、本家の『007は二度死ぬ』(1967)の2ヶ月前に公開されたそうです。荒っぽい編集はそのためだったんだとうなづきました。

 

2021年9月12日(日

<「激レアGSエイジのマドンナたち」>

GSつながりでYouTubeを観ていたら、かなりマニアックな曲の紹介ページがあったのでご紹介します。

昭和歌謡メドレー「GSエイジのマドンナたち」第一集

昭和歌謡メドレー「GSエイジのマドンナたち」第二集

グループサウンズが流行っていた1967年〜1969年頃の女性歌手たちの名曲集です。「ロックのリズムを取り入れたニュー歌謡」から、全く関係ない歌謡曲まで色々ですが、ほとんど僕の知らない曲だらけ。第三集に至ってはGSエイジではなくなっていますけど、どれも興味深い曲ですね。

昭和歌謡メドレー「GSエイジのマドンナたち」第三集

 

 

2021年9月11日(土

<映画「GSワンダーランド」>

ひねりのないタイトルのこの映画は、2008年に公開されました。僕が観たのは今日です。
「グループサウンズ」をテーマにした映画って今まであったっけ?「ザ・タイガース」や「スパイダース」の映画はあったけど、あれは「アイドル映画」だからちょっと意味が違う。う〜ん、なかったような気がする。音楽モノって観る人を限定するからね。でも、僕はGSには興味があるので観てみました。つまんなかったら途中で観るのを止めようと思ってたんですが、意外と面白かった。

さて、この映画はGS全盛の1968年から終焉を迎えた1970年までが舞台の、青春映画です。
「日劇のウエスタンカーニバル」に出たいという4人の若者の出会いから別れまでという内容が、僕の琴線に触れました。出て来る役者たちもうまいし、笑いのツボも僕と合ってる。

とある日、レコード会社の担当社員が新人グループの曲を誰に書いてもらうか相談し合うのですが、「ブルーライトヨコハマ」の詞と曲ってだれだっけ?」「橋本淳と筒美京平です。」「(じゃあ)そのコンビに書いてもらおう。」そして出来上がったデビュー曲がこれです。

「海岸線のホテル」 (作詞:橋本淳 作曲:筒美京平)

ホテル

海岸線のホテル[ライヴ・ヴァージョン] · The Tights Men
こっちはエレクトーンが印象的。

この曲、どっかで聴いた事あるイントロだなあ、と思ったら。

オックスの「ダンシング セブンティーン」(作詞:橋本淳 作曲:筒美京平)だった。

映画の為に、当時の歌風に書き下ろしてくれたのでした。


2021年9月10日(金

<オリオンコーヒー>

「サンテ88」に続いて、「神原チャイ」を使ったアイスロイヤルミルクティーが飲めるのが「オリオンコーヒー」さんです。

場所は、大阪府豊中市。阪急曽根駅から歩いて5分のところにある豊中市立「文化芸術センター」内1F。センターの中からも外からも入れるガラス張りのお店で、天井が高く広々とした店内は落ち着いた雰囲気です。

そして、これがアイスロイヤルミルクティー。僕のアイスチャイのレシピ通りに作っているので「アイスチャイ」でもいいんですが、上にミルクの泡を載せているので、あえて「アイスロイヤルミルクティー」という名前を選んでいます。認知度が高くなれば名前の変更もあるかもしれません。知らんけど。(笑)

アイスチャイ

営業時間は、コロナ禍のことでもあるので、インスタグラムを参照してください。

@orioncoffee2021


<君は天然色>

大瀧詠一の一ファンとして、藤原さくらが歌う「君は天然色」のCMが早く終る事を切に願う。

 

2021年9月9日(木

<FEEL FLOWS / THE BEACH BOYS>

フィールフロウズ

ザ・ビーチボーイズのニューアルバムが出ました。といっても2枚の既出アルバムとそのセッション集なんですけどね。

「ビーチ・ボーイズの16枚目と17枚目のアルバム『Sunflower』(1970)と『Surf’s Up』(1971)は、当時は過小評価されることもあったが、現在は名盤としてその影響力の強さが語られている。
そんなアルバムのリリースから約50年、バンドのキャリアにおいて重要な1969〜1971年を振り返るにふさわしい未発表音源108曲を含む全135曲を収録した5CDボックス・セット『Feel Flows – The Sunflower and Surf’s Up Sessions 1969-1971』が2021年8月27日に発売された。」

「このボックス・セットは、2013年にグラミー賞を受賞した『SMiLE Sessions』を担当したマーク・リネットとアラン・ボイドが編集を担当。『Sunflower』と『Surf’s Up』のオリジナル・アルバムの最新リマスター音源、ライヴ音源、デモ音源、ラジオ・プロモ・スポット、オルタネイト・ヴァージョン、オルタネイト・ミッ クス、バッキング・トラック、ア・カペラ・ヴァージョンが収録。パッケージは48ページのブック型で、レア写真、手書き歌詞やテープ・ボックスの画像、メ ンバーの当時のインタビュー発言を交えた英文ライナーなどが掲載される。」(udiscovermusicより)

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昔の僕なら絶対買ってるところですが、今の僕は「断捨離」中なので絶対に買わない。その為にAppleMUSICに加入しているわけで、発売と同時にダウンロードしてじっくりと検証中なのです。48ページのブック型解説は見たいけど、どうせ一回見たら本棚に仕舞っておくことになるんだから、もうそういう事をしている年齢でもなくなったわけで。

全136曲の収録時間はなんと6時間43分。1日2時間聴いても3日以上はかかるので、聴きたいところだけをピックアップ。主に、オルタネイト・ヴァージョン、オルタネイト・ミッ クス、バッキング・トラック、ア・カペラ・ヴァージョンの部分だけをプレイリストにして、アメリカ版Wikipediaのトラックリストを参照しながら聴くんですよね。
例えば、Disc4のセッションはこんな感じ。

ディスク4

アルバムのタイトル曲にもなっている「Feel Flows」のTrack とバッキングボーカルが聴けるなんて 、それも高音質で。

1971

(1969年には、ブルース・ジョンストンが参加しているので6人になっています。)

ここまで熱く語っておいてなんですが、僕がビーチボーイズのファンになったのは、1973年以降で、それまでは単なる「グッド・オールド・デイズ」の人達だと思ってたんですよね。だから本当は彼らの絶頂期(1963〜1966)をリアルタイムで知らないんです。
15周年記念アルバムを買ったのが最初かな。この時でもそれほどいいバンドだとは思ってなかったし。でも、1966年に発表した「ペットサウンズ」が、じわじわと心に染み込んで来たのが1978年頃だろうか。それから、どんどん遡って彼らのアルバムを聴くようになり、今ではほとんどのアルバムを持つようになった。いい曲もたくさんあるけどどうしようもない曲もたくさんある。でも聴いてしまう。というか聴けてしまう。奥が深そうで浅い。浅そうで深い。それが彼らのいいところです。

「'Till I Die」の歌詞にあるけど、低迷期に
「僕は山の斜面を転がる石、谷はすごく深いけど、この谷をどこまで転がるの?それはね、死ぬまでさ」
こんな曲を真剣にレコーディングしていた彼らって一体。。。。。。

 

 

2021年9月7日(火

<「NATIONAL GEOGRAPHIC」>

仕事場の再生資源ごみの中に、折り目もついておらず新品同様の「ナショナル・ジオグラフィック」を発見。全部仕事部屋に持ち込んで毎日2冊ペースで読んでいます。出版は2009〜2013年なので若干今とは社会的状況が変わってはいますが、「世界の七不思議」的な特集は今も昔も変わってなくて、「ツタンカーメン」「モアイ像」「ミイラ」「ナスカの地上絵」といった定番のテーマはいつ読んでも面白い。

ナショナル

その中に興味深い特集を見つけたのがこれです。

古道

「茶の栽培は中国四川省と雲南省の湿潤な高地で始まり、後にチベットでは手に入らない茶と、中国が欲しくてたまらない軍馬との交易が始まった。」その交易路が「茶馬古道」。
11世紀にチベット高原を横断するこの交易路 は、1959年代まで使われていたそうだが、今ではその名残りはなく、道は整備され、かつて荷役人と馬やラバで運んだ荷物はトラックに代わっているそうだ。

「言い伝えによると、チベットに初めて茶がもたらされたのは641年。唐の皇女がチベットにあった統一国家の王に嫁いだ時とされる。茶はチベットの王室のみならず遊牧民の間にも普及した。バター茶(ヤクのバターと塩を入れた茶)は軽食代わりになるし、身体を温めるのにぴったりだった。」

「茶馬古道を通ってチベットに運ばれたのは、磚茶(たんちゃ)である。このお茶は、蒸しては乾燥させる工程を繰り返し、米を煮たとろみのある水を混ぜて押し固め、乾燥させて出来る。11世紀、磚茶は通貨の役割を果たすようになり、宋の時代になると、中国は北から攻めて来る遊牧民族との戦いに投入するため、茶と引き換えにチベット産の丈夫な馬を買い入れるようになる。」

馬を型どった磚茶はその名残りなのだ。

さて、ここからは僕の想像なんですが、その磚茶の一部はヒマラヤ山脈を越えてスパイスを煎じて飲んでいたインドの人たちに伝わり、「チャイ」という名で飲まれていたんじゃないかと。ただし、そのころの「チャイ」は砂糖もミルクも入っていないから、薬に近いものだったのかも知れないですね。
その後、19世紀になって、イギリスがインドのアッサムで紅茶を作るようになり、余った紅茶を煮出し、イギリス人が飲んでいたミルクティー(砂糖入り)と合体させて、インドに「チャイ」という名で普及させたんじゃないかなと、そう思うんですよね。

 

 

2021年9月6日(月

<アールグレイを使ってチャイを作ってみた>

僕がカンテに入った頃(1980年ごろ)の話ですが、当時のメニューにはこうありました。

「ダージリンやアール・グレイでもチャイを作れます。お申し付けください。」

当時はまだ、チャイが一般に認知されてない時代だったので、こういうアプローチをして紅茶好きにアピールしていたんでしょうね。
実際には、注文はなかったような気がします。だって、作った事ないというか覚えてない。

でも、2015年にカンテに1本の電話がありました。「ちょっとお聞きしたいんですが、昔アール・グレイでチャイを作っていたような気がしてるんですが、今でもそういうのやってるんですかねぇ。」と年配の方から質問があったんです。

「今は専用の茶葉を使っているので、アール・グレイを使ったチャイというのはやってないですねぇ。でも、作れないことはないですから、おいでになった時に僕がいたら作ってさしあげます。」と答えたんです。

結局、その方は来られませんでしたが、そのことがずっと今でも頭に残っていて、今、アール・グレイを使ったチャイを試飲している最中なのです。ただ、アール・グレイだけでチャイを作るとなんだか物足りないので、いつものようにアール・グレイをトッピング扱いで使用して、どれぐらいの割合で「神原チャイ」にブレンドしたらいいか考えている、というところです。

ただし、アール・グレイは人を選ぶというか、好き嫌いがはっきりするというか、好きな人は「大好き!」なんだけど、嫌いな人は「一口でダメ!」なわけで、そこが商品化の難しいところですね。僕が美味しいと思っても、買ってくれた人が美味しく無いと思えばリピーターにはなり得ないわけで・・・。

ま、もう少ししたら新商品として出そうかなとは考えています。10月頃かな。その時はよろしく。


2021年9月5日(日

<3年前の茶葉でチャイを作ってみた>

サンプル用に取っておいた2018年3月に購入したカンテ・グランデの茶葉で、チャイの一杯点てをしてみました。この時の茶葉は良質で細かくて芯芽(チップス)が多いものだったので、どれぐらい持つ物なのか調べてみたんです。

袋を開けて香りを嗅いでみたらまだちゃんと普通にチャイ葉の良い香りがしましたね。

これを使って、IH調理器に16cm手鍋(琺瑯)で、120ccの水に3g投入して、水から3分煮込み、牛乳を足してから泡を出しながら3分煮込み、出来上がった後で6gの砂糖を入れて飲みました。

結果は、普通のおいしいチャイが出来ました。作っている間の紅茶の香りもいいし、渋みもちゃんとあるし、問題なし。ま、もうそろそろ限界かもしれないので、今年中には飲み切ろうとは思っています。


 

2021年9月4日(土

<究極のマサラ(パウダー)チャイ>

「マサラチャイを作る時に、スパイスはホールかパウダーどちらが良いんでしょうか?」という質問にお答えします。

「どちらでもおいしく作れます。古いスパイスは論外ですが、ホールでもパウダーでも香りを嗅いで美味しく作れそうだと思えば美味しく作れます。」

ホールスパイスのいいところは、チャイを作る前に砕くことで閉じ込められていたいい香りの成分を抽出することができます。パウダースパイスのいいところはあらかじめ調合しておけばすぐに使えるし、少ない量でもおいしくできます。この両者のいいとこ取りをしてマサラチャイを作っている動画があったのでご紹介します。

「インドの屋台の食べ物 - スパイスミルクティーを引っ張る| マサラチャイ」

パウダー

タイトルや説明文は意味不明ですが、動画はすごく興味深い。情報量が多いので何回見ても飽きませんね。

ここでは、ホールをその場で石ですり潰してパウダー状にして使っています。こういうのは珍しいです。普通は、ホールを使う場合、こんなに細かくしないで「スパイスグラインダー」という道具である程度つぶすだけですが、この人は石だけでさらに細かくしています。この方がスパイスのロスが少ないんでしょうね。

しかし、これを真似するのはかなりやっかいです。土台となる石盤と手に馴染む石を探さないといけません。それに、パウダー状にしたスパイスを指で寄せてつまむという訓練も必要ですよね。でも、やってみたい気はします。「チャイ仙人の店:Canbara」というのができたら、採用したいテクニックです。(笑)

ちなみに、この動画では牛乳だけでチャイを作っているように見えますが、たぶんあらかじめ牛乳に水を足した状態のものを準備しているんだと思われます。

 

 

2021年9月3日(金

<アイスの「神原チャイ」が飲める店>

一ヶ月前の8月8日にオープンした「サンテ88」。テイクアウト専門のソフトドリンクとホットドッグのお店です。

サンテ

3つしかないドリンクのひとつが「アイスチャイ」というのが面白い。それも「神原さんのアイスチャイ」というネーミング。分かる人しか分からないというか、質問される事を前提にネーミングしたというか、コミュニケーション型のメニューですよね。

サンテ

でも、僕はこれ正解だと思うんですよ。名前入りのメニューって。
僕がカンテ・グランデで仕事をしていた時も、ずっと思ってましたもんね。誰が作ったチャイか分かるようなネーミングをつけたいと。チャイのメニューのところに

チャイ(神原)・・・¥500
マサラチャイ(安田)・・・¥550

とかね。お客さんが「チャイ(神原)ください。」って注文すると、「あっ、今日神原さんお休みなんですよ。松田でいいですか?」って。これ楽しくないですか!!

さて、この「サンテ88」営業時間がまちまちなのが難点なので、インスタで確認してから行ってみてください。@sant_e88

サンテ

サンテ

ところで、このお店と僕の関係はというと、それほどないんですが、お店の人が元カンテのスタッフだったことで、アイスチャイの仕込みが完璧だったことと僕の「チャイの講習会」に参加してくれていたことですね。(僕は忘れていたんですが。笑)

 

 

 

2021年9月3日(金

<幻の『マサラチャイ・アイス』>

8月6日に僕のやってるInstagramに上げた記事がこれです。

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マサラ

「牛乳を買いにローソンへ行ったら、アイスのコーナーで『マサラチャイ』の文字が目に飛び込んで来た。それも井村屋!スパイスはシナモン、カルダモン、クローブ。買うしかない!」

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この記事に、コメントが15件、それに今までだったら「いいね!」の最高が750人ぐらいだったのに、今回は955人と大幅アップの最高記録を叩き出したのです。

なぜこんなに数が伸びたのか? 色々と考えました。

1)「アイスマン福留」さんのTwitterで評価が高かったから?
2)意外と僕の更新を見てくれている人がいたから?
3)マサラチャイという名前が一般に浸透してきたから?
4)そして意外と食べてみたらおいしかったから?

ま、どれも影響あるでしょうけど、それだけ巷では「『マサラチャイ』には、みんな関心があるんだ」ということが分かりました。誰かがいつかはおいしい『マサラチャイ』を広めてくれるだろう、という期待感の表れだと思います。その「誰か」とは誰なのか?
僕以外には考えられません。(笑)

と、バカな事を考えたりしましたが、さて、この『マサラチャイアイス』、あれ以来一度も見かけませんね。期間限定ということもあるでしょうけど、「売り切れて終わり」にしては数が少な過ぎたんじゃないかな?井村屋さんもこれだけ反応があるとは考えていなかったんでしょうね。

チャイ需要は、掘り起こせばまだまだあるんじゃないかな。と考えさせられた商品でした。

 

2021年9月2日(木

<マウスパッドの不思議>

僕のメインパソコンは「Retina, 13-inch Late 2013」のMac Book Pro。OSはXの10.9.5。現在のMacはOSX10.15ぐらいだからかなり古くなってしまった。itunesもSafariも使えない。
もうそろそろ買い替えようと思うんだけど、そうするとソフトも買い替えなければならなくなってかなりの出費になってしまうので、躊躇しています。

そんなことを考えている時に、今まで使っていたマウスパッドが劣化してきて穴が空いてしまったんです。( MacBookなのになぜマウス?と思われるでしょうが、僕はずっとマウス派で本体のはほとんど使わない。)

まあ、マウスパッドがなくても机の上ぐらいだったらなんとか反応はするんだけど、テーブルクロスのような表面がツルツルの上では全く反応しないので、あっちこっち持って行くにはやっぱりマウスパッドが必要なんです。
ということで、アマゾンでポチリと注文。届いたのが写真の右側のパッド。

パッド

左にあるのは何?・・かというのを詳しく説明しますと・・・

新しく買ったパッドは、Mac book Pro用の古いMagic Mouseには全く反応しないのです!

僕はもう1台デスクトップのiMac(27 inch)を持ってるんだけど、こちらは充電式の最新のやつなので、このマウスなら反応するのに、なぜ電池式のMagic Mouseには反応しないの?

ここで考えたんです・・・。もし、新しいマウスを買っても今使っている古いMacBook Proでは使えなかったらどうする?その可能性は大。そこで閃いたことがありました。昔雑誌に、「光学式のマウスは、マウスパッドに当たる光の乱反射によってポインターが動く」とかなんとか書いてあったんですよね。

つまり、表面がある程度平らで細かい凸凹があるとパッドとして使えるんじゃないか?ということを思いついたんです。仕事場で使っている机の表面は合板を貼ってあるんだけど、ここではマウスが反応するので、パッドなしでも使える。机の表面をよ〜く見たら、マット処理をしているので小さな凸凹があって、これが良いみたい。これと同じような処理をしているものはないかと探したら・・・ありました!クリアファイルです!ただし、クリアファイルにも色々あってツルツルのカバーは全くダメで、凸凹したものでも使えないのもある。で、最良のものが写真の左側に置いてあるものなんですね。机の凸凹とそっくり!で、持ち運びに便利なように小さくカットしたものです。

これすごく反応いいです。まるで専用のマウスパッドのようで大満足。タダだし。

ところで、切り取られたクリアファイルはどうなったのかというと・・・

クリアファイル

ボール紙をあてがわれて現役続行中です。サイズ違うし・・・。(カッコわるっ!!)

 

2021年9月2日(火

<柿ピーと体重の関係>

僕の「柿ピー(柿の種)歴」は相当古い。幼少期の頃から、母が僕に好きなお菓子は何でも買ってくれたおかげで、僕の歯は虫歯だらけになったんだけど、その原因となるお菓子のなかに「柿ピー」があった。それは高校時代まで続いたけど、大学で一人暮らしを始めたとたん、お菓子は食べなくなった。そのせいもあってか、1年で10kgほど痩せたこともあります。

しかし、一人暮らしの10年目に結婚してなぜかまたお菓子を食べるようになり、毎日かりんとうを一袋完食し続け、3年で10kg増えました。柿ピー(亀田)も時々買っていました。

その後引っ越して、今度は近所の酒屋さんにあった柿ピー(メーカー不明)にハマり、毎日その柿ピーを買うのが楽しみになりましたが、そのお店が廃業すると突然食べなくなりました。スーパーの柿ピーとは味が違っていたんです。それが10年ぐらい前の話です。僕の体重は3kg増えていました。

2014年、会社の体制が代わり、僕は30年ぶりに店長として現場復帰することになり、人件費削減と売り上げアップを命じられたおかげで、朝から晩まで店の中を走り回り、昼ご飯も食べる暇がなく、ある夜の事、夜中の12時過ぎに家に帰る前のサンクスでおもむろに柿ピーを買い、歩きながらむさぼったこともありました。61歳になっていた僕にはそんなことが長続きするわけもなく、8ヶ月でギブアップ。「辞めます。」と言った時には体重が8kg減っていました。

2015年から1年半、市役所の臨時職員として平穏な暮らしをしたおかげで、お菓子も食べられるようになり体重は5kgもどりました。なぜかというと、事務職の机の引出しには必ず何かしらお菓子が入っていて、隣近所?の人との交換は常でしたから。

2017年から管理員をするようになると、仕事場の近くのローソンで買った「つぶ煎ピーナッツ」が柿の種よりおいしいと感じるようになり、一時期、つぶ煎餅とピーナッツを別々に買って自分でブレンドして食べるようになったこともありましたが、なぜか最近そのつぶ煎餅がおいしいと思わなくなって、今はファミマの「2種の醤油で仕上げたあとひき柿ピー」に乗り換えました。

そして体重は・・・計るのが怖いので体重計にはしばらく乗っていません。

 

2021年9月1日(水

<「ブレス・オブ・ザ・ワイルド」終了>

いやぁ、やっと「ゼルダの伝説」の2回目が終わりました。
今回は4つの神獣、中ボス、ラスボスは無視。ライネルとガーディアンをとことん倒すことを目標にいざ出陣!

ゼルダ

ライネルは各地に点在していて、その数22体。通常のライネル、青髪のライネル、白髪のライネル、そして白銀のライネル。彼らはHPがかなり高くて強力な武器も持ってるので、こちらは最強の服と武器および盾をもっていないと倒せない。
なので、大妖精にお願いして服を強化するんだけど、それにはなかなか手に入りにくい材料が必要で、これにかなりの時間を費やすんですけど、それが楽しい。

ガーディアンも小型から歩行型および飛行型まであって、倒し方は色々。僕はガーディアンに対してはラッシュができないので、かなり苦戦します。でも、歩行型にはマスターソードを持って接近して、ビームを喰らいながらも金属製の足を一本ずつ切って行くのはかなりの迫力があって快感です。

じゃあ、2回目はどこで終わったのかというと、服を「ハイリア兵シリーズ」で統一して防御を最強に固め、ライネルを倒した時に入手した武器と防具と弓を装備して、バク宙のラッシュを加えながらもあたふたとしてライネルを11体倒した時点で終わりました。あとは似たような展開だから飽きちゃった。

ゲーム機を本棚にしまい込んだら今度は映画。

ホビット

AmazonのプライムVideoで探していたら「ホビット」3部作があった。「ロード・オブ・ザ・リング」の前日潭ということだったので、何気なく観ていたら、これがすごい。実写かアニメかはたまたその両方かというぐらい、その境目が分からない。最近のCG技術ってすごいですよね。話はおとぎ話なんだけど、役者もみんなうまいし、結構感情移入も出来るようになってて、3部作一気に楽しめました。
で、今は「ロード・オブ・ザ・リング」を見直しているところです。「ホビット」を観ているので物語の内容がよく分かります。 最初観た時、登場人物が多過ぎて何が何だか分からないまま最後まで突っ走って観ていましたが、今回は「そういうことか」と納得しながら観られています。

ところで、あっ!と分かったことがありました。「ゼルダの伝説:ブレス・オブ・ザ・ワイルド」。このタイトルって「ロード・オブ・ザ・リング」と似てますよね。そこんとこ狙ってたんだな。風景もなんとなく似ているところがあるしね。

 

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